がまぐち工房舞々奮闘記

舞々の商品企画、生地やパーツ探し、たまには気分転換に京都をぶらり!

リアルスキャナー

2007年11月01日 | 店長日記
伝統工芸とのコラボだけでなく何か新しいものとのコラボも考え、
興味があるものを見つけてたり紹介された時は、
見学に行ってみることにしています。

先日、リアルスキャナーの話を聞き、
その画像を見せてもらって、
生地にプリントできないかを是非聞きたくで行ってきました。

実は当初はリアルスキャナーではなくリアルコピーと思っていて、
こんな画像が生地に出来ればと思ったのですが、
プリント技術はすでに発達していて、
スキャン技術が遅れをとっていたそうで、
リアルに凸凹までスキャンできるスキャナーがなかったそうです。

リアルに凸凹まで写されているので、版木などはパット見では本物のようで、
触ってはじめて紙にプリントされていることがわる程のリアルさでした。

会社の中にはふすまや、障子、陶器浮き、石、油絵、着物、掛け軸など他も展示してあり、
サンプル展示品と展示ルームの備品との区別がつかないほどでした。

写真の畳台はサンプル品を貰ってきたのですが、
がま口を置いてカメラで撮影してみました。
これ紙の上にがま口を置いているのですよ。
本物の畳のように畳の井草の凸凹があるように見え紙にはみえないでしょ。

ところで、生地へのプリントですが、
プリントできるところは紹介して貰えるのですが、
生地の場合は目が粗いため、
紙やフィルムほどの極め細かさがなくリアルさが表現しにくいとのことで、
もう少し、リアルさを表現できるメディアを探したほうが良いとのことでした。