10月~12月まで選択、必修併せて3ヶ月研修してくれたtoruくんの感想です。
僕は2ヶ月間を選択、1ヶ月間を必修で放射線部の研修をさせていただきました。
選択では1か月を腹部超音波、残りの1か月は透視の勉強をしました。
まずは腹部超音波ですがほとんど初心者に等しい状態で臨みましたが基本的なプローブ走査や解剖、所見の読み方を懇切丁寧に教えてもらえるので1か月終了した時点ではひととおりのスクリーニング検査はできるようになれたと思います。腹部症状はありふれた症状なので、その際に侵襲のないエコーを用いてある程度の診断をつけれる事は武器になると思います。
透視検査は主に胃透視・大腸透視・小腸透視を行っており透視を専門とする先生のもとマンツーマンで指導していただける(MIZ先生)ので色々な症例についてディスカッションする事ができます。
ただ大学病院という事もあり症例は精密検査を主とする事が多くてスクリーニング目的の検査が残念ながら少ないのですが、僕は週に2回外病院の人間ドッグに胃透視検査をさせてもらい行かせていただいたので上部消化管透視の一連の流れを学ぶ事ができました。現在消化管検査の主流は内視鏡検査ですが患者様の中には侵襲の強い内視鏡を好まれない方もいますので、その際に透視検査にて粗大病変の有無を評価できるという事は心強いと思います。
必修では主に読影の勉強ですが、毎日自分で読んだレポートを指導医の先生が一緒にチェックしていただけるのでその場で質問もしやすいし、画像診断能力は向上すると思います。周りの先生方も教育熱心な方ばかりなので、やる気を持って臨めば応えてくれます。自分的には充実した研修を送る事ができたと思いますので、これからの研修医の先生方もぜひ放射線科で研修されてはいかがですか?
toruくんはインフルエンザワクチンの接種やそのほか、いろいろと活躍をしてくれました。急性腹症のCTという本を含め(研修期間中1冊以上読破した研修医は初めてです)、よく勉強をしていました。辛口のguri先生も「伸びたね」と褒めていました。
放射線科の有意義な研修の仕方についてはtoruくんに聞くと良いと思います。
ほんとうにお疲れさまでした。また放射線科に来てくださいね。
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