火星で生命の痕跡探る調査へ…無人探査車が始動
読売新聞 8月30日(木)22時10分配信
米航空宇宙局(NASA)は29日、火星に着陸した無人探査車「キュリオシティ」が、最初の調査地に向けて移動を始めたと発表した。
試験走行で足慣らししたキュリオシティは、生命の痕跡を探る調査に向けて第一歩を踏み出した。
目的地は3種類の異なる地層が集まっている場所で、着地点から約400メートル離れている。掘削などの調査が予定されている。
キュリオシティは28日、この目的地に向かって16メートル進んだ。搭載しているカメラは、走行で火星の砂が付いた車輪をとらえた。
キュリオシティは、進んだり止まったりを繰り返す。目的地に着くのは数週間後になる見通しという。