[india2024-1]
羽田で出国してフライトまで2時間の待ち合わせ。ツァーメンバーとは各々搭乗して到着後にデリーの空港で集合なのでひとり。どんな方々がご一緒なんだろう。ビール飲もうか迷ったがやめといた。どうせ機内でたくさん飲むんだから。
夏が本格的に暑くなってきたころから、日々が同じ繰り返しのようで、こんなマンネリでいいのかみたいな思い、イライラ感があって。
本当にやりたいこといっぱいあっただろう?
やめちまったのかい?
そんな自問自答してたある日、そうだ旅だ、と思った。
でもどこ? どこに行きたかった?
”人生のリスト“に書いて行ってないのは、イスラエル、バルト3国、エジプト、台湾、インド....。そーか、でも、どこも危ない、高い、あそこはひとりじゃなく誰かと行きたいなどなど。でなんとなくインド。
決めてからインド本や映画をいろいろ。「食べて、祈って、恋をして」のジュリアロバーツは人生をリセットして、自分自身の内面を探求するために旅にでてイタリアからインドへ。アシュラムの寺院でヨーガの修業する。祈りによって神に語りかけ、瞑想によって神の声を聴こうとする。ジュリアの葛藤、何かを見つけだそうともがく姿には感情移入した。
でももっと面白かったのは椎名誠「インドでわしも考えた」。”スルドイ目的意識やテーマはなく“なんとなくインドへ行くのだ、って冒頭から笑えて。「インド通」の人々は重々しくインドを語るけど、自分自身の感性で捉えた椎名のハナシは共感できた。旅するのも、そのことを書くのも、自由にあるがままでなきゃ。ホントにしたいことをしようというなら自由じゃなきゃ。
そう思って出てきたが。Wifiの受取場所を間違って第2ターミナルにしていたり、洗面用具等を入れたポーチを入れ忘れていたり、スタートから迷走。だいじょうぶかなぁ。
でもJALの昼食も朝食もビールもワインも美味しくて。椎名みたいに”出たとこ勝負だ“って呟いてみたら気分高揚してきた。
さあデリー着。