Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

台風接近のなか歌舞伎座・八月納涼歌舞伎。

2024-08-16 22:27:00 | 歌舞伎・能楽
台風接近のなか歌舞伎座・八月納涼歌舞伎へ。今回は第二部。演目はふたつ。
一、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)。
二、艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか) 

メインの梅雨小袖昔八丈は名作者・河竹黙阿弥の代表作で2時間10分の大作。
悪党の髪結い・新三が主人公。髪結の仕事から一転、悪の本性を現してみせる新三の凄味、威勢の良い啖呵を切る勘九郎がすごい。
そして弥太五郎源七の幸四郎、長屋家主の彌十郎、との対決、小気味良いやり取りが最高の見どころ。
でもそれにもまして、鰹売りの声、湯上りの浴衣姿など、江戸に生きる人々の生活が伝わってくる。

艶紅曙接拙の方は、浅草・富士浅間神社に夕涼みの人々が集まるなか、紅翫の橋之助が踊りまくり。そのほか染五郎ら花形俳優が軽妙洒脱に踊る夏の江戸風俗が素晴らしい。

今年から毎月歌舞伎座にきているが、力むこともなく、自然な感じで芝居を楽しみ。今回は江戸時代の庶民の生活や風俗、裏社会の人間模様を味わってる。
いいなぁ。歌舞伎も。




























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