どうでもいいこと書いてます

食べることと、ややマニアックなこと

秘密

2006-05-17 15:06:19 | 
東野圭吾 著

「妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。
その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった」


心は妻なのに体は娘

主人公の杉田平介は彼女を妻として接するべきか、娘として接するべきか苦悩する。

やがて直子は藻奈美として生きる決意をし、高校生まで成長するが、平介は取り残される
焦りから藻奈美にかかってくる電話を盗聴したりするようになる・・

もう一度青春をやり直せる直子と若い男に嫉妬するわけです。

ちょっとやりすぎ感はありますが、こんな状況かわいそうすぎる・・・と思って読んでいました。

が、ふと考えると夫婦間の感情とかはすごくよく書かれているのに、娘に対する感情が
あんまり書かれていないなぁと思いました。

なんだか娘が一番かわいそうな気がします

最後に「秘密」というタイトルが意味することがわかるのですが、全体的になんともかわいそうな
お話でした (泣けなかったけど)








コメント (6)
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