Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

今夜はBCJメンデルスゾーンの讃歌。とてつもない作品だ。

2024-10-31 23:17:00 | バッハコレギウムジャパン
今夜はバッハコレギウムジャパン定演。
メンデルスゾーンの交響曲第2番 《讃歌》は第九を超えんと1840年に作曲、自ら初演したとてつもない大作。
1部がシンフォニア、2部がカンタータの70分の大曲。
合唱、ソロ、重唱と続く2部がすごい。ベンヤミン・ブルンスが素晴らしい。パワーと技術は圧巻。ジョナ・マルティネスも美しい声と美貌でわたしたちを魅了。
終曲は大規模な合唱フーガで最高潮に盛り上がり、感動的なフィナーレ。
すごい。
なんとBCJにとっても初だという。
それゆえの、ものすごい熱気あふれる、とてつもない演奏だったのだ。
これは第九を超えているかもしれない。

こんな傑作がなぜあまり演奏されてこなかったかといえば。
メンデルスゾーン自身による初演で熱狂的な人気を博し、当時は数多く演奏されたのがだという。
だがメンデルスゾーンがユダヤ人ゆえに名誉を貶められたことにより、演奏されなくなったのだと。悲劇の傑作なのか。

年末の風物詩としての第九ほどには無理だろうが、もっともっとこの傑作が演奏されてほしいものだ。
そうすれば音源もいっぱいできて、わたしたちにもこの傑作を歌える日が来るかもしれない。

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「B→B バッハからメンデルスゾーン=バルトルディへ」

J. S. バッハ:
カンタータ第80番《われらが神こそ、堅き砦》BWV 80(W. F. バッハ版)

F. メンデルスゾーン=バルトルディ:
交響曲第2番 変ロ長調《讃歌》 Op. 52

指揮:鈴木雅明
ソプラノ:ジョナ・マルティネス、澤江衣里
アルト:青木洋也
テノール:ベンヤミン・ブルンス
バス:小池優介

























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