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梗概小説/兄妹の秘密-夢幻- Vol.011 聖子と彼には会話などはなかった

2012-09-26 20:19:49 | 梗概/兄妹の秘密
十日に一回オークションは開催され、

開催される前にはオークションに参加をする人々が、

ミシェル邸を訪れ、一階フロアの作品を観賞して回る。

一階フロアにある部屋の作品には赤紙が貼られ、

オークションに出される作品が置かれていた。

聖子の役目は執事と共に、その人々の案内役であり、

ジェンナ・ミシェル邸からは一歩も出る事は許されない。


聖子と執事の役割は次の日から始まったのだ。

三十日間の間、規則正しい起床時間と食事の時間、

彼と二人きりでの食事、

聖子と彼には会話などはなかった。

数日を過ぎると、

彼と二人きりの食事で聖子はある感情を持つ事になる。

彼は聖子の目の前で近くにいるはずが、

遠くにいるような感情と今まで出逢った事もないのに、

出逢っていたような感情である。

彼は何かを考えながら食事しているようで、

聖子は彼に声をかける事ができなかった。


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