るいこ、イケメンちゃんを...
イケメンちゃんを~...
泣がせましだぁぁぁぁぁ~。
だってね、だってね、かわいかったんだもん!
彼の方から見つめて来たんだもん!
るいこおばちゃん、ただ...ただ...「まぁ~。」って言っただけだもん!
取って食べようなんて、これぽっちも思ってなかったんだもん!
まして、かっさらおうなんて滅相な事死んでも考えてもいなかったもん!
それなのに、あ~それなのに...
イケメンちゃん火が点いたように泣き出したんだす~。
るいこの「ベロベロバ~」がいけなかったぁ~。
見つめ返ししたのがいけなかったぁ~。
それとも...
るいこのるいこの
このお顔が怖かったぁ~。
だね、だね、これだわ。
るいこ自慢じゃないけど、甥っ子ちゃんも泣かせた前科者!
でもね、ちょっと待って~。
「ベロベロバ~。」の時は笑ってだんだよ~。
そうご満悦の笑みだったのよ。
で、るいこも嬉しくなって...思わず 「まぁ~、かわいい!」って言ったんだよ。
て言うかついつい...
ボリュームが大きくなったんだよなぁ~。
これだわ~。
ごめんね~ごめんね~。
おばちゃん、興奮すると声が大きくなっちゃうの~。
お口も狼のお口みたいに大きくなるの~。
こりゃ~誰でも怖いわ。
イケメンちゃん、エレベータから降りても泣き続けてるの。
「お母さんごめんね。」
「あっ!いいんです。この子もう眠いんです。」
ママちゃん、気をつかってくれて。
でも、エレベータの締まったドアの向こうでは、いつまでも彼の泣き声が響きわたって
るの。
るいこ、胸が張り避けそうでした。
どうぞ神様!あの子の夢にるいこが出て来ませんように。
そして彼の心の傷になりませんように。
いつも訪問応援ありがとう。
るいこ...赤ちゃん恐怖症になりそうです~。
あはは~今日も「ベロベロバ~。」やちゃったがな~。
凝りない奴です~。