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シリアの協議:進展がなかったことを調停者が謝罪

2014-02-15 | Weblog

(写真) 協議が行われていた間もシリアの暴動は続いていました

国連の調停者ブラヒミ氏が、ジュネーブで行った和平交渉が進展しないまま終わったことをシリアの国民に謝罪しました。

彼は、シリア政府と反政府側の間の行き詰まりを打破するために土壇場の試みとしてジュネーブで両者と最終的な議論を行いました。

彼は、行き詰まりの主な原因は、暫定統治機構について再び話し合うことを拒んだ政府側にあると言いました。

2011年3月以来、シリアの紛争で100,000人以上の死者が出ています。

ブラヒミ氏は、協議がほとんど進まなかったことを認めてシリア国民に謝罪しました。

彼は、「両者は自分達の本拠地に戻って相談をし、協議を続けるかどうかを考える必要がある」と言いました。

「更なる協議の日取りは決まっていない」と彼は言いました。

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やっぱり駄目でした。政府側の背後にロシア・中国・イランなどが、反体制派の背後には米・英・仏などが付いている、言わば代理戦争のようになっている中での仲裁は大変だったことでしょう。 ちょうど3年目になるに当たって、朝鮮戦争のようにとりあえず休戦を行ない、それから選挙をしたら…と思うのですが? 国民の苦悶がこれ以上続いてはいけません。


ザルツブルグで保存している作品の方がミュンヘンの物より重要

2014-02-15 | Weblog

 

(写真) ドイツの芸術家フリッツ・マスコス氏(1896-1967)の瞑想的な女性の絵は、ミュンヘンのコーネリアス・グルリット氏のコレクションの中にありました

美術収集家のコーネリアス・グルリット氏のオーストリアの家で見つかった美術品は、ミュンヘンのアパートで見つかった美術品よりはるかに価値があると彼の弁護士は言います。

60作品ほどの中に、ルノワールやモネや他のフランスの印象派の作品があると記者が伝えています。

昨年、多くの芸術作品がミュンヘンのグリット氏の家で保存されていたことが分りました。多くはナチスが略奪したものと考えられています。

彼は絵画が略奪品であることを否定していますが、ユダヤ人グループはもっと詳しい情報を望んでいます。

新しく見つかった作品の写真集を発行して詳しい説明を付けるかどうかまだ決定されていません。

ユダヤ人グループは、ナチ迫害の犠牲者から盗まれたり強奪されたりした作品の全てを識別する一助とするために、発表される予定の作品のリストを求めています。

81才のグルリット氏は、ナチスが認めた美術品業者で1956年に死亡したヒルデブランド・グルリット氏の息子です。

ホロコースト補償組織の要求委員会は、ヒルデブランド・グルリット氏は美術品の略奪をするようにヒトラーに命じられた4人の美術品業者の1人だと伝えています。

「それ故、彼の遺産の全てが調査されるべきだ。」と声明で述べました。

絵画がグリリット氏のザルツバーグの家で見つかったことが月曜日に発表されました。

「それらは非常に卓越した作品だ。」とハルツング氏。

 (写真) 侵入や盗難から保護されているコーネリアス・グリリット氏のザルツブルグの家

 

(写真) グリリット氏の広報担当者は、作品は盗まれていなかったことが初めから示唆されていたと言いました

 

 (写真) ドイツの芸術家オットー・ディックス氏による今まで知られていなかったこれらの作品はミュンヘンのアパートで見つかりました

「ピサロの素晴らしいセーヌ川の光景やモネの素晴らしい橋の絵やマネの海に浮かぶヨットの光景など。」

「他にもルノワールやリーベルマンの多くの作品があります。それらは芸術的に著しくすばらしい作品でミュンヘンのシュヴァービングのコレクションよりずっと価値がある。」

13億5千万ドルの価値があると見積もられている1,400以上の長い間失われていて未知だった作品が、2012年3月に、ミュンヘンのグルリット氏のアパートで見つかりました。

その中には、マルク・シャガールやパブロ・ピカソやアンリ・マティスやオットー・ディクスの作品が含まれています。

 

 (写真) ナチス政府で美術品を略奪する仕事をしていたとして告訴されているヒルデブラント・グルリット氏

コロネリアス・グルリット氏の父親ヴォルフガング・グルリット氏も美術品収集家で、ナチス時代に「退廃芸術」品略奪に関わっていました。

ヴォルフガング氏は、戦争中オーストリアに住み、彼の重要な美術収集品をリンツ美術館に寄贈しました。

リンツ・レントス美術館は、作品がナチ時代に盗まれたことが確定されたので、ここ数年で彼の収集品の多くの絵画を返還しなければならなくなりました。

11月に、リンツ美術館の館長が二人の従兄弟の間に接触の兆候はないと言いましたが、美術史家は懐疑的だと記者がウイーンから伝えています。

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ナチスやヒトラーが「退廃芸術」として略奪し長期間秘匿されていた美術品が見つかったようです。 戦後、ヒトラーが奪略した美術品の収集も調査も十分行われていないことが発覚しました。 奪略された作品の中に高価なものもあるとユダヤ人の指摘を受けて、ドイツ政府は調査機関を設けて近く作業を開始するそうです。随分遅い戦後処理ですね。