今日、日本蜜蜂の分蜂が始まった。
分蜂とは。
春になると、新しい女王蜂が生まれます。
すると、その母親の女王蜂は、働き蜂数千匹を連れて巣を出て、新たな場所に巣を作ります。
母親が娘の女王蜂に巣箱を譲って箱を出て行くのです。
日本蜜蜂の世界では、より若く寿命が長い次の世代に家を継がせるわけです。
これを分蜂と言います。
蜜蜂の大群に遭遇したことはありませんか。
街の中でも大量の蜜蜂が発生して話題になることがありますね。
ちょうど桜の咲く頃に起きる分蜂が原因なのです。
分蜂を自然の状態でおいとけば、お母さん女王蜂の群れは、箱から出て、新しく巣を作る場所を探す係の働き蜂が、巣を作るのに適した場所を探しに行っている間、巣箱の近くに蜂球を作って待機します。
引越先が決定すれば、そこに集団で移動して新しい巣を作り始めます。
養蜂を増やすには、箱から5m程度のところに、集合板を取り付けておき、集合板に蜂球を作ってもらい、それを捕獲し新しい箱に入居してもらいます。
この蜂球の中に、必ず女王蜂が存在しないと数千匹捕獲しても、働き蜂は箱から出て行ってしまうので、この時ばかりは慎重に取り扱います。
なんとか新しい巣箱に入居してくれました。
捕獲して箱に入れた時は、猛烈に飛び回って攻撃されたが、30分ほどで落ち着き、箱への出入りを始めた。
一旦入居してくれても、箱が気に入らなかったら出て行ってしまうので、数日は様子観察です。
人と日本蜜蜂が共生をしています。
りんご園の花が開花しているので、りんごの受粉のお手伝いで大忙しです。