去年は台風で電線が倒れ、停電と断水が4日間続く…という事があったので、今年は念入りな準備をしているのり丸じゃ。
【悪い顔しているって?クローゼットのドアを開けるのは簡単じゃ】
【堂々と入っていくウチ】
【そして、のり丸が一番やめてほしいことをする】
【高速で足でカカカカッと蹴っている】
【クワーッ】
【ウチの眉毛がりりしい】
【大好きな風呂場で遊ぶ】
【だいぶ発散できた】
【ワニのような受け口になっている】
【最近は隣のお婆さんが通っても、窓際から逃げなくなった】
【今日は暗い川だったの】
ウチはいつもこの川を眺めている。
川から何が流れてくるのだろう。
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じゃあ、またの。
どのように生きても時間は不可逆的に進んでいく。
猫生は暇つぶし。
後ろにある青いヒモはどう見てもただのヒモじゃ。
のり丸が日によって「ほらミミズの動きだ」「これはボウフラの動きだ」と言うが、違いが判らん。
ミミズ捕まえた!本気でキャッチ!
日々、捨て身、全力で「猫」をやっているウチ。
室内の物はとっくの昔にすべて把握した…最近、外部に対する好奇心を抑えきれない。
階段の石の感触、川の水の匂い、草の香り、土に潜んでいる虫…どんなものだろう。
土手の風景が絵画のように見える日もある。
ウチも大地から四季を感じたい。
近所には自由に暮らしている太った猫もいるそうじゃ。
違う世界に住む猫…きっと隣の芝生は青いかもしれん。
だけど未知の世界、新しいものを知りたいと思う。
ハーネスの練習も着々と進んどる。
優雅に歩くウチ…のり丸と一緒に移動できる日も近いかの?
「いつでもバッチこい~」準備OKじゃ。
…と言いたいが、いざとなったら心臓バクバクでまだ無理。
部屋は落ち着くの…ひょろ長のウチ。
そう、本当は環境をあまり変えたくない。
平和が大好き。
何気なく通り過ぎた一日が、いつかウチを守ってくれるかもしれない。
今日のように眠たいうつらうつらした日が、優しい記憶として。
じゃあ、またの。