ナチュラルテラピーショップ:ルーン★Rune Witch's Grotto 別館

主に九州地方のオーガニック食材やハーブを使い、ていねいに薬膳料理をつくっています。

★ガレット・デ・ロワのこととか

2015年01月05日 | 日々つれづれなるままに
改めまして、新年明けましておめでとうございます。

ルーンも本日からネット通販のみ営業を開始いたします。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

ところで…
もう、クリスマスどころかお正月ムードも払拭されている日本ですが、ヨーロッパ諸国ではクリスマス行事は1月6日の公現祭、あるいは2月2日の聖燭祭まで続きます。
イギリスでもクリスマスから公現祭までの12日間ミンスパイを食べ続けると、その年は幸せになると言われていますが…

公現祭?エピファニーと言った方が聞き覚えがあるでしょうか?

日本でもここ10年くらいガレット・デ・ロワ「王様のお菓子」が流行していますが、これはフランスで公現祭である1月6日前後に食べられるアーモンドクリームがたっぷりと詰められたリッチなタルトのこと。

タルトの中にはフェーブ(ソラマメの意。現在は陶器の小さなフィギュア)が隠れていて、フェーブが当たった人はおまけの紙製の王冠をつけて1日王様(女王様)になれるのです!
美味しくて可愛いくて盛り上がれるお菓子。そして、この公現祭を境にクリスマスの飾りは片付けられます。

これは、私のフェーブコレクション。





最近はネットでも販売しているお店が増えたので、コレクターとしてはとてもうれしいのですが、旅の楽しみがひとつ減ったという気もちょっとしちゃいます。


が、先にお話ししたように行事はまだ続きます。
キリスト生誕から40日後である2月2日、聖母マリアが神殿で出産の穢れを清め、キリストが神の子として初めて聖堂に現れた日を祝すキャンドル・マスつまり聖燭祭を済ませ完了。

そして、聖燭祭と言えば、フランスやベルギーではクレープの日。
え?なぜクレープ?
聖母マリアがお清めを受けた後、クレープを食べたからだとか
太陽(光)と同じ形だからだとか…

あちこちで開催されるイベントでは片手にコインを握りしめ、片手だけでフライパンを振ってクレープをうまくひっくり返せるかどうかを競ったり、あるいはその年の運勢を占ったり。

また、南フランスではオレンジが香るナヴェットと呼ばれる「小舟」の形をした小さな焼き菓子がありますが、オリーブオイルをメインに使う南仏では珍しくバターを使っているもので、とても美味しいもの。

機会があれば、これらの季節菓子も「本日の焼きたて」でお出しいたしましょう。

________________
「残念ですが。」
11年前に私の背骨にできたガンを見て担当医が言いました。
私にできることといえば……
自宅ゴハンを大切に作って、息子と美味しく食べること。
いつしか「冬でも体がポカポカしているなあ。」と感じた頃、ガンは消えてくれました。
ポカポカレシピが主体のわがやの毎日のゴハン。
家族の体調や季節に応じた、ポカポカしすぎない食材や、調理法のワンポイントも含め
126品オールカラーでご紹介しています。


RUNE WITCH'S GROTTO
http://www.rune-witch.com
東京都北区神谷3-45-5
03-3901-7230
基本営業時間:月~金 14:00~18:00

クリックおねがいいたします♪
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


にほんブログ村 料理ブログ 創作料理へにほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ロハスへにほんブログ村