佇む猫 (2) Dr.ロミと助手のアオの物語

気位の高いロシアンブルー(Dr.ロミ)と、野良出身で粗野な茶白(助手のアオ)の日常。主に擬人化日記。

これまでの画像17 過去からの囁き

2019年05月15日 | 主に画像(ロミ)

【ウチに友達が…】

と言いたいところじゃが、このロシアンブルーはウチではない。

今、のり丸は実家から持ってきたネガフィルムをデジタル化してデータ保存する作業をコツコツと(先延ばしながらダラダラと)しておる。

つまり、これらの猫達は古いネガフィルムからポジ画像に変換された「過去の猫」の一部じゃ。

(よその家の猫も複数交じっている)

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
猫だけでなく、犬や鳥の写真も多い(…多すぎる)。
のり丸は、子供の頃から動物と過ごしてきたようじゃ。
 
「わっ、こんなに猫がいたのか?」
何よりものり丸自身が一番驚いたようじゃ。
 
 
過去を思い出している時は過去に戻っているのではなく、現在の自分の脳が「過去」を再現している。
それらは都合よく着色されていることも多い。
 
時に写真はあいまいな記憶を強固な記憶に蘇らせることがある。
「やっぱりこれらのことはまぎれもなく『あった事』だったのだ」と再確認させられるのじゃ。
 
思い出を共有していない赤の他人が「ネガフィルムの写真」を見ても、それはどこにでもある他人の「スナップ写真」にすぎないのじゃ。
誰でも赤の他人のスナップ写真を見た時、印象に残るものは少なく、感情が湧き出てくることもないじゃろう。
たぶん、のり丸(及びその関係者)がこの世から消えると、これらの写真の役割も終わるかもしれん。
それでいいのじゃ。
 
 
 
【今日のウチ】
今日もPCの前で機嫌が悪くなりかかっておる…
 
【相変わらず、風呂場で】
なぜ、こんなに風呂場が好きなんじゃろうか…。
 
 
 
じゃあ、またの!

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