昨日、30歳代に勤務していたときの元上司に会いに行ってきました。
当時42歳の若さで600人余りの従業員を抱える事業所のトップに着任した上司です。
私が転勤するまでの2年間お大変せわになった方ですが、その後も勤務地は変わっても40年以上のお付き合いをさせてもらっています
その元上司が体調を崩し入退院を繰り返していたが、コロナ禍で見舞うことが出来なかった。
なので4年ぶりの再会でした。
歩行が思うように出来にくく、杖が欠かせなくなり、外出するのも大変な状況でした。
その元上司は、まず決断が早かった。それに良いと思ったらまずやってみろが一つの方針でした。
社員の考えに耳を傾け、いつでも相談に来なさいとよく言っていた。
ただ、所属長を超えたことをいきなり受けることをせず、まず社員が所属する長に話をし、それに納得できないときは相談に来いと言うケジメをつけたやり方でした。
社員には距離の近い存在でした。
事業所のトップの考え方は私ばかりではなく社員によく浸透していた。
仕事のやり易い環境を作ることに努力していたこと、社員の考えに耳を傾けてくれていたこと、そのことは私のその後に、仕事のやり方、社員との接し方等で大きな影響を与えてくれた。
そんなわけで、当時一生付き合ってもらいますかと直接話したことから、その後職場が変わっても、会社を退職した後も、こちらから押しかけて、お付き合いしてもらっています。
住まいが宇都宮市内で、この年齢になると遠く感じるようになった。
直接会えるのはこれが最後かもと考えてしまう。
迷惑なのかもしれないが、また来ますと言って別れたからには、秋に訪問できるよう頑張りたい。
私からの一方的な約束なのかもしれないが、一生涯お付き合いさせて頂きます。
私の今
同じ会社に35年間勤務し、16度の転勤や配転を経験し、それぞれの勤務地で接してきた上司や同僚、部下はかなりの人数になるが、現在も付き合いを続けているのは、同期入社の一人と元上司の2人だけ。
退職後は、勤めた会社と距離を置き元同僚だった人たちとの交流は意識的に断ちました。
退職の会に属しているが交流会に一度も参加していない。
会社を嫌いでそうしたわけではない。
退職を機に、それまでの仕事上の人間関係から、自分の趣味や好きなことを中心にした人的交流の世界へ切り替えたのです。
趣味やボランティアの同好グループに参加をしたり、自分が立ち上げたものなど6つに所属し、それぞれのグループの大勢の人たちとの交流と繋がりを持つことができました。
今でも新たな人との交流は増えています。
毎月の8割近くがスケジュールで埋まるほど忙しさはあるが、それが今の私の頑張れる源でもあるのです。