まるこの「時事和訳ブログ」

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マクドナルドがベジタリアン向きのレストランをオープン

2012-12-10 | Weblog

 

(写真)マクドナルドはインドで店舗拡張を試みています

米ファーストフード大手のマクドナルドが、インドで、地域の要求に合わせて、「肉無しハンバーガー」レストランを開店しようとしています。

パンの中のビッグ・マック・バーガーを売ることで有名なマクドナルドは、世界初のベジタリアン向きの店になるだろうと言っています。

サブウエイに続く世界で二番目の大手マクドナルドは、地域の要求を満たす方針を進めています。

インドの多数派のヒンズー教徒もイスラム教徒も、肉が入らない料理を食べます。

宗教を遵守するヒンズー教徒は、牛を神聖視して牛肉を避け、イスラム教徒は豚を不浄と考えて豚肉を避けます。

AFP通信によれば、マクドナルドは、来年中に、インド北部のアムリツァルにあるシーク教聖地の黄金寺院の近くに出店する予定です。

宗教当局は、寺院で肉を食べることを禁止しています。

インド北部のマクドナルドの広報担当者は、「多くのインド人がベジタリアンなので、ベジタリアン向きのレストランは大きなチャンスだ。」と語りました。

「現在、インドでは271店という非常に小さい市場だが、世界規模では33,000店です。」

マクドナルドは、インド北西部、カシミールにある、毎年、多くの人が訪問するヒンズー教の巡礼地Vaishno Devi洞窟廟の近くに別のベジタリアン向けの店を開設する計画もあります。

マクドナルドは、食事に気を使う国民に配慮して、砂糖や塩や脂分を少なめにした健康的な食物とサラダを多めにしています。

インドでは、メニューの概ね50%がベジタリアン向きです。

インドでの特徴は、スパイスの効いたポテトを基調にしたマカルー・ティッキ・バーガーで、全売り上げの25%を占めています。

地球規模では、今年、およそ1,300店を新たに開設する計画を立てています。

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ちょっと古く9月4日の記事です。

世界のマクドナルドは、インドでもビジネスを展開しているのですね。宗教に合わせて「肉無しバーガー」! 肉大好きの私には物足りないバーガーになりそうです(笑)


トップヒル自然保護区のカワウソが水に浸かった巣から出てくる

2012-12-09 | Weblog

 

(写真)沼地を訪れた人が写した氷が張った沼地で遊ぶカワウソのこども達

 

(写真)母親が洪水の被害を受けた古い巣から別の巣へこども達を移動させたと思われます。

東ヨークシャーの洪水で、二匹のカワウソの子どもと母親の姿を自然保護区で見かけました。珍しい事です。

その姿は、先週、ヨークシャー・ウオーター・トップヒル・ロウの貯水管理地で見られました。そこも公的自然保護区です。

保護区の管理人は、カワウソ家族は最近の洪水で広場に逃げざるを得なかったと考えています。

数年かけて保護区でカワウソを飼育するのに成功したのは初めてでした。

「周辺には少なくとも1匹のカワウソがいたことは分っていたが、ここ数年で保護区飼育に成功したのは初めてです。」と管理人が言いました。

「写真には二匹の子どもを連れている雌が写っています。子どもはおよそ二か月と思われ、先週か先々週に北部の湿地に張った氷の上で遊んでいるものです。」

「カワウソは、昼間活動する動物だったのですが、歴史的に捕獲されるうちに生活形態が変わり、今は夜明けか夕暮れ時にしか見られません。昼間姿を見るのは珍しいことです。」

「母親と子ども達は大雨が降って洪水になった時に近くの巣を脱出しなければならなかったのだと思います。だから、普段見かけるよりも早い時間に子ども達がうろうろしています。」

「しかし、母親は少なくとも三つの巣を近くに持っているのが普通です。だから、どんな動きにもストレスがあることはなく、写真からだけでも、彼らはみんな健康で楽しんでいるように見えます。」

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写真のカワウソの子ども達とお母さんがかわいくて訳しました。夜行性のカワウソが昼間歩いているのは洪水で巣が水浸しになったからのようです。こんな被害者もいるのですね。

 カワウソは、日本では高知県西部以外は絶滅の特別記念物です毛皮が高価だったために乱獲されたそうです。こんなにかわいい動物が・・・・・


日本の地震で津波警報

2012-12-07 | Weblog

(写真)BBC記者が伝えた激しく揺れた彼のビル

日本の東部海岸沖で起こったマグニチュード7.3の地震で、小規模の津波が起こり避難の事態になりました。

1メートルの波が宮城県の石巻を襲い、全ての警報が解除されるまでに、多くの人が高い場所に移動するようにという呼びかけに応じました。

震源地は、釜石から東南へおよそ245メートルの所で深さ約36キロ地点と米国地質調査所(USGS)が伝えました。

宮城県は2011年3月に壊滅的な地震と津波に襲われました。

米国にある太平洋津波警報センターは、太平洋の広範囲には及ばないが、津波はその地の海岸で大きくなる可能性があると警告しました。

死者も負傷者も重大な被害も報告されていません。また、津波警報は現地時間の19:20に解除されたとNHKが伝えました。

津波の高さは50cm から2mの間で警報が出されました。

それくらいの高さなら2011年の時の11メートルにも及ぶ津波よりはるかに危機は少ないが、日本は明確に地球の揺れに神経質になっていると東京のBBC記者は言います。

本州の北の先端から東京まで津波警報が出され、影響を受けた地域では避難勧告が出されました。

日本の早期警報システムにより、NHKは通常番組を中止して未然に地震の警報を出すことができました。

国営放送局のNHKは、「昨年の地震と津波を思い出して下さい。近くの人にも呼びかけて高い場所にすぐに逃げて下さい!」と視聴者に伝えました。

東京でもビルが激しく揺れました。

野田首相は、12月16日の選挙活動を中止して職場に戻りました。

電話の利用が多くて、宮城県への連絡は困難でした。列車は止まり、仙台空港の滑走路は閉鎖されました。

宮城県の英語教師のヘリティジさんは、地震は昨年ほど大きくなかったがかなり長く続いて不安だったと語りました。

「生徒は心配していた。普段はかなり穏やかなのに、不安そうだった。それから津波警報が鳴り始め、みんなで高い場所に避難した。」と彼は言いました。

Not Just Mudという災害救助のボランティア組織を立ち上げたエル‐バンナさんは、石巻に避難したと言いました。

「海側から1キロにも満たない所に住んでいるので、できるだけ海から離れた場所に静かに移動した。高い場所に到着しなくても逃げることが大事と助言されているからだ。みんな、静かに命じられるままに避難した。」と彼は語りました。

日本の携帯電話の警報システムにより地震の予報警告を受けていた人々もいます。

ある人は、10秒前に警告を受けたので揺れが来る前に車のスピードを落とすことができたとツイートしました。

USGSが同じ地域にマグニチュード6.2と 5.5と 4.7の三つの余震があったと報告しました。

2011年3月11日に起きたマグニチュード9.0の地震は、壊滅的な津波を引き起こし、15,000人以上の死者と3,200人以上の行方不明者を出しました。

その地震で、福島原発の燃料棒がメルトダウンし放射能が漏れて多くの人が避難しました。

 東電は、今度の地震の被害の報告はないと語りましたが、作業員は高い場所に避難しました。

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いつものようにラジオを聞きながら夕食を作っている時、突然、「ビビ~、ビビー!」と,昨年の3:11後によく聞いた警報音が流れたのでびっくりしました。けたたましく鳴って、まもなく地震予報が伝えられ、その後、津波の警報が流れました。避難警告が執拗に続きました。とても嫌な予感でした。

 「3:11」を忘れるなという天からの警告だったのかもしれないと思いました。選挙運動の中で、原発問題で早くも「3:11」を忘れかけているような党の発言もあり、危惧していたからです。

 被害が無いことを祈るのみです。 


アフガニスタンのアサドゥラ・ハリド情報局長が爆弾で怪我

2012-12-06 | Weblog

 

(写真)カルザイ大統領側近のハリド氏

アフガニスタンの情報局トップが、カブールで自爆によると思われる爆破で負傷したと内務省の役人がBBCに語りました。

爆弾が爆発した時、ハリド氏は腰の辺りを負傷したと言いました。

爆発はカブールの中心部のTaymeni地域で起こりました。どのグループも爆発を名乗り出ていません。

爆発はハリド氏が所有する多くのゲストハウスの一つで起こったと情報局の役人は言います。

彼は、暗殺の危機を逃れるためにカブールの住居を定期的に異動していることで知られていました。

アフガニスタンの情報局員は、ハリド氏は安全だと語りましたが、彼の状態の詳細は伝えていません。

ハリド氏は、情報局長の任に就いて数か月しか経っていません。

彼は、カンダハル州知事時代だった2007年、暗殺未遂で生き延びました。

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14年の欧米軍の撤退を迎えるに当たりアフガニスタンでは過激派集団が政府や軍部を襲う事件が多くなっているようです。大丈夫でしょうか。


EU諸国でギリシャが最も腐敗している国と新調査が発表

2012-12-05 | Weblog

 

(写真)ギリシャの経済的・社会的混乱が腐敗指数を高めている

ギリシャは、全ての27のEU諸国の中で公共部門が最も腐敗していると新グローバル調査が発表しています。

世界的には、デンマークとフィンランドとニュージーランドが最も腐敗が少少なく、アフガニスタンと北朝鮮とソマリアが最も腐敗していると認識されました。

トランスペアランシィ・インターナショナル(TI)2012腐敗認識指数が176ヶ国を調査しました。

非常に腐敗が多いゼロを含めて3分の2の国が50以下、指数が100の国が非常に透明でした。

英国は、指数74で17番目にランクされました。

ギリシャの世界的ランキングは、経済の混乱や脱税の多さを反映して、2011年の80位から2012年は94位に落ちました。

イタリアは、EUに新たに加わったルーマニアの66位より低い72位でした。

「政府は、反汚職活動により公共の意思決定へと進展させなければならない、」とTIの委員長が言いました。TIは、全国的な腐敗を暴露して撲滅に取り組むことを推進する組織です。

「ロビー活動や政治資金の規定を改善して、公共支出や契約を透明化し、公共団体が国民に対して責任を取るようにすることが優先事項です。」

TIは、貧困や紛争と腐敗のレベルには強い相関関係があると確信しています。

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TIが言わずとも腐敗の多い国は分っています。下の地図によると日本は英・米と同じ色をしているので合格圏でしょうか。(笑)

 

↓TIの指数地

http://www.ti-j.org/TI/CPI/Images/CPI2012_map.jpg