大阪龍馬会

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龍馬伝:福山雅治主演 「ガリレオ」の福田靖脚本、高精細映像で描く「平成版龍馬」

2010-01-06 00:01:00 | 龍馬伝
「龍馬伝」で主演する福山雅治さん 10年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」が3日午後8時から放送される。幕末の英雄、坂本龍馬の33年の生涯を、同じ土佐の生まれで、後に三菱財閥の創業者となる岩崎弥太郎の視点で描く。福山雅治さん(40)が時代劇初挑戦で演じる「平成版龍馬」、その見どころは……。

 「龍馬伝」は大河ドラマでは異例の4部構成。第1部は、龍馬が江戸の「千葉道場」に剣の修行へ出て脱藩するまで、第2部では幕臣・勝海舟に師事し、神戸海軍操練所で学ぶが、政変によって幕府に弾圧されて操練所が閉鎖に追い込まれるまでの物語。第3部で薩摩と長州の和解に乗り出し、薩長同盟が成立、第4部では海援隊の結成と大政奉還、そして龍馬の死が描かれる。脚本は「ガリレオ」や「HERO」、「海猿」などのヒットドラマを手がけた福田靖さんが担当する。福田さんは「誰もが楽しめるエンターテインメントにする」と、全く新しい龍馬像を描く。

 主演の福山さんは、シンガー・ソングライターとして「桜坂」や「HELLO」などをミリオンヒットを生み、俳優としてはドラマ「ガリレオ」(07年)などに主演するなど多才な実力派だ。福山さんは龍馬役の話が来たとき、「何で僕に?」という感想を持ったという。だが鈴木圭プロデューサーと顔を合わせたときにその人柄にほれ、また脚本が福田さん、演出は「ハゲタカ」(07年)の大友啓史さんと聞き、心が動いた。出演を了承してからは、全国コンサートの合間を縫って、打ち合わせや殺陣のけいこを重ねたという。鈴木プロデューサーは、今回の龍馬は「ナイーブさ」「優しさ」「ナチュラルさ」を強調して人物描写しており、「そうした新しい龍馬を表現してくれる人」として、福山さんに白羽の矢を立てたという。もう一人の主人公、岩崎弥太郎役には香川照之さん(44)、龍馬の幼なじみで攘夷に燃える武市半平太役で大森南朋さん(37)、龍馬を含む3人を軸に物語が進行する。

 龍馬にかかわる4人のヒロインには、旬な女優を配置した。土佐の初恋の女性、平尾加尾役の広末涼子さん(29)をはじめ、龍馬が剣の修行をした江戸の名門「千葉道場」の娘で超一流の腕を持ち、龍馬に引かれていく千葉佐那役に貫地谷しほりさん(24)、京都で龍馬に見初められ結婚する楢崎龍役に真木よう子さん(27)、長崎の芸妓(げいぎ)で龍馬ら「亀山社中」の者たちからひいきにされていたというお元役に蒼井優さん(24)が演じる。

 大友さんの演出は、ワンシーンを最初から最後までカット割りせず一気に撮る手法で、役者がテンションを保つのに役立っているという。撮影では、大河ドラマでは初めて「プログレッシブカメラ(通称30Pカメラ)」を使用。1秒に30コマという映画のフィルム(1秒24コマ)以上の高性能、高精細カメラを使うことで、従来よりリアルで“深みのある映像”に仕上がった。また美術も、映画「おくりびと」(08年)や「ヤッターマン」(09年)などで活躍する柘植伊佐夫さんが人物デザイン監修を担当、手間ひまかけて、「すぐ隣にいる」ような人物を作るために、かつらや衣装、メーク、小道具など徹底的にこだわったという。

 旬な俳優をそろえたキャストと時代劇とは思えないリアルで動きのある映像で新しい龍馬像を描く「龍馬伝」。“平成の龍馬”はどんなドラマに仕上がっているのか、放送が楽しみだ。

1/3 毎日新聞


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