昨日は家中の窓拭き、今日は障子の張替えをしました。
私は3人兄弟の末っ子なのですが、大掃除の時期になると姉は決まってお腹が痛くなり、兄はどこかへ行ってしまいます。母は普通の会社員で父が教員で母より早く冬休みになるので、きれい好きな父といつも2人で大掃除をしました。
昔は今の様に便利な物もなくて、障子貼りも大変でした。
一段ずつ障子紙を切り揃え、ノリを作って刷毛でさんにつけて行きます。
父は器用な人で包丁で正確に綺麗に障子を切りました。私は障子紙を持ったり、さんに合わせて行ったり父のアシスタントとして一生懸命やりました。父が包丁で障子紙を綺麗に切って行くのを見るのが好きでした。
それから家中の窓拭き、父は雨樋の掃除とか外回りの掃除をするので窓拭きは全て私の仕事でした。ウンザリするほどありましたが、窓がピカピカになって行くのは好きでした。
そんな昔の思い出のせいか、今でもやっぱり年末は窓拭き、障子の張替えをしないとスッキリしません。
ピカピカの窓に綺麗なカーテンをかけて新しい障子をはめ込むとなんだかとてもいい気持ちです!
大掃除がやっと終わる頃、母の仕事が終わり、御節作りが始まります。
この頃何処からか兄が登場します。姉は更に頭が痛いとか言って来ます。
さつまいもの皮をむいたり、潰したりするのは兄と2人でやりました。きっと兄は割合料理が好きだったのかな?そして父より母が好きだったのかな?と思います。
私は刻み物が好きで、なますの大根や人参を切ったり、コンニャクを結んだり色々やりました。
母が書いた御節のリストが少しずつ消されて行って大晦日も暮れて行きます。あの母の字を思い出します。綺麗な字でした。
年末色々な事を思い出しながら又、今年も無事に過ごせた事に感謝しつつ動き回ってます。
明日は28日で末広がりなのでしめ飾りなどお正月の飾り付けをします。
9のつく日はダメ、一夜飾りはダメ、と祖母が言っていました。
日本のこういう小さな伝統一つ一つ大切にしたいなあ、と思います。
夜は少し勉強しなくちゃ!