正確には、遺るものを捨てようとして、鍵つきのタンスを開けた。
何かの番組で有名人の、認知症の母が「産むんじゃなかった」と書いたノートを
見つけたその人か、ゲストかが「せめて、処分しておいてくれれば」のようなことを
言っていたのを聞いて。
ラジオでも、余命宣告されたらのテーマ、旅行に行くとかよりも
身辺整理が多かった。
カウンセリングの記録も、日記も、苦しい胸のうちも、そういった類の本も
全部一緒にまとまっていたから、とどまった。
余命宣告されたら処分しよう。
突然の時は?・・・そうだな、家族を信じて(そうしてくれることを)
「文章の書いたものは、見ないで捨ててください」との書置きを置こうと思った。
実印や通帳も入っていた気がするので。
結婚式に使った、幼い頃の写真も束になっていた。
自分の笑顔に癒されるって、へんだけど、何だか少し安らいだ。
そして、動くことが出来たやっと。
思い込みでも、逃げでもいい。そうやって一日を重ねていくしかない。
ヘアカラーと枕カバーの交換、雨が降り出す中「言の葉の庭」の音楽と映像に
心を少し洗ってもらった。
雨の中の公園、板チョコをあてに缶ビールを昼間から飲む女性教師。
「どうせ人はみな、ちょっとづつ変なのよ」?のような台詞。
そうだ、「文章の書いたものは、見ないで捨ててください」
忘れないうちにいまから、書こう。
何かの番組で有名人の、認知症の母が「産むんじゃなかった」と書いたノートを
見つけたその人か、ゲストかが「せめて、処分しておいてくれれば」のようなことを
言っていたのを聞いて。
ラジオでも、余命宣告されたらのテーマ、旅行に行くとかよりも
身辺整理が多かった。
カウンセリングの記録も、日記も、苦しい胸のうちも、そういった類の本も
全部一緒にまとまっていたから、とどまった。
余命宣告されたら処分しよう。
突然の時は?・・・そうだな、家族を信じて(そうしてくれることを)
「文章の書いたものは、見ないで捨ててください」との書置きを置こうと思った。
実印や通帳も入っていた気がするので。
結婚式に使った、幼い頃の写真も束になっていた。
自分の笑顔に癒されるって、へんだけど、何だか少し安らいだ。
そして、動くことが出来たやっと。
思い込みでも、逃げでもいい。そうやって一日を重ねていくしかない。
ヘアカラーと枕カバーの交換、雨が降り出す中「言の葉の庭」の音楽と映像に
心を少し洗ってもらった。
雨の中の公園、板チョコをあてに缶ビールを昼間から飲む女性教師。
「どうせ人はみな、ちょっとづつ変なのよ」?のような台詞。
そうだ、「文章の書いたものは、見ないで捨ててください」
忘れないうちにいまから、書こう。