Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

今夜は角田鋼亮マエストロのセントラル愛知交響楽団と辻彩奈さん。

2021-10-07 23:40:00 | Concert
今夜はアジアオーケストラウィーク2021最終日でオペラシティ。
角田鋼亮マエストロ、セントラル愛知交響楽団でヴァイオリンは辻彩奈さん。

山田耕筰:序曲ニ長調
貴志康一:ヴァイオリン協奏曲
ペルト:東洋と西洋
ドビュッシー:交響詩「海」

このプログラムの意図は。
角田マエストロによれば、西洋音楽に近づこうとした山田耕筰。そこに自分の個性を入れようとした貴志康一。もっと前の時代に戻ろうとしたペルト。新しい素材を求めて東洋の影響も受けたドビュッシー。この4人の違いを楽しんでほしいというもの。
そのとおりに、とても面白く、たっぷり楽しめた。

山田の日本初の管弦楽曲は希望に満ちた春の1日のよう。貴志の大ヴァイオリン協はすごい。西洋東洋が交互にとせめぎ合う、かと思うとスラブ的な響も。
カデンツァもたっぷりあり、それを辻さんが多彩な音色、表現力でみごとに聴かせた。素晴らしい。この人も是非聴きたいヴァイオリニストだ。

ペルトは一転して現代音楽のよう。海は何枚かCDを聴いているが、実演は比較にならないほどダイナミックなんだな。

セントラル愛知は首都圏のメジャーオケにまったく負けていない。楽団員のモチベーションや情熱は地方都市のオケの方が高いんじゃないか。8月のオーケストラキャラバンで名フィルを聴いたときも、同じようなことを思った。
とは言い過ぎ、いや思い込み入ってるかも。
でも今日、オーケストラのコンサートっていいなぁって思いが強くなった気がする。























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