日本の主要道路のトンネルが崩壊して多くの車が閉じ込められ、少なくとも7人が行方不明になっているとメディアが報じています。
生存者は、大きなコンクリートの塊が笹子トンネルの中の車の屋根に落ちたようすを話しました。
火事になり多くの焦げた体が見えたと救助者が言いました。
事故は、東京から西におよそ80キロの名古屋市に通じる道路上でローカルタイムの8時に起こりました。
それは日本で最も長いトンネルの一つです。
トンネルの中の監視カメラは、山梨県の中央高速道路上の崩壊した100メートルの塊を映し出しました。
厚い黒い煙がトンネルから吹き出てきて、更なる崩壊も心配されて数時間救助ができませんでした。
救助が再開されると、最初の死者が見つかりました。
山梨県警の報道官は、「トンネル内に多くの焦げた死体が確認できたが、数は分っていない。」とAFP通信に語りました。
東京のBBC記者は、CCTVの映像によると救助隊員が崩壊した屋根の部分を自由に動いていると言っています。
メディアによれば崩壊部分に到着するのに3時間かかったとする救助活動はすでに批判されていると彼は言います。
トンネルから逃げてきた女性は、バンに5人で乗っていたと言いました。そして、「他の人に何が起こったか分らない。私たちの前後に何台の車が走っていたのかも分らない。」と付け加えました。
崩壊が起こった時にトンネル内を走っていたNHK放送局の記者は、他の車は閉じ込められて燃えているのを見たと説明しまた。彼の車はひどい損傷を負ったと彼は言いました。
他の生存者は、トンネルの中を走っていたら天井のコンクリートの一部が突然落ち、押しつぶされた車から火が出ているのを見たと語りました。
トンネル内のカメラ映像が崩壊のようすを映しています。
生存者のスズキさんは、「道路と同じ幅の天井の一部が真下に落ちて真ん中でV字型に折れた。」と言いました。
彼と家族は、1時間歩いて外に出ましたが、煙は増え続けていました。
「しばらくしてトンネル内で火事が起こり、スプリンクラー・システムが作動しているとパブリック・アドレスシステムで聞いた。」と彼は時事通信に語りました。
「火が広がって私達は巻き込まれるかもしれないとずっと心配だった。」とスズキさんは言いました。
上下線別に作られている笹子トンネルは、およそ4.3キロの長さで、東京を中心にする主要高速道路の一つにあります。
大事故により道路が閉鎖されて、日曜日の午後東京に戻る多くの週末の旅行者の交通を混乱させると思われます。
高速道路を運営する民間会社がトンネルは2か月前に検査を受けて安全のお墨付けを得たばかりだと言っているので、最も重要な交通動脈の一つにある大きなトンネルがどのようにして大災害を引き起こしたかに深刻な疑問が出るだろうと記者は言います。
日本は地震国ですが、その日の朝はその地域での地震の報告はありませんでした。
トンネル専門家のタニモト氏は、その前に地震があったか又は車両の振動が古くなっていた天井のパネルか柱を崩壊させたのだろうとAFPに語りました。
トンネル内のカメラが映した崩壊の一部
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さっそくBBCニュースが詳細を報じています。
長いトンネルの中を運転するのはそれだけで怖いのに、そこに天井から大きなコンクリートが落ちてきたらと思うと、ぞっとします。犠牲者の方々に御悔やみ申し上げます。
↓日本のメディアの報道