2015年も押し詰まった12月22日、阪急旅行社のイタリアツアーに参加しました。今年は本当にいろいろなことがあり、この先の自分の人生についてもあれこれ考えているうちに、やりたかったことを早くやらないといけないという焦りにもにた思いが強くなったのです。フランスとスペインには行ったので、早くイタリアも見ておかなくてはと思い、今回は一人で参加しました。クリスマスを挟んでの6泊8日の旅。あっという間でしたが、見るもの聞くものすべてが新鮮で刺激に満ちて、忘れがたい時間になりました。その旅の様子を書いておきます。
ルフトハンザで15時に羽田を発ち、フランクフルトで乗り換えてローマの空港に着いたのは日付が変わるころ。そこからバスで229kmを走り、ナポリのホテルに着いたのは朝の4時でした。SUITES AND RESIDENCE。外観はモーテルのようでしたが、中は立派でした。イタリアなので期待しないでと言われていた朝食も良かったです。ベッドに5時に入り、8時前に朝食をとって9時にはバスでホテルを出発。阪急旅行社ならではの強行日程ですが、こうでないとてんこ盛りの観光はこなせません。
バスはナポリの街を抜けてアマルフィ海岸を目指します。車窓から見るナポリの街はゴチャゴチャして、汚い印象です。添乗員の内藤さんによれば、治安もあまりよろしくないとのこと。アマルフィ海岸はナポリから50km。ティレニア海に延びる半島で、温暖な気候がローマ帝国の時代から愛されてきたそうです。今回の旅では、繰り返し、ローマ時代からとか、ローマ時代のもの、というような話を聞くことになりました。二千年前のことって、ちょっと信じられないです。
バスはポジターノに向かいます。やがて海が見えてきます。素晴らしい景観。断崖に白い家々が重なるように立っていてミハスを思い出させます。ガイドブックによれば、ポジターノは小説や映画の舞台になっているそうですが具体的には書いてないのでわかりません。映画といえば、日本人のぼくらには、織田裕二、天海祐希の「アマルフィ 女神の報酬」ですが、そのアマルフィの街までは行かないとのことでちょっと残念です。
やがてバスは、エメラルドの洞窟、で止まりました。地殻変動でできた洞窟で、中には海と地下でつながった海水湖があります。太陽の光が差し込み海水面をエメラルド色に変化させる事からこの名前がついたそうです。