ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

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iPadで楽譜!! こりゃ、もう紙の譜面には戻れなさそうだ・・・。

2019年07月04日 | おすすめ!(藤崎涼お気に入り)
この記事の改訂版を、新しいブログに書いています。
お手数ですが↓この転送URLをコピペしてアクセスしてください。

http://tinyurl.com/y9vhdvqu


以下は過去記事です。


最近、僕の周りのミュージシャンは、皆さんiPadで楽譜を見てるんです。
特にギタリストの方が多いです。

「まあ、なかなか便利そうだよなぁ」とは思ってました。
譜面灯も不要だし、画面フリックでサッとページをめくれるし、譜面の保管も楽だし....

でも、リハの時とかに譜面にメモや訂正を書き込めないじゃないか!

と思いきや、最近のiPadは画面に文字などを書き込めるようになっていたんですね。 
(ちなみに、僕のスマホはGalaxy Note8なので、付属のペンで手書きメモが書き込めるんですが)

というか、僕は13インチのMacBook Airを持ってるので、それに譜面を取り込んで使えばいいじゃないかと思ったのですが、MacBookはノートタイプなので平面な台の上じゃないと置けないというのと、画面の中の譜面に書き込みができない・・・・。いや、厳密に言えば、ソフトを使ってトラックパッドやキーボードで書き込みもできなくはないのですが、リハ中とかにそんな事やってられないですからね。
やっぱり、リハ中などはささっとその場で書き込みできた方が良い。

という事で、とうとうiPad Proを買ってしまいました。

これ↓
 
去年の11月に出た最新モデルです。
なのに、ほぼ譜面用に買いました。 なんという贅沢な投資!!!
でもね、これでこの先の音楽生活が色々と楽になるんですよ。(言い聞かせてる)

このiPad Proの12.9インチモデルの重さはわずか631g!

現在、持ち歩いている紙の譜面の重さはだいたい500g前後!(ファイルブック含む)

ほとんど変わらないじゃないか・・・。

さらに! 
iPad(12.9インチ)は、大きさも、厚さも、A4の譜面ファイル(表紙込み)よりも小さい!!!!でも、表示できる譜面のサイズはほぼA4なので、いつもの楽譜を見てるのと同じ大きさです。


左が、今まで持ち歩いていた譜面ファイル。(しかもこういうのを何冊か持っている)
右側にあるのはiPad12.9インチ


周りのミュージシャン達が使っているiPadは大体みんな10インチくらいのサイズなんですが、僕はほぼ譜面用として使うので、見易さなども考えて一番画面が大きいiPad Proの12.9インチの最新モデル(Wi-Fi専用機)にしました。
12.9インチもあれば、横置きにして2ページ表示にしても見やすい!
ロックやポップス音楽の場合は、大抵は2ページもあれば対応できますからね。
そうすれば曲中にめくる必要さえもなくなります!
うん、12.9インチで良かったぞ!

ネット環境についてはスマホからテザリングすればいいのでWi-Fi専用機で充分です。
なので携帯電話会社と契約しなくてもいいですし、月の通信費もかかりません。(通信費はスマホで契約しているキャリアのパケット通信量に依存します。僕は格安SIMを使っているので、通信費はめちゃくちゃ安いです。)
iPadのハードディスク容量は最低の64GBです。(充分でしょ!)
だって、家には普通に17インチのiMac(DTM用)あるし、13インチのMacBook Airもあるし、スマホもあるし・・・。 なので、このiPad Proはほぼ譜面用としてしか使わないのです。ちょっともったいないですけどね。 
MacBook Airを買う前にこのiPad買ってたら、Mac Book Airは買う必要なかったなぁ。このiPadの画面サイズはほぼ13インチなので、Mac Book Airと同じだし。
このiPadProはノートパソコンがわりにもなるので、家にパソコンを持ってない人には、おすすめです! 


譜面ソフトはいくつか出ているようですが、周りのiPadを使っているミュージシャンに聞き込みをしてみると、ほとんど全員が"Piascore(ピアスコア)"という譜面アプリを使っているようなので、僕も迷わずそれを採用しました。
(無料ソフトなのですが、あまりにも便利なので、僕は有料版にアップグレードしました。500円ぽっきりです。)

セットリストは簡単に作れますし、アプリ上でメトロノームを出したり、チューナーを出したり、録音機能もあったり。
譜面めくりに関しては、オートスクロール機能や、ウインクを感知してページをめくる機能もありますし、Bluetooth接続のペダル(別売)を踏んでめくるなんてこともできるようですが、僕は基本的には演奏中に譜面をめくることがないので、使わないかな。 
ポップス系の曲の場合は長くても大抵は2ページにまとめることができますからね。 2ページ同時に表示しても見やすいように12.8インチにしたわけですよ。


で、iPadを買って気づいたのですが、専用ペン(Apple Pencil)は別売なんですね。しかも定価15,660円もするのね・・・。
ペンがないと書き込みが不便かなと思ってましたが・・・・

しかし!!!!!!

ペンは必要なかった!!!!

==指で書ける!ペンは必要ない!==

譜面ソフトにはブランクの五線譜も入っているます。(8種類くらいから選べます。)
で、これに自分で音符を書き込むことができるのですが、専用のペンを使わなくても人差し指で書いていくことができました。 (ペンの方が早いかもしれませんが)

内蔵されている五線譜を使って・・・・。


書きたい部分を指で拡大(ピンチアウト)します。



人差し指で書き込む・・・。


書き込む線の太さは選べます。これよりも細く書くこともできます。


大きさを元に戻すと・・・。



ちゃんと書けてますね!! しかも見やすい!!!
自分で紙にペンで書き込んだのと全然変わらない!!!(字が汚いw)

人差し指で書く他に、ソフトに付属の記号を貼り付けたり、テキストを入力できたりなど、色々な書き込みの方法があります。
こんな感じ↓


これを書くのに使ったのは指だけ! 
Apple Pencil、必要ないな!!! 絵を描くわけじゃないしね。
まあ、あったらあったで便利なんでしょうけど、ペンに1万5千円はちょっとでかいですからね。

ちなみに、こういう風に蛍光ペンのようなモードもあります。(指で塗れます)


いやー、これ至れり尽くせりじゃないか!!!

もっと早くiPad譜面を採用すれば良かった!


では、ここでiPadの譜面と紙の譜面でのメリット・デメリットを改めて考えて整理してみます。

iPad譜面のメリット
★iPadのバックライトがあるので、ステージでの譜面灯が不要。(明るさ調整もできる)
★今までの譜面のライブラリを全部持ち歩ける!(ただし、過去に使った紙の譜面は全てスキャンしなくてはならない。)
★ソフトを使って一から楽譜を書くことも可能。
★譜面に色々書き込めるし、綺麗に消せる。(ペン不要で、色々な色が使え、蛍光ペン風な書き込みもできる。)  
★ライブ用のセットリストが簡単に作れる。(リストから譜面を選んで曲順に並べることができる)
★お客さんから見て、"譜面を見ている感"が少ない。 タブレットホルダーとかでスタンド等に固定すると、まるで機材の一部かのようにさりげなく譜面を置く事ができる。(12.8インチだとちょっと目立つかもだけど・・・。)
★譜面ソフトにメトロノームが付いているので、譜面を開いたまま同じ画面でメトロノームを起動できる。音を出さずに譜面の周りを点滅させたりしてのテンポ確認とかもできるのでステージでも便利! しかも譜面を開いたままメトロノームでテンポ設定をすると、その譜面(ページ)のテンポを次回も覚えているので、次にその譜面を開いたときにあらためてテンポ設定をする必要がない。 これはいい機能!! 
★ドラマーにはあまり関係ないけど、譜面ソフトにチューナーやキーボードも付いているので、譜面を開いたまま音の確認とかもできてしまう!
★譜面ソフト付属のレコーダーでスタジオリハの録音ができる。(譜面ソフトにレコーダーが付いているので、譜面を開いたままレコーダーを起動して録音できる)
しかも、音が割れずに綺麗に録音できます。さらにすごいのは、譜面を開いたまま録音すると、その譜面の曲名(ファイル名)が、録音したファイル名(日時も入ります)として保存されるので、後から聴き返すときにすごく便利! これは素晴らしいです。



iPad譜面のデメリット
★本番前や本番中にiPadが壊れたり電源が入らなくなったりしたらどうするんだ?
 本番中に誤って落としたり倒したりした場合、故障する可能性も秘めている。
★超大作の曲(例えば譜面が5枚とか)の場合に、一度に表示できないのでページめくりをするタイミングを考えなければならない。(一応、自動スクロール機能とか、bluetoothペダルでめくれたりとか、ウインクしたらページをめくってくれるとか、そういう機能は付いている。)

本番前とかに電源が入らなくなったりした時は、スマートフォンでクラウドからダウンロードするとかの予防策を考えてないとダメですね。でも、スマホの画面はさすがに小さすぎるので、コンビニに行って譜面ファイルをプリントアウトするしかない!
とにかく譜面のライブラリは常にクラウドに上げてないといけないですね。


ちなみに、
紙の譜面のデメリット も考えてみましょう。

1)譜面が風や振動で飛ばされたらアウト。(何度か本番中に譜面が飛ばされたり床に落ちたりしてひどい目にあったことがある) まあ、これはケアレスミスでもありますが!

2)ファイルブックに入れた場合でも、本番中に風で譜面台ごと倒れた事がある。
 まあ、これはiPadでも同じ状況は考えられるけど。 

3)ファイルブックに入れた場合、譜面灯や照明や太陽光などでクリアファイルの袋の表面が光って譜面が見えにくい事がある。ただし、映り込み防止のクリアファイルを使うことにより、ある程度軽減が可能。 

4)ステージは暗かったりもするので、譜面灯が必要になる事が多い。 ライブハウスなどでは置いてないところも多いので、僕はライブでは自前の譜面灯を持っていっていた。

5)譜面に色々書き込んでいくと汚くなっていく。 (同じ譜面でライブごとに構成や決め事が変わったりする場合とか、前の書き込みが消せなくてごちゃごちゃしてしまう)
最近では、消せるボールペンを使ったりしていたが、消せるボールペンはインクが高温に弱いため真夏の高温になった室内や自動車内に譜面を置いていたら、消えてしまうことがある。(冷却する事により、ある程度復活はする)

6)使っていくうちに譜面がシワになったり汚れたり破れたり。 野外ライブで雨に当たってインクが滲んだりすることもあった。(水性インクの場合は特に)。

7)かさばる。
 昔の曲をやる場合、膨大な譜面ストックの中から楽譜を探し当てなくてはならない! 
ちなみに、今までサポートや自分のバンドとかでやってきた曲の楽譜はほとんど保管してあります。 こんな感じ↓
 


これ全部譜面です。↑
中にはもう二度とやらないであろう曲などもありますが、一応過去の譜面はほとんど保管しています。
一応はアーティストごととかに分けたりもしていますが、過去の曲をやる場合、毎回この中から探すのはめちゃくちゃ大変です!

この大量の譜面を全部iPadの中に入れておけるのはいいですね! でも、流石にこれを全部スキャンするのは無理(時間的に)なので、もし今後このライブラリ中の曲をやる事がある場合は、その都度スキャンして保存していこうかと思っています。
少しずつペーパーレス化・・・。


==バッテリーの持ちについて==

ちょっと心配していたバッテリーの持ちですが、買ってから設定の為にいじり倒した時でも2日くらい持ったので、 譜面を表示しっぱなしでの長時間のライブでも全く問題なさそう!

試しに3時間のリハーサル中にどれくらい持つのか検証してみました。
基本は、画面の照度50%くらいで、譜面をずっと表示したままにしてみました。(画面オフやスクリーンセーバーはなし)
バッテリは100%からスタート。 動作的には、譜面をめくったり、たまに内蔵メトロノームでテンポ確認、 内蔵レコーダーで4曲ほど録音、メモの書き込みなど。 WEB検索や、Youtubeで曲の再生もちょっとしてみたり。
バッテリー残量が100%から99%に落ちる時間がすごく長いのには関心しました。(スマホの場合はすぐに減っていくんだよね)
結局、3時間のリハ終了時には、バッテリー残量はまだ84%でした。
さすが普通のスマホのバッテリーの4倍近くある容量のバッテリーを搭載しているだけある。
正直、ここまで持つとは思わなかった。
ライブで使う場合は、ページめくりの動作だけなので、バッテリーはもっともつと思います。

これは満充電にしていけば、1日3現場あっても余裕ですね。(それくらいの仕事欲しいw)



いやー快適です!!!
iPad楽譜!!!

もう、紙の楽譜には戻れない・・・・。
iPadのある時代に生まれてよかった!!!(生まれた頃はまだありませんでしたがww)



==さらに快適に使うために(アクセサリーなど)==

画面に照明などが反射して見えにくくなるのを防止するために、念のためにアンチグレアのフィルムを貼りました。(送料込み888円でした。) 
 

バッグなどに入れて、画面が傷ついたりしないようにカバーも付けました。
このカバーはマグネット式でiPad本体にしっかり装着できますし、取り外しも簡単!)
スタンドにもなりますし、蓋を閉めるとオートスリープになるのも良い!  
送料込みで1,399円でした。
 


で、当面は譜面台にiPadを置いて使っていこうと思うのですが、そのうちシンバルスタンドとかに取り付けられるホルダーは買おうと思っています。
これとか、iPad12.9インチ対応だし、コンパクトで良さそう。 
値段も送料込み4,300円くらい!
支柱取り付け(最大直径4cm)ができるので、普通のシンバルスタンドには余裕で付けられます。
 




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