生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

街ナカみどり 表参道

2015-08-16 16:09:48 | 街ナカみどり
以前から気になっていた場所に
根津美術館があります。

今は「絵の音を聞く」と言う企画展が開催されていて、
「五感を磨くために是非見なければ」と思い、
東上線、地下鉄を乗り継ぎ行ってきました。

時間があるので、
表参道、南青山の街ナカのみどりを楽しみながら
明治神宮前駅から歩くルートで向かいます。

まずは「おもはらの森」へ。


アイスのPINOのお店の行列を眺めながら、
屋上の緑地を目指します。

ワクワクしながら階段を登ると、
今日はビックリするくらい空いました。

その分、ゆっくりと寛げるので得した気分です。





途中から欧米人らしき観光客がゾクゾクとやって来て、
記念写真やみどり、屋上からの景色を写真に撮っていました。

海外の観光客の方々が寛いでいる様子を見ると、
ここの心地良さが伝わっっているようで嬉しいですね。

PINOがある3階のおもはらテラスも空いていて良かったです。


行列ができているお店に引かれるように、
横道をウロウロしながら美術館に向かいます。

途中「ここは表参道?」と思うような場所に到着。
お庭の手入れをする人やミンミンセミの声、アゲハ蝶が舞う、
生活感ある団地の一角に迷い込みました。



でも、心が和む景色でしたね。
途中、こんなお店もありました、手入れが大変そうです。
道と建物の間に少しでも、緑があればいいのに…


根津美術館に到着。



入場料は1000円でしたが、展示内容は素晴らしく、
ゆっくりと過ごせますので、絶対お得ですね。

ここは敷地の半分以上が庭園になっています。
見所満載ですので、続きはまた明日にレポートします。








川越の里山

2015-08-16 05:56:27 | 日記
背中の日焼けが痛く、動くのも億劫なので、
久しぶりの自宅で読書やレポートの下地書きで
ゆっくりと過ごします。

前日の夕立で土もすっかり潤ったようで、
植物も嬉しそうです。

また、涼しくなったので、虫の音が大きくなり、
トンボも目につくようになりました。

盛夏から少しずつ秋に向かっている感がしますね。


自宅の周りは、まだ雑木林の名残も多く、
みどりに囲まれているので、心地よい場所です。

初めて川越に住み始めた頃は、今より多く
あちらこちらに雑木林のコロニーがたくさんありました。

その間の細い道を、営業車で走り抜けることが好きでしたね。




春先の鮮やかな新緑、

夏の木洩れ陽の揺らぎ、木陰の下でお弁当

秋の彩りの変化の様

冬の幹や枝ぶりの興味深い形、静寂な空間



と豊かな環境と時間が流れていました。


地元の人には、この自然の様は当たり前のことであり、
持ち主が変わると、どうしても開発が優先されます。

いつの間にか、南欧風の住宅街に変わってしまいました。
悲しかったです…


別の話ですが、2年前東京の知り合いが相続のため、
税金を払うために、泣く泣くケヤキや桜の大木を切り、
マンション業者に土地を売ったそうです。

地域の人に愛され、環境、生物多様性、文化を引継いでいる、
かけがえの無いグリーンインフラなのに、

土地の価格のコトばかりで評価され、
その本質的な価値が大事にされないコトが非常に悔しいです。
いつか世の中の考えを変えたい価値の一つです…


嬉しいコトに、近くの大学のキャンパスに
60年以上前から繋がっている、
古き良き雑木林がきれいに管理されて残されています。



そよぐ風が心地よく、静かな林なのでお気に入りの場所です。



こうした事業者の取り組みが
尊敬され、賞賛される世の中になればいいと願っています。




柏原さんや設楽兄弟などがいた箱根駅伝が強い大学の
キャンパス内にある「こもれびの里」で、自然の時間に浸ると
固まった気持ちを放電できる、豊かな時間を味わえますよ。