どうでもいいこと書いてます

食べることと、ややマニアックなこと

春の雪

2005-11-09 12:07:09 | 
三島由紀夫の作品です。
何を思ったか旧仮名遣いのものを図書館で借りてしまい、悪戦苦闘
結果的にはこっちで読んでよかったかも、と思っています。
なんていうか作品の雰囲気にマッチしてるというか、雅な感じ
内容は、映画「春の雪」のHP http://www.harunoyuki.jp/ で詳しく紹介
されているのですが、幼馴染の清顕と聡子の禁断の恋?の物語です。
初めは全然禁断でもなんでもなかったのに・・・。
19歳の清顕はとても幼く、2つ年上の聡子に余裕を感じました。
女ってやっぱり強い!
一度は「いらない」と言ったくせに、いざ手の届かないところに行くとなると
惜しくなる。清様ったらわがままなんだから
自分が見栄をはって嘘をついたのがそもそもの始まりなのに!
もし何の障害もない二人だったら、こんなに激しい恋になったのだろうか・・・。
聡子はともかく清顕はこの状況に酔ってるような気がしました。
障害があればそれほど恋は燃えるもの
結末は予想通りでしたが、最後の一行であっさり書いてあるので余韻が残りました。
次は現代版で読みたいなあ。難しすぎて読めない漢字があったのよね・・・


コメント (7)
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