人類初の月面着陸、アームストロング船長死去
読売新聞 8月26日(日)5時35分配信
【ワシントン=中島達雄】人類で初めて月面に降り立った米宇宙飛行士のニール・アームストロングさん(82)が25日、死去した。
心臓の冠動脈閉塞のため、今月初め、冠動脈をバイパスする手術を受けていた。
アームストロングさんは1969年、米航空宇宙局(NASA)の宇宙船アポロ11号の船長として月に着陸し、月面に降り立った。その際、「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」との名言を残した。
71年にNASAを退官、米オハイオ州のシンシナティ大学などで航空宇宙工学を教えた。86年には、スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故調査委員会の副委員長を務めた。