母の教え

それは


バカになること


私が死にそうな心で


あなたはどうやって、仕事を続けてきたのかと聞いたとき


『バカになることだわね』

と、あんなに言葉を濁す母が・・・


明確に答えた。


今酔っ払っているけど


また、反発するけど



それはひとつの生き方。


勝とうと思わないこと

すみませんねと、謙虚に生きること。




馬鹿になりきって、私は何にも分からない女なのに、お付き合い
ありがとうと、プライドを押し殺して働いてきたこと。

時代が違うかもしれない。


でも、免許を持たない母を、弱い頼りない存在として

あの人は優しくて、賢い人で


私の母だ。



だからわたしも


馬鹿になる。