(写真)2006年~7年の短い任期を経て二度目の首相になる安倍氏
日本の安倍晋三新首相は、組閣をして経済の活性化の仕事を始めます。
今月初めに安倍氏の党が大勝した後、国会で首相に選ばれてすぐ閣僚名簿が発表されました。
自民党と連立党は、衆議院で3分の2の多数を得ました。
2006‐7年にも総理大臣だった安倍氏は、前首相の麻生太郎氏を財務大臣の大役に選びました。
アナリストは、安倍氏は長引く経済の悪化から脱出する任務を重視して彼に近い人をたくさん選んだと言います。
前通商産業大臣の天利氏は経済復興の大臣に任命され、経済の専門家の茂木氏は経済産業大臣に任命されました。
彼は、昨年の福島原発災害後のエネルギー政策の任務にあたるだろうと報道されています。
安倍氏は、中道右派のタカ派と考えられています。彼の前の首相任期は人気低迷と健康の理由での辞職という不名誉な結果で終わりました。
しかし、彼は危機的な時期に権力の座に戻り、6年で7人目の首相になります。
前首相の孫で前外相の息子の58才の安倍氏は、 中国との領土問題で強固な態度を取ることを約束しています。
中国は、新政府に東シナ海での領土問題に現実的な対応をするように求めています。
安倍氏は、また、日本の平和憲法の見直しと愛国的精神の教育を主張しています。
自民党は、12月16日に政権党の民主党と議論しました。その後まもなく民主党の野田党首は辞任しました。
民主党は、2009年に、福祉を充実させ、官僚や産業界との癒着を絶つことを約束して当選しました。
しかし、経済対策の失敗と2011年の地震と津波の対応で支持を失いました。
安倍氏は、今度の選挙で、数年の経済停滞を終わらせ、公共事業費の予算増加と金融政策緩和を政策綱領で約束しました。
しかし、何人かの経済学者は、安倍氏の政策つまり〝アベノミクス″と呼ばれている政策には何も新しいものはないと言います。
彼は、また、昨年の災害にもかかわらず、日本の未来のエネルギーに原発を認めると言っています。
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さっそくBBCの記事になっています。タカ派の安倍さんは、もっとタカ派の石原さんに国会で攻められそうです。本人がそう言っていましたから。
選挙運動中の発言は政権をとるとトーンダウンするのが一般的です。右翼ぶりは羽の下にでもしまい込んで柔軟な政治をしてほしいものです。