これ欲しい～！ PHX と DTX-MULTI 12

YAMAHAの最高級ドラム、『PHX』が叩きたくなって、都内某所（秘密なのか？）にあるヤマハARTのスタジオに行ってきました。
PHXは今まで幾度となく叩いてるんですが、あのサウンドが忘れられないというか、そのすごさを再確認にきたわけですよ。はい。

今回試奏した画像のセットは、PHXシリーズの中でも一番高い、ウルトラハイエンド仕様。
見るからに高そうでしょ？　
このセットね、１０インチのタムタム１個で ヤマハのステージカスタムがフルセットで買えちゃうような値段なんですよ。
あ、ステージカスタムも、オールバーチシェルでいい音するんですよ。
ドラム始めたばかりの人には特にお薦め！ 手頃な価格で本物のドラムの音が手に入りますから。

そう、でもPHXは確かに高いけど、価格相応のドラムだと思います。無駄に高いわけではない。
高級ブランド品のバッグとかが、そのネームバリューだけで何十万円もする割には機能的でもなく、愛用してたらすぐボロボロになったというのはよくある話。
でも、このドラムはその価格なりの品質が伴っているのです。　
叩けばわかります。
材が良ければ価格も上がる。　
『MADE IN JAPAN』
手作りで作られている。
当然ながら一生ものですぜ、旦那。
PHXの詳細はこちら

ちなみにオークカスタムなどは、そんなに高くないのに高品質ですよ。
それはそれで充分なスペック。だからプロドラマーにも幅広く愛用されているんだね。お姉さん。

で、PHX。
再認識したんだけど、やっぱり何度叩いても感動する。
やっぱり、これはすごいドラムだ。
まずは『いい音』であるという事。
たぶんチューニングもしやすいんじゃないかと。
そしてダイナミックレンジの広さに驚きます。
pppppp（ピアニッシシシシシモ）からffffff（フォルテシシシシシモ）までしっかり表現できるという感じ！（けして大袈裟ではなく！）
特に、でかい音は無限に出せるんじゃないか？というくらいに鳴ってくれます。
当然パワーもある。 　
それでいてアタック音も明確で、全域にわたって鳴ってるという感じ。

ほんと叩いてて気持ちがいい。　それ、一番重要な事です。

もちろん、他のドラム（オークとかバーチとかメイプル）にもそれぞれの良さがあるので、PHXだけに絞って使う事はないと思うが、PHXは絶対に所有していたいキットだ。
一家に一台いかがですか？奥様。
来年にはこのドラムを使って活動したいな～

でも、２つ難点（？）が．．．．
まず、シェルの色に『ホットピンクスパークル』の色がない！！
あ、冗談です。　さすがにPHXをホットピンクスパークルになんてことはしませんよ（笑）
PHXで選べるカラーはどれも高級ドラムにふさわしいカラーばかりだし、フープやラグは１８金ゴールドメッキを選ぶ事もできる。（その分値段も上がるけど）
今回試奏したPHXの『テキスチャードブラックサンバースト』なんか、いい色ですごくかっこいいんだけどね。
これまた１８金メッキのラグとフープがしっくりくるんだな。
高級家具みたいでしょ？　部屋のインテリアとしてもピッタリみたいな（笑）
でも、僕はステージではもっと派手なカラーのドラムを使いたいかな。
（ゴールドメッキヴァーションのPHXでも充分派手だという人もいるけど！）
あと、PHXハシェルの材質（比重の高い硬い木を使っている）とシェルの厚さ（通常の倍はある）がゆえ、重い。
単純に考えて普通のドラムセットの倍の重さになるんではないかと．．。
運搬するのが大変そうだ。　
なにせ僕は自分でドラムセットを運搬するのが日常だから...。
ああ、"現場に行ったら自分のセットがすでに組み上がっている"という生活がしたい（笑）
「そんなの１０年早い！」と言われてから１０年以上経ってるし（爆）

で、

PHXと一緒に叩かせてもらったのが　YAMAHAの新製品『DTX-MULTI12』です。
（画像ではフロアタム側にセッティングしています）
手でもスティックでも指でも叩けるエレクトロニック・パーカッション・パッドです。
やっと出してくれましたか！って感じですね。
でも、これがまたいいんですよ、そこのお兄さん。
音もいいし、叩き心地もいい。

先日の楽器フェアでもちょっとだけ試奏したんですが、今日は静かなスタジオでじっくりと試奏させていただきました。
スタジオのスピーカーが良かったのも相まって、めちゃくちゃいい音。迫力もある。
PHXを叩きにきたはずなのに、DTX MULTI 12のほうに夢中になってしまいました。（まあPHXが良いというのはのはもうわかってることだからね！）
だって気持ちいいんだもん。
サウンドも気持ちいいし、パッドのタッチも気持ちいい！
自信を持っておすすめできますよ、いかがですか？お客様。
音やデモソングはここで聴けます。
試奏する機会があったら、ヘッドフォンよりもスピーカーで音出しして試して欲しい。
これはライブでガンガン使いたいね！！
PHXの前にこっちを手に入れなければ．．．．．。




．．．．．．という行動を、YAMAHA ARTのブログ『YAMAHA ART "BACK STAGE"』に紹介されました！（笑）