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山中城跡

2023-11-02 04:10:36 | お出掛け

先月10月22日 静岡県三島市の「山中城跡」に行って来た

山中城は北条氏(鎌倉幕府の執権を担った北条氏とは別の家系)により

豊臣秀吉による小田原城攻めに対する西の備えの支城として

箱根外輪山の西側斜面標高580mに建築された

その範囲は東西1・7㎞ 南北2.6㎞

しかし 曲輪(くるわ)や堀等の増築 整備途中の1590年3月29日(天正18年)

豊臣秀吉の約70,000人の大軍が押し寄せ山中城を包囲

これに対し 北条氏の兵はわずか約4,000人

その差は約17倍

たった半日で山中城は落城してしまった

山中城の特徴は地形を活かした山城で

障壁として「畝堀(うねぼり)」と「障子堀(しょうじぼり)」が有名

「畝堀」は堀の中に一列に畝を残すようになっているが

「障子堀」は畝が網目状になっている

敵が攻め込む為には畝の上を一列になって進むしか無く

守衛側はその手前を重点的に守れば良いという効率的な防御策

結果的には負けてしまったが こうした策の効果は有ったはず筈だ

「障子堀」はその見た目がワッフルに似てるって ほんとだ

当時はローム層(赤土)がそのまま露出し

滑りやすく 堀底の深さは今より深く

落ちたら脱出不可能な蟻地獄

現在は風化を防ぐ為に芝が張られたり等

三島市が管理整備してくれているので

こうして遠い戦国時代の儚さと

知恵と技術と多くの人たちの頑張りの跡を垣間見ることが出来た


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