パイプオルガンと和太鼓の珍しい組み合わせのコラボレーションが面白そうなのでミューザ川崎シンホニーホールに1年ぶりに出かけてきました。
なかなか聴けそうにない取り合わせのコンサート。
和太鼓の力強い響きとオルガンの荘厳な音色が起こす圧巻のステージに感動しました。
演奏曲目は
・J.Sバッハ:トッカータとフーガニ短調BWV565
・山田耕筰「赤とんぼ」にやよる瞑想曲
・ラヴェル:ボレロ
ボレロは「世界一長いクレッシェンド」の異名を持つ曲で、同じリズムが最初から最後まで延々と繰り返され、終盤へ向けて勢いが増していく。
オーケストラであれば、終盤は全楽器が加わり、爆発的な終わり方をする。
オルガンと和太鼓でどのような終わり方をするのか、興味深かかった。
和太鼓の歯切れよい音が、徐々に力強く大きくなり、オルガンの響きも同調し、ピークに達し重厚な音で終わる。
二つの楽器だけですが、重量感のある音量に身体が包まれ、感動的な終わり方でした。
トッカータとフーガもとても良かった。