佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

(続)ロミとの談話 誰かの役に立ちたい

2020年05月31日 | 主に画像(ロミ)


ロミ


のり丸

ロミ「なんでアンタだけ三番目なんね?」



SNOWというひと昔前?に流行ったアプリ。
コンピュータが自分の顔と似ている芸能人を探し出すらしいが…。
三番目とは、左(元顔)から三番目の加工状態の顔である。

のり丸「三番目を出すのは全く似てないからに決まってるだろ(笑)
なんたって俺の顔は『佐藤ノア』との融合だからな。

ロミは何回やっても、なぜか『ダヴ・キャメロン』になる。
AIからすると、猫の顔=ダヴ・キャメロンになってるのかな(笑)」



ダヴ・キャメロン

ロミ「…いやいやウチはダヴ・キャメロンには似てないじゃろ。
アンタだって外国の知らない人が出てきたじゃろ?」


Thomas Brode+のり丸
(これも三番目の融合顔)

のり丸「…ほんと誰?って感じだよな」




ロミ「…A Iで遊ぶのはもうやめじゃ。
さて、昨年のり丸に起こった『事実』といえば?」

のり丸「発熱。激しい咳。圧迫感のある胸の痛み。味覚異常。
…その頃、周囲の人も次々と同じ症状になっていて。
顧客も海外出張に行く人が多かったしね。
でも、インフルエンザの検査では皆『陰性』だったんだよね」
(※新型コロナウイルスに感染していたかどうかは、現段階では不明)

ロミ「それ、2019年11月頃の話だったかの?
ウチはあの頃、禍々しいアンタの近くに本能的に寄りたくなかったの」

のり丸「…なによりも『激しい咳』をしながら現場で仕事をする訳にもいかず、去年の暮れは休んでいた」

ロミ「そして今年に入ってから、新型コロナという名前が出てきたんじゃの。
特に3月、4月はのり丸の業種は大ダメージじゃの。
ゆうたら仕事自体が濃厚接触じゃから。

老人ホームに入っていた同業者は廃業したとか、リラクゼーションは閑古鳥が鳴いているとか…」

のり丸「老人ホームの封鎖でね。
まぁ、インフルエンザやノロウイルスの時も封鎖にはなっていたけど、今回は先が見えないからね。
病院の方にリハビリに入っていた同業者の仕事も減ったし、つまり全体的に『触る』仕事はダメージを受けたのは確か」

ロミ「…それにしてもアンタ、随分と余裕こいているようじゃの。
一日中、ゴロゴロして」

のり丸「ゴロゴロじゃない、横になって考えていたんだよ。
そして考えたことを、いつ実行に移すか、という計画を立てている」

ロミ「ずっと考えてばかりいたら『こんな荒唐無稽なことは絶対にできるはずがない』などと思い始めるじゃろ?
まずやってみて『失敗』→『修正』を繰り返しながら進むのがのり丸風じゃろ?

そんな時は、吉藤オリイさんを思い出すのじゃ!」



吉藤健太郎(オリィ)さん

https://www.dbic.jp/events/20190527_yokotsuka_17/


私達はなぜ身体が1つしかないのだろうか。
身体が2つあれば、入院している時でも学校で思い出を作る事ができたかもしれないし、居場所を維持し、孤独を感じることがなかったかもしれない。

3年半、ほとんど学校に行けなかった私がベッドの上でずっと思っていたことから始まり、4歳で交通事故にあい頸髄損傷の寝たきりになっていた友人、故・番田雄太、ALSやSMA等の難病の友人達と共に研究を続けてきたのが、分身ロボット(=AVATAR)「OriHime」だ。

[リンク先より抜粋]



ロミ「オリィさんのテーマはロボットの開発よりも『孤独の解消』らしい。
のり丸は、かなり前からこの人の事を気にしていたの」

のり丸「この人が言っていることは『ヘェ〜、すっげ〜』とかじゃなくて、『そうだよな』と個人的にはスッと入ってくる」

ロミ「常に『黒い白衣』を着ているところとか、共通点がありそうじゃの」

のり丸「それはオリィさんに失礼だね。
俺の場合はめんどくさくて『黒』にしているだけだし、『黒』以外には共通点がない。
この人の方がずっと情熱的でパワフル」

ロミ「オリィさんと親友の番田さんの動画を載せたいところじゃが、リンクだけにしておくの。

https://note.com/ory/n/n19258c76d1fa

(動画の番田さんのお母さんの話に心打たれる)


のり丸「人間は世話ばかりされていたり、自分は社会の役に立たないと思っていると孤独が深まる。
以前、有料老人ホームに仕事で入っていた時に感じたことだけど。

上げ膳据え膳で、施設内では何の役割もない。
そんな人達は『過去の話』をする。
しかし誰かに過去の功績を褒められたり…つまり何かを褒められたところで空虚さはつのるばかり、という様子だった。

結局のところ、人は誰かの役に立ちたい…のかな?」






ロミ「ウチはそんなこと考えたことなんて…」

のり丸「『ただいま』と帰ると、ロミが『おかえり』と迎えてくれる。
だから家に帰るのが嬉しくてしかたない。
今更ながら、これはすごいことだと思う」

ロミ「のり丸はウチのたった一人の仲間じゃの」



大好きな冷蔵庫の上で。



ベランダに出るのも、リード付。



今日も、無事に一日が終わった。


じゃあ、またの!


(※画像サイズ、たぶんバラバラ)

ロミとの談話 真実と事実の違い

2020年05月27日 | 主に画像(ロミ)
 

ロミ
 

のり丸
 
 
 
キャラクターは

「鬼滅の刃」より
 
 
 
 


前回の「ロミとの対話」からどのぐらいの歳月が…気が遠くなりそうじゃ。

猫の時間は人間の時間よりも早く進むから、ウチはすぐにのり丸の年齢を追い抜くじゃろう。

本当に「すぐに」じゃ。

しかし、ウチは将来「猫又」になる予定なので、そのことは全く気にしとらんけどの。

 
 
最近思う。
メディアはそろそろ「事実だけ」を報道しなければならないのではないかと。
 
メディアは人々の「不安」に乗っかり、メディアの「儲け」を優先させる情報を流してきた。
また、メディアが流したそのような情報に誘導されていく人々もいた。
 
そんな時代はもう終わりかけているのではないかとウチは感じておるのじゃ。
 
真実は人の数だけあるが、事実は一つしかない。
自分が事実だと思い込んでいるものも、他人から見ると事実ではないこともある。
その人だけの真実を「事実」だと思い込んでいることも多いのじゃ。
 
すべての人々の真実がわかる存在がいるのだとしたら、それこそ「神の視点」の領域じゃ。
 
「真実」は個々の歩んできた道から生まれ、「思い」や「信念」などのバイヤスがかかっておるからの。

https://ameblo.jp/boumu/image-12351729339-14129374700

 
マスメディアのターゲットはこの図の中にあるB層らしい。
 
これによると、B層の人間は思考停止しており、与えられた情報をすぐ鵜呑みにし…つまり「自分の頭で考えない」人間らしいの。
(※ B層とは、郵政民営化の広報企画にあたって小泉政権の主な支持基盤として想定されたもの)
 
 
また、偏った情報が「繰り返し繰り返し」発信されている時は、表に見えないところで「秘密裏に進められている計画があるのでは?」考える人たちも出てくる。
それはしごく当然のことじゃ。
 
その人たちもまた「その考え」を発信する。
 
つまり情報は無数に飛び交っている。
 
…だからこそ主観や意図的な操作を含まない情報、事実のみを正確に伝える情報が大切なのじゃ。
 
 
 
 
「人様の人生に踏み込むことは、一切しません」(by叶恭子)
ウチは恭子様に激しくリスペクトじゃの。


鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)のコスプレをした恭子様



こちらはアニメの方の鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)

(…おっと、コスプレ特集に脱線するとこだったわぃ)

猫にとっても、一方向だけの見方、狭い価値観で人を裁くような「正義」がまかり通る世界は住みにくいものじゃ。
 
その「正義」が自分の人生にズカズカと踏み込んできたら、それはそれは大変なストレスだと想像するのじゃが…。
 
 
 

地球によく似ているピンクの惑星。
ケプラー1649c
 
 

地球のいとこ?ケプラー186f
 
 
ロミ「地球に似ていて水がある可能性のある惑星が見つかる度にワクワクするが、この惑星の存在は事実ではないという声もあるの」
 
のり丸「なに言ってるんだ!『事実』だよ。存在しているに決まっている。きっと生命体もいる。いや必ずいる。ピンクの惑星の海はどんな色だろう?オレンジかな♪」


Image: NASA/Ames Research Center/Daniel Rutter via Gizmodo US

ロミ「…(ため息)
 
ところで、いつかのり丸が話しておった…そのぅ…A型(AA型)とAB型が新型コロナウイルス(COVID-19)に弱いという情報はどこから拾ったんじゃ?」
 
のり丸「それは様々なところからだ。
もちろんBとOが罹患しないという話などではないのだが」
 
ロミ「様々なところとは?…まあ、追求はやめておこう。
 
SARSコロナウイルス(SARS-CoV)の時は、特定のHLA(白血球の血液型)を持つ人たちが重症化したらしいの。
HLAの型は数万通りあり、しかも国(地域)によって偏りがある。
SARSで重症化をおこしたHLA-B46の型を持つ日本人は少なかったそうじゃ。
 
そして今回のCOVID-19に感染した人のHLAデータは公表されていないが、当然ながらその分野の研究をしている人はおるということじゃの。
ここまでは合っておるか?」
 
のり丸「ああ、確かそうだったような、ん、そうだったかな?…(って、猫がなんでこんな話をしているのか)」
 
ロミ「赤血球の血液型の方は武漢大学のデータか?ドイツかフランスの研究論文か?
アメリカの黒人の約80%以上はA型だということも統計データに入っとるんかの?
 
結論からいうと、A型は『抗A抗体』を持っていない為『ACE2』受容体がウイルスを肺に取り込みやすい、という話でいいのかの?
 
…それにしてもじゃ。
そもそもが細菌やウイルスを克服してきた個体が生存競争で生き残ってきた訳じゃろ。
 
今回の血液型の話は、これまで生き残ってきたAやABに対してあまりにも不利じゃなかろうか?」
 
のり丸「…なんか、ロミ…すこし怒っていないか?
いいか、これはあくまで数多くある仮説の一つであり、事実かどうかもまだ証明されていない話なんだよ。
 
…あ、そういえば猫の血液型って、AかABしかないらしいね。
ロミの血液型は?」
 
ロミ「…Aじゃ💢…それに間違っとるぞ。
猫はほとんどがA型(約95%)で、ごくごく稀にB型があり、ABは希少じゃ、

中でもロシアンブルーは、全部がA型らしいの」
 
 

新しい家。前の家から移動した物に囲まれているので違和感なし。
ウチの身体の小ささがわかる一枚。
 
 

ここ数ヶ月、いろんなことがあり、ウチはウンザリ。
季節的に不要になっている(ウチ愛用の)オイルヒーターの上で仏頂面。
 


ウチが寝ている隙にやってくる爪切り。
 
 
画像はちゃんと載ったかの?
やっとのり丸が新しい方法に慣れてきたので、見切り発車でスタートしてみたのじゃ。
(何回か、「ああ、もう、画面が消えたー」と愚痴っておったが…笑)
 
 
 
じゃあ、またの。

(※結構な間違いがあったので、かなり修正致しました。)

これまでの画像31 身体の栄養、心の栄養

2019年12月10日 | 主に画像(ロミ)
のり丸のブログ放置がすごいため、ウチの格言を書くことにした。
10まであるのを少しずつ…なら(きっと)続くじゃろう…。
 
 
ロミの格言 その1
 
食事は身体の栄養7、心の栄養3の割合にする。
 
 
ウチの場合、栄養のあるカリカリをメインに食べて、時々猫缶や、ほんの少しおやつを食べている。
時たま、(味付けなしの)茹でた豚肉や鳥肉や白身魚などを一口食べることがある。
 
 
のり丸の部屋にあるヘボい体重計が実は狂っており、ウチの本当の体重は現在2.6キロ。
ウチは軽すぎるらしい。
 
キャットフードもいろいろ試したけれど、ゲロゲロと全部吐いたりして食べられないものもあった。
今食べているフードに関しては、「長年あるメーカーだし、悪いものではないから、このチョイスで良い。それに猫の食べる意欲が続くことが大切だ」
と獣医は言っているけどの。
(※参考までに。メインキャットフードは、ニュートロのナチュラルチョイス、ピュリナワンなど)
 
 
ウチはペットショップ暮らしが長かったのでカリカリだけでも大丈夫だが、のり丸が外から帰って来たときにおやつをくれることが心の栄養になっている。
食の細いウチはチュールでも残すことがあるのじゃが、最初のペロリで心は満足しているのじゃ。
 

さて、添加物てんこ盛りの加工食品を食べ、排気ガスやPM2.5をはじめ、汚染された環境で生きている人間についてじゃが…。
人間の生活もいつでも新鮮な空気を吸い、常に新鮮な食物を食べる、というわけにはいかないの。
それも一つの進化形態ともいえるかもしれんの。
この環境で生き延びた人間が、やがてはこの環境に適応したことになるからじゃ。
 
しかし、人間の場合は心の栄養の比重が猫よりずっと大きい生き物じゃ。
だから、やたらめったら禁止せず、心の栄養になる食事を優先した方がよい時もあるのじゃ。
 
人間は身体の栄養と心の栄養のバランスを上手にとりながら、五感を刺激しながら発達してきた生き物じゃからの。
 
 
 
【あからさまに不機嫌】
 
 
「………」
 
 
 
冷たいようで寂しげな横目を使ってみる。
 
のり丸「おやつにしようか?」
 
 
「ん!」目が輝く!
 
 
表情がガラッと変わる。
 
 
 
このひと時、心の栄養!…単純じゃけど。
 
 
 
 
会話も弾む。
 
 
ロミ「ん、ん、んなも~」
のり丸「ん?ん?んん~?」
 
朝から晩まで「ん」で会話しておる。
「ん」で通じ合うから、ある意味すごいの。
 
 
 【ワニの口にして寝る】
 
じゃあ、またの! (がんばって更新するの!)
 

これまでの画像30 飛ぶロミ

2019年11月25日 | 主に画像(ロミ)

【キツい、或いは睨んでいるように見られるウチの目つき】

 

今回は前回の続きじゃ。

前回のブログを見た友人から、のり丸にこんなメールが来たのじゃ。

>いつも思うんですが (ロミは)ドアの上にはどうやって登っているんですか?

 

ウチがどうやってドアの上に乗るか、百聞は一見に如かず、で画像を見せようと思う。

のり丸には何度も何度も撮影のチャンスを与えていたが、常にチャンスを逃していたおったようじゃ。

しかし昨日、とうとう撮影に成功したので(といってもiPhoneでの撮影だからピンボケ)、仕事に行く前にアップさせることにしたのじゃ。

今日の出発は遅いけれど、帰りは午前様。

どうせ頭が訳のわからん状態になっておって、ブログのアップどころではないからの。

 

【見えるかの、空中を飛んでいるウチが?】

 

【もう少しでドア】

 

【ドアにぶら下がる】

 

【…といつもこんな感じじゃ】

ドアの高さは大体190cmぐらいで、ドアの1m周辺に35cm以上の椅子や台があれば飛び乗ることが可能。

さすがに床からは無理じゃが、それにしてもすごい能力じゃろ。

 

のり丸が陸上部の時に得意だったのは幅跳びと高跳びで、当時はビルとビルの間、屋根から屋根の隙間を平気で飛ぶことができたらしい。

(※現在はそのような危険な行為はやっていません)

電柱をよじ登って部屋に入ることも軽々できたらしいが(…なんか誤解を招く表現じゃが)、その全盛期ののり丸でもウチには全く歯が立たん。

 

ウチが自分の背丈の何倍ぐらいある高さを飛んでいるか?

それを考えると、「すごいな、ロミは」とのり丸は感心するのじゃ。

 

とはいえ、ウチもここに来たばかりの頃は腕力がなくての…。

 

【↑これの段を登ることができなくて、ポトリと落ちたりした】

「大丈夫か?」と、のり丸をハラハラさせたものじゃ。

 

【↑この訓練の成果が出て】

今日のウチがおる訳じゃ。

猫の動きは基本が3Dだから、飼い主にとってはいいのか悪いのか…じゃがの。

 

 

さて、今から、のり丸は「でっかい人」を揉んでくるのじゃ。

帰ってきたら、ウチのマッサージもしてくれるかの?

 

【モミモミされながら寝るのも気持ちいいものじゃ】

 

じゃあ、またの!

 


これまでの画像29 ロミの平凡

2019年11月21日 | 主に画像(ロミ)

「おかえり、のり丸。まちくたびれたよ」

最近は、のり丸が帰ってくると玄関で、すでにゴロン。

 

【これは以前の出迎えの時】

ツンデレだから、さっさと背を向けてのり丸の前を歩いていたんじゃ。

ウチについてきんさい、と主導権を握って、キリっと歩いておった。

 

ところが最近は、ウチが先頭で歩く(ことは歩く)けど、クネクネ歩きながら廊下の途中で爪とぎ。

のり丸はウチの爪とぎが終わるまで後ろで待っとるけどの。

 

ロミ「あんた、なんかしゃべりんさいや」

のり丸「……あぁ、うん」

最近、のり丸は「あ、うん」ぐらいしか言わないからの。

 

別にのり丸は疲れているわけではないんじゃ。

ただ、少し新しいことをしているので、脳がフリーズしておるようじゃ。

こういう時、シングルタスクの脳は不便じゃ…切り替えがスムーズではないからの。

(今日なにを食べたのか?誰と会ったのか?…そういうことすらスラスラ出てこないのり丸じゃ)

 

さて、のり丸はなんだかんだいってこの仕事が大好きで、最近はなぜか大きい人のマッサージに凝っているそうじゃ。

120キロ近くある人の施術は脂肪層から筋肉層に到達するまでが大変なのじゃ。

(というか、のり丸の二倍以上はあるしの)

…マラソン選手に凝っていた時期もあったの。

いつか、人体の不思議を書いてみてもいいかもしれんの。

 

今日は、ウチの平凡な近況報告じゃ。

 

【まず部屋が汚い】
 
まるで外にいるような雰囲気。猫用のコタツはちゃんと入っとるけどの。
 
 
 

 【いろいろとのり丸を動かそうと作戦を練るウチ】

 

一番に思いついたのはこれじゃ。

 

【のり丸がいやがる事をわざとする】

ほら、ドアの上、これがどんだけすごいことか、どうじゃ♪どうじゃ♪

 

【高所の細いスペースでターン、高度な技術を見せつけるウチ】

 

【降りれなくなったから助けて!】

…これを繰り返すこと30回。

最初は「しかたがないなぁ、おいで」と両手を広げて抱き留めてくれていたのり丸じゃが、次第に「自力で降りれるだろ」とブツブツ言い始める始末じゃ。

むかつくので、31回目に「お・い・で」と仏頂面でのり丸が言ってきた時は、パシパシッとパンチをくれてやった。

「はぁ?パシパシ?助けに来たのに、なんで?」とのり丸は戸惑っていたが、ウチが毎回同じだと思わんといてや。

 

 【ウチは賢い猫。いろいろ学習しては、反応を変える】

 

【大好きな遊び。ハエハエブンブン】

釣り竿タイプの猫じゃらしに、黒い布を巻き付けているだけだが、本物のハエのように見えるからの。

 

【ついつい、本気でキャッチ】

なぜか大きいオモチャよりも楽しいんじゃ。

実際にクモとハエとカナブンを追ったことのあるウチには、こっちの方がリアリティがあるのかの。

 

【これは、100キンに売っていた眉毛ブラシ】

一応レディのコーナーで、のり丸がウチ用に探してくれたもの。

ウチはこのブラシが大好きじゃ。

ウチにピッタリじゃの。

 

【あ~、気持ちいい♪】

 ふがっ、となってしまう。


【顎が…?】

トロけるぐらい気持ちいい。

こんな、ささやかなことがすごく幸せじゃの。

 

じゃあ、またの!


これまでの画像28 楽をするということ

2019年11月01日 | 主に画像(ロミ)

ウチら室内猫は楽をしとるように見えるらしいが、とんでもない。
のり丸という人間の元へ来たのも、まぁゆうたらウチが選んだ訳でもないしの。
 
 
 
この人間(のり丸)、ルーティンや秩序が元々苦手じゃ。
苦手というより、秩序恐怖症に近いかもしれんの。

その上、今は決められた時間帯に連続して働ける体力もない。(自分のペースで動くことはできる)

だから、のり丸は自らの責任において自営業を選択しておるのじゃ。
 
しかし…こんな調子で、本当に将来どうなるのか?とウチは正直思う。

そもそものり丸の世代は年金はもらえるのか?…そうじゃの、もしいつかもらえたとしても自営業だから雀の涙じゃろうて。

いずれにしても生きていく道を、常に柔軟な思考で模索しなければならないの。
 

…ほらの。
こんな訳のわからん変人と一緒に生きとるじゃろ、ウチ。
 
 
 
だけどウチはのり丸に期待していない。
もともとのり丸に全く期待していないから、失望もしないのじゃが。
 
人に失望するのは、自分が相手に勝手な期待をかけていたからじゃないかの。
相手はただ「そのまま」の自分でいるだけじゃ。
そもそも相手は、考え方や価値観、物事のとらえ方が根本から全く違う人間じゃ。
 
そんな相手に、自分の期待どおりに振舞ってくれることを願うのは、ずいぶんと都合の良い話かもしれないの。
自分だって決して相手の思い通りにはならないじゃろ?
 
そういえば、ウチは一度ものり丸に媚びたことはないのぅ。
 
 
 
 
 
…今、のり丸が働き詰めで、全然ブログが書けないのじゃ。
風邪で熱が出る→回復後は働き詰め。(このパターン)

休んだら休んだ分、仕事をしなければならない。
不労所得がないから、当然といえば当然の生活なんじゃけどの。

以前のり丸には不労所得があったけれど今はない。
そう、人生には思いがけない変化が起こるのじゃ。

何かをアテにしていると、足元をすくわれる。
自分自身の肉体すらアテにならない。

この世にはアテにできるものはないということを前提に、一歩一歩、自分のペースで着実に歩いていくしかないのじゃ。
 
 
 
【鶴を折った記憶のないのり丸が、ネットを参考に折ってみたが…こ、これは…進化型鶴じゃった。】
 
 
 
【なんか遊びたくないんじゃが…】
 
 
 
【はいはい『バシッ』っと。…仕方なく遊んでやるの。】
 
 
のり丸はブログを書いている時はすごく楽しいそうじゃ。
本名や年齢や性別をさらしている仕事用のHPにはウチは登場しないけれど、ここでは自由に出てこれるじゃろ。
それに普段とは違う自分が出せるのは大切な時間じゃしの。(重要)
 
 
 
【ここはベランダに移動したケージの中じゃ。】
規約で猫はベランダに自由に出入りしたらいけないので、ベランダに出るときはこんな感じじゃ。
 
 
 
どうあがいても、ウチはこの生活を続けるしかできないの。
有料老人ホームで、「籠の鳥」を歌い続けていたお爺さんがおったそうじゃ。
 
♪籠の鳥でも 知恵ある鳥は 人目忍んで逢いに来る♪
 
このフレーズばかり繰り返して歌うそうじゃ。
 
 
 
ウチもケージから出たい。
けれどもどこか遠くに行きたいとは思わん。

自分探しの旅?
ウチは自分を探す必要はないのじゃ。
 
落とし物、なくしたものは自分の通った道、自分がいた場所にしかみつからん。
はるか彼方の地にいって、なんで落とし物やなくし物が見つかるのじゃ?
 
この場所にウチはおる。
 
 
 
【やっぱりここが好き】
ケージから出たら、一瞬気持ちが楽になった気がするの。
 
 
 
 
苦を避くるは苦の因
楽を求むるは苦の因
 
楽のみならば
楽すでに楽ならず
 
苦中に感ずる楽こそ
真の楽なり
 
楽は自然に来るもの
苦は自ら迎え求むるもの
 
世に苦なし
されど人 楽を求めて苦しむ
 
苦楽一なり
離れて存在すべからざるものなり
 
==野口晴哉(10代の頃の語録)/「回想の野口晴哉」野口昭子より==
 
 
 
 
 【そしていつものようにぐっすりと、夢も見ずに眠るのじゃ。】
 
 
「心なき言葉は、要するに空気の振動也。
心動けば、空気動かずとも、言葉として心は伝わる也、汝を愛するという言葉を発せずとも心は伝わる也。
 
その心、伝わらざる相手は鈍き也。
鈍きを相手にすべからず、同じに心動く相手こそ愛す可きなり。
拈華微笑(ねんげみしょう)という古人の言葉は、空気の振動を経ずとも、直接心から心に伝わるもののあることをいう也。
不思議なことなれどこの方に真実ある也」
 
==「回想の野口晴哉」野口昭子より==


心は伝わる也……だから、のり丸はウチいると心が和むのじゃろうの。

ウチ?…ウチはただこの場所に居るのみ。
ウチはいつも「我ここに佇む」だけかもしれんの。

 
 
じゃあ、またの。
 

これまでの画像27 コレクション

2019年10月18日 | 主に画像(ロミ)

【のり丸と11年一緒にいる植物】
猫が食べたらいけない植物ばかりじゃけど、ウチは観葉植物はかじらないからセーフじゃの。

「場所を取るなぁ」と何度か誰かに託そうとしたらしいが…そんな自分勝手なのり丸をよそに、ますます元気な植物たちじゃ。

植物をジッと見ていると「植物は自分が死ぬと思ってない」ようにウチは感じるのじゃ。

そして植物は動物よりもずっと寛容じゃ。
エネルギーを無償で分け与えることができる大きな存在じゃ。

 
 
 
【ウチの画像がたった3枚しかない】
 
どういうこと?……まぁ、悪戯好きのウチがお茶目な3枚じゃ。
 
 
 【わざと輪ゴムを噛んでいる】
のり丸が見とる時だけにする。
 
 【チロっと舌を出している】
ウチって妖艶じゃの。
 
 
 
のり丸は「庶民的」な場所が好きじゃ。
例えば尼崎や大阪の下町などの…。
 
しかし最近、西宮や芦屋の方面に仕事で行っており、いつも最終電車で帰ってくるのじゃ。
 
おかげでウチもすっかり夜型になり(猫は本来夜型じゃが)、夜中の3時ぐらいにスイッチオンになりダッシュしてしまう。
 
 
余談じゃが、子供の頃からのり丸は国語が苦手で、漢字のレベルは今でもずっと低いままじゃ。
そんな人間が「何でライターをやっていたのか?」という疑問が出ると思うのじゃが、それに関しては「縁」としか言いようがない。
 
ダメ出しされて、書き直したものに校閲が入り、なんとかなっていたのじゃ。
(残念なことに、ブログはなんとかならんけどの)
 
 
先日、のり丸がとある上品街を歩いていた時に、要塞のような門構えの屋敷を見つけた。
その時、「広川(仮名)の家を思い出すな…」と思ったそうじゃ。

広川君というのは、のり丸の小学生時代のクラスメートで、完璧な「陰キャ」だったらしい。
小柄で痩せており顔色が悪く(色黒で青ざめている)、無口で底光りする目をしていたそうじゃ。
 
ある日、のり丸は彼と目が合った時に聞いてみた。
「広川って、もしかしてみんなより2歳ぐらい年上?」
広川君はちょっと驚いたような顔をしながら、
「…初めて言われたわ。戸籍上は同級生だけど?」
と答えた。
「戸籍上は?ということは、2歳上というのは当たっとるん?…まぁ、事実ならここでは答えられへんよな…」
と、のり丸が言うと、広川君は「クックッ」と笑った。
広川君からはミステリーの匂いがした。(…と、当時のり丸は勝手に思ったようじゃ)
 
 
広川君が裕福な家の息子であることは、のり丸以外の誰もが知らなかった。
広川君には、のり丸の他に友人がいなかったからじゃ。
 
広川家の地下には防音完備の「音楽室」があった。
 
1階には図書室みたいな部屋があり、そこにはありとあらゆるマンガがそろっていた。
 
3階の広川君の部屋には、顕微鏡と天体望遠鏡があった。
「宇宙の知的生命体」「反物質の世界」「四次元の謎」「並行宇宙」などの宇宙の謎に関する本も揃っていた。
 
のり丸は広川家に入り浸るようになった。
未知でワクワクするものがあり過ぎたからじゃ。
 
国語嫌いであったのり丸が「活字」に親しむようになったのは、広川君の家に行ったことがきっかけかもしれないの。
 
もしも広川家に行くことがなければ、つげ先生の作品に触れることなく人生を過ごした可能性もあるのじゃ。
 
大人になって読む機会があったかもしれないが、読む時期、読むタイミングで人格形成に与える影響が変わるからの。
 
 
 
『やなぎや主人 / つげ義春』
こういう世界観に、のり丸はついつい引き込まれるようじゃ。
  
 
『男たちの風景 / 諸星大二郎』
世界観の構築がすばらしい。諸星先生は天才じゃ。
 
 
『おろち「姉妹」/ 楳図かずお』
いうまでもなく、恐怖マンガの巨匠、楳図先生。
 
 
広川君のことは「富豪の友人」という題名でいつか書こうと思っているらしいが…。
今回は広川君が裕福だという話ではなく、コレクションは無駄ではない、ということを言いたいのじゃ。
 
コレクションを保存できる環境にある人たちには、保存しておいて欲しいとウチは思うのじゃ。
なぜなら、のり丸は広川君のお父さんの「マンガ」コレクションで人生の方向がガラリと変わったからの。
もともと非現実的な世界が好きなのり丸に、好奇心の火がついてしまったというのはあるけどの。
 
確かに、物に縛られて圧迫されることもある。
のり丸も沢山の物を捨ててきた。
毎日ネジを巻いている腕時計は使わず、普段は便利なアップルウォッチを使っている。
けれども、のり丸が手巻き腕時計を捨てることはないじゃろう。
 
本は全部電子書籍にして、必要最低限で暮らすのも「移動の多い生活」をしている人には良いのじゃ。
 
けれども、日常のすべてを合理的にしてしまうと、遊びがなくなって、きっとつまらないの。
 
無駄と回り道はアイデアの宝庫じゃ。

ファッションも隙なく決めるよりも、どこかに抜け感がある方が楽しめるの。
 
ある人には無駄に思える何かが、ある人には電撃を与えるかもしれないのじゃ。

そもそも日常における小説的な風景は、あらゆる無駄から生まれるような気がするの。
 
記憶の中にある風景は、無駄な物が彩を持って語りかけてくるのじゃ。
 
壊れかけたバケツや、夕闇の中に吸収されずにひときわ鮮やかに光を放っていた水色の傘や…。
 
 
「猫買うなんて何考えてるの?自分の事だけで精一杯の癖して!いつも無駄なことばかりして!」
と、のり丸もとある人物(オカン)に言われたことがあるが、何を言うとるのかの。
 
ウチはのり丸の人生における最優先事項だというのに…。
 
 
 
『レベルE / 富樫義博』
 
 
 『宇宙兄弟 / 小山宙哉』
 
 
これからも、のり丸がいろんなマンガが読めますように!
まだ見ぬ未知のものに、たくさん巡り会えますように!
 
 

これまでの画像26 圧縮エネルギー

2019年08月15日 | 主に画像(ロミ)

去年は台風で電線が倒れ、停電と断水が4日間続く…という事があったので、今年は念入りな準備をしているのり丸じゃ。

現在、エアコンは27度(24時間フル稼働)に設定してある。
直射日光が差し込むこの家の中は、エアコンをつけていないと38度になることもあるからじゃ。
 
ウチが来た当初、のり丸はキッチンや寝室には猫を入れないつもりだった。
しかし、のり丸の留守中に停電やエアコンの故障などが起こると部屋の温度が上昇して、ウチが熱中症になる可能性もある…。
なので、いざという時は猫が本能的に「風が通る場所」「ひんやりした床」を探り当てられるように、すべての部屋を開放したのじゃ。
 
今、ウチはこの3LDKを自由に動けるからラッキーなのかもしれんの。
 
家中をウロチョロするウチを、今更のり丸には止める手立てはない。
ウチはドア、引き戸、引き出しの開け方などをすべてマスターしとる。
だからウチはどこでも開けて入り、すべての配置を把握しとるんじゃ。
 
台風の日は、窓が全部閉まっているから特に鬱憤がたまる。
ウチは好奇心旺盛で、運動が大好きな…つまり若いエネルギーを持った猫じゃ。
人間の子供だって、楽しいものがない部屋に閉じ込められたら、落書きしたり悪戯したり、なんらかの発散をするじゃろ。
 
若いエネルギーは未知のもの、新しい冒険に向かうようにできている。
だからエネルギーは閉じ込められると圧縮し、火山のように噴出することがあるのじゃ。
 

【悪い顔しているって?クローゼットのドアを開けるのは簡単じゃ】

 

【堂々と入っていくウチ】

 

【そして、のり丸が一番やめてほしいことをする】

 

【高速で足でカカカカッと蹴っている】

 

【クワーッ】

 

【ウチの眉毛がりりしい】

 

【大好きな風呂場で遊ぶ】

 

【だいぶ発散できた】

【ワニのような受け口になっている】

 

【最近は隣のお婆さんが通っても、窓際から逃げなくなった】

 

【今日は暗い川だったの】

ウチはいつもこの川を眺めている。

川から何が流れてくるのだろう。

 ===

人間は二つの翼を持っていた
四つの顔を持つ者もいた
一つの体に男と女それぞれ二つの顔を持つ者もいた
馬の足を持つ者も
犬の頭に魚の尾びれを持つ者も
つまりあらゆる動物が混じり合っていたのだ
全て川から流れてきたものだ
 
(バビロンのベルス寺院にて発見された石盤より/A.セルカン訳)
「宇宙エレベーター」より。筆者のアニリール・セルカンは訳ありだが、この本自体は面白い。

 

 

じゃあ、またの。

 


これまでの画像25 騙されたくて

2019年08月01日 | 主に画像(ロミ)

どのように生きても時間は不可逆的に進んでいく。

猫生は暇つぶし。 

 

オモチャを動かしているのが、のり丸なのは明らかじゃ。
だからオモチャをくわえて、のり丸の前でポトするのじゃ。
 
ウチはいつも騙されたい。
 

後ろにある青いヒモはどう見てもただのヒモじゃ。

のり丸が日によって「ほらミミズの動きだ」「これはボウフラの動きだ」と言うが、違いが判らん。

 

ミミズ捕まえた!本気でキャッチ!

 

日々、捨て身、全力で「猫」をやっているウチ。

 

 室内の物はとっくの昔にすべて把握した…最近、外部に対する好奇心を抑えきれない。

 

 階段の石の感触、川の水の匂い、草の香り、土に潜んでいる虫…どんなものだろう。

 

土手の風景が絵画のように見える日もある。

ウチも大地から四季を感じたい。

 

近所には自由に暮らしている太った猫もいるそうじゃ。

違う世界に住む猫…きっと隣の芝生は青いかもしれん。

だけど未知の世界、新しいものを知りたいと思う。

 

ハーネスの練習も着々と進んどる。

優雅に歩くウチ…のり丸と一緒に移動できる日も近いかの?

 

 

 「いつでもバッチこい~」準備OKじゃ。

…と言いたいが、いざとなったら心臓バクバクでまだ無理。

 

部屋は落ち着くの…ひょろ長のウチ。

そう、本当は環境をあまり変えたくない。

平和が大好き。

 

 

何気なく通り過ぎた一日が、いつかウチを守ってくれるかもしれない。

今日のように眠たいうつらうつらした日が、優しい記憶として。

 

じゃあ、またの。

 


これまでの画像24 悪夢死

2019年07月15日 | 主に画像(ロミ)

おはよう!起きるのじゃ!

オープン・ユア・アイズ!!!

…いつまでも起きない人間じゃの。

 

【いつも、のり丸が起きるのをひたすら待つウチ…】

…ところで、のり丸がハマっている『いびきラボ※』がすごいことに…。

(※主にいびきの録音と分析アプリ)

どうやら最近「悪夢」を見ているらしく、まぁ寝言のすごい事…。(うるさかったの)

 

【フミフミ…】
 
以前、留学生が相次いで朝になると死んでいた、ということがあった。
原因は不明だったが、寝ている間の心臓麻痺の可能性があり、もしかすると「悪夢死」かもしれないと推測する人もいた。(※新聞記事による)
慣れない国に来て強度のストレスが原因で「悪夢」を見て、その夢があまりにも怖すぎて心臓麻痺を起こしたというもの。
 
そんなことがあるのか?と思っていたのり丸じゃが、自分も悪夢を見た後で「なるほど、ありうる」と妙に納得しているようじゃ。
夢の内容がよっぽど怖かったんかの?
 
 
【ゴロン】
 
のり丸の仕事は(週のうち半分は)肉体労働。
のり丸はデスクワーク自体が苦手で、故意に避けている傾向あり。
のり丸の場合、身体を鍛えるのも兼ねて一石二鳥のつもりでやっているが…。
 
のり丸よりずっと年上で、長年肉体労働を続けている先輩達がいるが、もともとの体力が違うらしい。
のり丸は仕事の後はぐったり…食欲もわかないようじゃ。
ちなみに先輩は仕事の後でテコンドー、休みの日もテコンドー、この差は大きいの。
 
エンジンの構造からして先輩とは違うようじゃな…。
 
 
 
【扉も自分で開けて飛び乗っている。「お・き・ろ」というメッセージも兼ねている】
 
現在、のり丸は膝に負荷をかけるトレーニングは厳禁。
…となると、筋力を維持する全身運動は「水泳(膝に負担がかかる平泳ぎはNG)」しかないのじゃ。
 
のり丸の場合、スポーツの中で一番楽しくなかったのが「水泳」だったらしい。
そもそも、着替えたり、シャワー浴びたり、乾かしたり、水着洗ったり……めんどくさがり屋には不向きなスポーツ。
 
でも、背に腹はかえられない、という訳でしぶしぶ水泳(クロール)を始めたのり丸じゃが…それからは連日寝言が激しいのじゃ。
 
 
【去年の今頃と同じく、ウチを呼ぶダーリンの声がする】
 
 
体力のない人間が疲れるとよく眠れない(熟睡できない)…寝る体力がないからじゃ。
寝るのにも体力が必要なのじゃ。
 
マイペースな野良猫ダーリンはこんな危険?な場所でも熟睡じゃ。
ダーリンのように、いつでもぐっすり眠れるメンタルになることが体力維持の秘訣なのかの?
 
 
 

【今日もまた、のり丸の頭を毛づくろいしてやっている】

 

人間が「悪夢を見る」とか「言葉が出てこない」という状態は、明らかに疲れすぎじゃ。

 

何事も焦らず、目の前の階段を一歩一歩進むのじゃ。

 

悪夢の原因…のり丸の場合は「ミステリーの読みすぎ」もあると思うの。

(本を読みながら眠りにつく「ノベルトリップ」というやつじゃ)

 

偶然見はじめたテレビドラマの「あなたの番です」までも現在「推理」中。
このドラマ、設定をはじめ「不自然なところ」が満載(雑)でのり丸の好みではないのだが、ミステリーの「謎解き」だと思って見ているようじゃ。
 
一説では「あなたの番です」はまだ未完成らしく、視聴者の反応によってストーリーを変えている可能性があるらしい。
 
のり丸の最も嫌いなミステリーの結末は、犯人双子説、二重人格説(或いはサイコパス説)じゃ。
問題外なのは「実は夢でした」の結末、ホラーとミステリーをごっちゃにしたもの(或いはSFとごっちゃにしたもの)、それらはミステリーとはいえないからの。
後、のり丸の想像通りの犯人だった時も「…なんか、つまらん」になるらしい…。
 
…まぁ、好きにしてくれ。
秋元康よ、くれぐれもヘンテコリンな結末だけにはせんといてくれよ…。
本格的ミステリーでないと、確実にのり丸の機嫌が悪くなるからウチが困るんじゃ…。

 

 

《のり丸が帰って来た時、出迎えの様子※ほぼピンボケ》

 今日も遅すぎる…待ちくたびれたの。

 

つい、ゴロン

 

毛づくろい…

 

さて、行くかの。

 

いつも出迎えの時は、ウチが先頭で歩く。

「ウチについてきなさい」

そんな感じに見えるらしいの。

 

じゃあ、またの。