どうせ迷路なら♪

吐き捨てる場所です

遺品整理

2014-10-02 16:14:06 | 日記
正確には、遺るものを捨てようとして、鍵つきのタンスを開けた。


何かの番組で有名人の、認知症の母が「産むんじゃなかった」と書いたノートを

見つけたその人か、ゲストかが「せめて、処分しておいてくれれば」のようなことを

言っていたのを聞いて。

ラジオでも、余命宣告されたらのテーマ、旅行に行くとかよりも

身辺整理が多かった。



カウンセリングの記録も、日記も、苦しい胸のうちも、そういった類の本も

全部一緒にまとまっていたから、とどまった。


余命宣告されたら処分しよう。

突然の時は?・・・そうだな、家族を信じて(そうしてくれることを)

「文章の書いたものは、見ないで捨ててください」との書置きを置こうと思った。

実印や通帳も入っていた気がするので。


結婚式に使った、幼い頃の写真も束になっていた。

自分の笑顔に癒されるって、へんだけど、何だか少し安らいだ。


そして、動くことが出来たやっと。

思い込みでも、逃げでもいい。そうやって一日を重ねていくしかない。


ヘアカラーと枕カバーの交換、雨が降り出す中「言の葉の庭」の音楽と映像に

心を少し洗ってもらった。

雨の中の公園、板チョコをあてに缶ビールを昼間から飲む女性教師。

「どうせ人はみな、ちょっとづつ変なのよ」?のような台詞。



そうだ、「文章の書いたものは、見ないで捨ててください」

忘れないうちにいまから、書こう。