佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

これまでの記録4…変な顔など。

2018年10月30日 | 主に画像(ロミ)

変な顔…とか。

【あくび】

「あ、すっごくブサイクな顔が撮れた!」とのり丸が大喜び。

 

【大あくび】

「…これは、もっとすごい」とのこと。

今の所、これがブサイク画像の一位らしいのじゃが…。

 

【ヒゲがカールしている】

ガスコンロに飛び乗ったらヒゲがチリチリとなった…。

「ばっかやろーっ!あぶねーだろーがぁーっ!」と、のり丸に怒鳴られて怖い思いをしたのじゃ…もう二度と飛び乗ったりせんが…。

 

【怒られた後は、すっごいムカつく…】

猫に躾はできないと知っとるじゃろ……あ~ムカつく。

ウチは「何が悪かったかわからんけど」、ね。

 

【これも、ムカついている顔】

ややイカ耳と横目。

 

【洗面所の仕組みが気になる】

風呂、トイレと同じく、水回りの仕組みが面白くてしかたがない。

のり丸は洗面所を使ったら洗面器をすぐ拭くようになった…同じ理由でキッチンのシンクもしかり。

拭かれるのが先か、ウチが水滴をキャッチするのが先か、ちょっとした競争になっとる。

 

【何か言いたげな顔】

実際、口を開けずに「…ウナ」と小さくしゃべっている。

口を開けずに「…ウニ…んにゅ」、「…んケケ」と言うと、いつも「…ん?どうした?」とのり丸が反応する。

 

【ピンポーン、と鳴ると構える】

そして、姿をくらます。

のり丸がガチャっと鍵を開けて入ってきても、すぐに迎えに出ない…だって「偽者」かもしれんしの。

でも「この警戒心がロミ自身を守るかもしれない」とのり丸はポジティブに考えとるようじゃ。

 

【目なんか合わしてやるもんか、という顔】

のり丸が今まで飼ってきた猫はデレデレするタイプばかりだったらしいが、あいにくウチは「ツンデレ」なのじゃ。

 

【これも、目なんか合わしてやるもんか、の顔】

よくわかりにくいけれど、オモチャでごまかされてたまるか、というかなり高飛車な態度の時。

 

 

【呼んでも来ない、と言われる時の顔】

しばらく様子を見てから、場合によっては1、2分後ぐらいに行ってあげることもある…。

 

【時にはデレもある】

猫は本来、ツンデレな生き物。

その中でもトップクラス?のウチは、これからもずっとツンデレ!

 

じゃぁ、またの。

 


これまでの記録3…&飛べないカラス

2018年10月21日 | 主に画像(ロミ)

主に画像。

 

【極太爪とぎ】

一番気に入っとる爪とぎ。

この上から、のり丸の肩に乗り移って一緒に移動することもある。

基本「抱っこ」は嫌いだが、自発的にのり丸の肩に乗るようになった。

 

【横目を使うことが多い】

ウチの目つきは愛くるしく甘えるような目ではなく、睨むような目つきだと言われるの。

それよりも「伸びた爪をどうにかしなさい」という画像じゃの。

 

【眼力は強い】

もの言いたげな目つき…確かに、言いたいことは山ほどある。

 

【これも横目画像】

遊んで欲しいけれど、遊んでくれない時にする目つき。

 

【…フミフミ】

実はちょっと寂しい時にすることが多い。

 

【オモチャを背中に乗せている】

時々、わざとこういう風にひもを背中に引っ掛けて運ぶことがある…遊んでくれアピールの一つじゃ。

引っかかったら危ないから、のり丸がすぐ飛んで来るしの。

 

【ネズミをかじる】

オモチャの中ではネズミが好き。

留守番は長いけれど、まぁなんとか工夫してひとり遊びをすることが多い毎日。

 

 

 

 

【駅前の家に保護されているカラス】

のり丸が越してきて約5年…毎朝「おはよう」と声を掛けている駅前のカラス。

昼間は外でこの状態(夜は家に入るそうじゃ)。

…猫もいる。

 

【カラスの入っているケースの上に貼ってある】

最初、のり丸はカラスに無視されていたが、ある時からバッチリ顔を覚えられている。

マスクをしても、メガネをかけても、帽子をかぶっていても、すぐ「のり丸」だと見破る。

 

【顔認識AIよりも正確な目】

のり丸を確認すると、まっすぐに向かい合う。

 

【ボロボロのカラス】

ポテト、ウインナー、ササミ、キャットフード…なんでも食べる雑食。

それにしても、ハイスペックな頭脳。

 

 じゃあ、またの。


ミーム(meme) 増殖と伝達

2018年10月15日 | 手記・のり丸
 
9月末で一つの仕事が終わった。
緊張感から解放されたせいか、私は風邪に罹患した。
 
周知の通り、風邪のほとんどがウイルス感染である。
ウイルスは生物とは言えず、非生物とも言えない。(生物と非生物の中間に位置するらしい)
細胞の構造を持つ細菌は生物だが、ウイルスには細胞の構造がないからだ。
 
そしてウイルスは感染した人間の細胞を乗っ取り、自己の複製を作りながら増殖していく。
ある人間の細胞のDNAに侵入したウイルスの複製が、また別の人間の細胞のDNAに入り込むのだ。
そうやってウイルスは次々と人間を渡り歩く。
 
私は風邪の後、いつも自分が「上書き」されたような気分になる。
ウイルスと一緒に他人のDNAの情報が身体に入ってきて、自分の「何か」が再編集されるのかもしれない。
 
風邪を引いた後、私は確実に変化する。
具体的に何がどのように変わったのかは全くわからないのだが、地球の変化の大きなサイクルに組み込まれたような感じである。
 
ウイルスによって「性格や人格が変わった」というようなことではない…うまく言えないが。
(…むしろ、変わりにくい性格や人格が風邪で変わってくれると面白いと思う)
 

ともかく私はウイルスのせいで高熱を出し、悪夢に近いものを見てはうなされていた。
「うわっ」と叫びながら汗びっしょりで目覚めると、ロミがジッと顔をのぞき込んでいた。
 
ロミは優しい眼差しで私を見つめながら「ゆっくりと何度も瞬き」をした。
(…ん?猫の方も人間を安心させる為に「ゆっくりと瞬き」をするのか…)
ということに、その時はじめて気づきながら…うつらうつらと私はまた深い眠りに落ちた。
 
【ため息をついているような、いつものロミの顔】
 
 
私は明晰夢をよく見る。
夢を通して「過去の記憶ファイル」にアクセスすることをわりと楽しんでいる。
しかし夢で「過去の実家」に行こうとすると、なぜか行けない。
どうやら昔の実家を思い出そうとすると、機能脳科学的にトラウマから脳を守るセキュリティシステムが作動するらしい。
その為「昔実家で飼っていた猫のファイル」は開くことができなかった。
 
 
目覚めてから、私は直接オカンに電話をした。
(最初から電話をすればいい話だが…)
 
電話を取ったオカンが、電話口で一瞬息を呑んだのが伝わってきた。
「のり丸?のり丸なの?…なんだかオレオレ詐欺のような口調ね…。何か悪いことでもあったの?変な事件に巻き込まれたの?」
 
私はすぐさま用件を切り出した。
「昔家にいたスージーって、確か19歳ぐらいまで生きてとったね?スージーはどこのメーカーのキャットフードを食べとったん?」
オカンの場合は単刀直入に聞くのが一番だ。
 
「違う、スージーは20歳まで生きたのよ。コロ(犬)を飼わなかったらもっと長生きしたかもね。コロに愛情がかかりすぎて、スージーは少し寂しかったかもねぇ。
…ところで何?何なの?急に猫の話なんかして。…まさか猫を飼っているんじゃないでしょうね?」
 
オカンは30分ぐらい一方的に言いたいことをまくしたてると、やっと欲しかった情報を提供した。
 
「スージーのエサ?カツオ味よ。
え?だから、カツオ味よ。
ある時スーパーからカツオ味がなくなったからマグロ味にしたけど、マグロ味はしばらく食べてくれなかったわねぇ…。
 
え?カリカリのメーカー?…そんな昔のことは覚えていないわよ。
いつもスーパーでお得に売っている時にまとめ買いしていたのよ。
 
え?何?缶詰?…そうねぇ時々缶詰をカリカリに混ぜてやっていたわね。
缶詰のメーカー?そんなの知らないわよ。たぶん安い缶詰をまとめ買いしていたと思うわよ。
スージーはお腹が丈夫で何でも食べていたからね…」
 
…だそうである。
 
 
再び私は、
「ロミがよく食べるし、品質もまあまあ良いみたいだから、しばらくはこのフードで行ってみようか…」
と、フードの試行錯誤を重ねながら日々を過ごしている。
 
 
 
 【ブサひょうきんな顔のロミ】
 

明晰夢とセーブデータ

2018年10月01日 | 猫・擬人化日記
今年の4月18日、ウチの体重はわずか1.9kgじゃった。
動物病院でも「体重が軽すぎますな」と言われていた。(ちなみに避妊手術を受けた時の体重は、2.3kg)
そして9月27日、ウチの体重はやっと2.9kgになった。
成長はほぼ止まったので、今後はこの体重をキープすることになると思うの。
 
さて、キャットフードについてじゃが、果たしてどこのメーカーのものが良いのだろうか?
Aランクに評価されているキャットフードでも、ウチが好んでパクパク食べるとは限らない。
現に、出された時にプイっと無視したAランクのフードもあったからの。
 

「……そういえばスージーって何を食べていたんだろう?」
のり丸は唐突にスージーのことを話しはじめた。
 
スージーというのは(昔)のり丸の実家で飼われていたシャム猫で、18~19歳まで生きたらしい。
ウチと同じぐらいの小柄な雌で、発情期前に避妊手術をしており妊娠経験はなかった。
性格は臆病で控え目、頭は非常に良い……スージーのことを聞けば聞くほどウチに似とる気がしてきたの。
 
「スージーが食べていたキャットフードは今でも販売されているのかなぁ?当時のスージーの食生活を知りたいなぁ…」
のり丸は呟く。
 
今でもそのフードの名前があるのなら、長年支持されてきたという事実に裏打ちされた「信頼に値する」フードに違いない。
良質で信頼できるキャットフードを探している人達にとって、「長生きした猫」のデータも参考になるような気がするの。
 
 
 ***
 
突然、のり丸が黄色い手袋をつけて「グアッ」と寄生獣のミギーのようにウチを攻撃してきた。
(手袋は雑誌の付録らしいが、一枚では危険だと判断し、二重手袋の上、手首にサポーターを装着しての厳重装備である)
 
どうやらウチの本気を見せる時がやってきたようじゃの。
 

【右:ねこにモテモテじゃらし手袋】
 
「痛ッ、痛ったぁーッ!痛い!痛い!痛い!…皮膚に牙がめり込んだっ!」
のり丸は慌てて手袋を取った。
「やりすぎてしもた!」と、ウチはすぐに止めたが、のり丸の手に穴が開いて少し血がにじんでいた。
 
 
【本気出して噛む】
 
これで普段、ウチがどれほどの手加減をして噛んでるかわかったじゃろ?
これまでは、のり丸に「おしりの穴」をチェックされたり…すごくいやなことをされた時に「いやじゃ」という意思表示で噛んでいただけじゃ。
元々「ネズミの骨まで砕く」強い牙を持っているにもかかわらず、のり丸をそーっと噛んでいた訳じゃから…。
 
ウチが本気を出したせいで寄生獣ごっこはあっさり終わり、のり丸は布団にもぐった。
 
このところ、のり丸は(風邪を引いており)寝てばかりおる。
遊び始めても、途中で「あ、もう寝るわ」と言って、サッサと布団に入るから……メチャクチャつまらんわ。
 
【ありありと、おもしろくない表情】

のり丸は二度寝、三度寝はあたり前で、昨日などは五度寝をしていた。
そんな時は「明晰夢」を見るそうじゃ。

どうやら人間は眠っている間に記憶をファイリングしとるようじゃの。
 つまり記憶したことを編集したり、フォルダに仕分けたり、いらない情報を捨てたり、必要なものをバックアップしたりする作業をしとるんじゃろう。
 
そして明晰夢はレム睡眠(浅い睡眠)の時に見ることが多く「夢を見ている」ということに気付いており、夢のストーリーをコントロールすることもできるらしい。
 
極端な話、未来にも「行きたい放題」じゃ。
 
(強引な例えじゃが)
のり丸の脳を端末(iPhoneのようなもの)だと仮定すると、「iCloud」(のような「源」)にデータを移動できる。
その「iCloud」は(MacのPCなどの)他の端末ともつながっている。
 
のり丸が夢で「未来」を見る時は「現在の自分とは違う」誰かとリンクしており、その目を通してその世界を見ている感覚があるという。
それどころか、別の惑星の「何か」と相互リンクすることもあるという。
 
【単純すぎる図にしてみる】
 
 
地球から見上げると(離れすぎていて)光のない「暗黒銀河(初期のできたての銀河)」に見える場所にも「恒星」がある。
のり丸は夢で、地球から「117億光年離れている恒星」にある惑星の「端末」にリンクしたことがあるらしい。
 
しかし目覚めた時にその経験を表現しようとしても、悲しいことに「…SFオタクが何か言うとるな」程度のしょーもない内容にしかならん。

なぜそうなるかというと、地球にある自分の脳(端末のCPU)に制限があるからじゃ。
未来や遠くの恒星の話は、残念なことに現在の自分の脳(端末)では「語る」ことはできん。
 「源」につながる「夢」で経験した未来の出来事は、「制限のある端末」では再現することができないのじゃ。
極端にわかりやすく説明すれば、Windows95専用のハードではWindows10用のソフトを起動できんような感じかの。
 
 
となると、のり丸の脳(端末)に保存されている「過去のデータ」については再現できるのではないかの?
今度「明晰夢」を見る時は是非「スージーが何を食べていたのか」をしっかりと調べてきて欲しいものじゃ。

「過去とはリンクしたくない」
と、のり丸は言うけれど、どうせ寝てばかりおるのなら「はよスージーのデータファイルを観覧して来んか」とウチは思うけどの。
 
 
で、次回はのり丸の手記で「スージーのデータを探す」話じゃろうか???
まぁ、のり丸の熱が引いてからの話じゃが。
 
 
じゃあ、またの。
 
 
(※今回は今まで以上に誤字脱字が多いと思いますが、見つけしだい修正していく所存です)
 
 
【参考まで】
1995年のPCのCPU(仕事の速さ)は75MHzだったが、2018年のPCのCPUは3200MHz(3.2GHz)で、1995年に比べて44倍の速さになっている。メモリ(同時にできる仕事の量)は16MBから8192MB(8GB)になり512倍、HDD(しまっておけるデータの量)は810MBから380,928MB(372GB)になり470倍になっている。
(※ただし、この数字はのり丸の適当な計算によるもの)
 
おそらく未来に進むほど、処理する情報が増えていくので保存データの単位は上がっていく。
…MG→GB→TB→PB→EB→ZB→YB…
(1YB=1,000,000,000,000,000,000,000,000 Byte)