原子力学会、原発事故調発足を発表…会合非公開
読売新聞 8月17日(金)19時29分配信
日本原子力学会(会長=野村茂雄・日本原子力研究開発機構理事)は17日、東京電力福島第一原子力発電所事故の原因を究明するための事故調査委員会を発足させる、と正式に発表した。
委員長は田中知(さとる)・東大教授で、委員は研究機関や大学の研究者ら約40人。21日に初会合を開き、来年末に報告書を公表する。会合は非公開の方針だという。
これまで政府や国会、民間、東電の四つの事故調がそれぞれ報告書をとりまとめたが、同学会は原子力の専門家集団として事故原因の科学的な分析に重点を置くとしている。原子力ムラの一員とされる同学会のあり方についても議論する。