福島第一4号機で高濃度汚染水4・2トン漏出
読売新聞 8月14日(火)20時33分配信
東京電力は14日、福島第一原子力発電所4号機のタービン建屋1階で高濃度汚染水4・2トンが漏れているのが発見されたと発表した。
汚染水は建屋内にとどまっており、屋外には流出していないという。
東電によると、同日午前11時15分頃、同社社員が同建屋1階にある「パワーセンター室」の床に、汚染水4・2トンがたまっているのを発見した。汚染水からは放射性セシウムが1立方センチ・メートルあたり7万7000ベクレル検出された。
パワーセンター室には、使用済み燃料の一時貯蔵プールの冷却などに必要な電源が設置されている。同室の前の廊下に、3号機建屋の地下にたまっている高濃度汚染水を処理施設へ運ぶ配管が通っており、この配管に穴が開いたため、同室まで汚染水が流れ込んだとみられる。現在は配管による移送を中止しており、汚染水の漏えいも止まっている。