日常にサスペンスという彩りを

火曜サスペンスごっこにまつわるあれやこれや

髪は火サスのいのち

2020-07-11 00:54:49 | 日記
そっと閉じていた目を開け鏡を見たとき「あ~さ~く~ら~!!!」と聞き覚えのある声が聞こえた。
去年の夏、あ、そだ、髪の毛切っちゃお~ん、と軽いノリで思いつき美容室に駆け込み「やっちゃってください」とオーダーした私の終りの始まりのアポカリプティックサウンドだった。





偉大な物語のような書き出しをしてしまいましたがただ髪を切ったら失敗したという話です。

セーラーウラヌス様のようなふんわりとした髪の毛が短いのに色っぽい感じになったらいいなとワクワクして目を閉じて(美容師さんと話したくないため)ワクワクしながら座っていたのです。

さて、そろそろかな、と思い目を開けるとそこには尾形主任がいました。急に尾形主任と言われても「誰?」という感じだと思いますが、ナースのお仕事の尾形主任(松下由樹さん)です。


あ~さ~く~ら~が聞こえてきたら多分30歳以上ですね。30歳未満のあ~さ~く~ら~が聞こえてこなかった皆さんはナースのお仕事で検索してみてください。

もちろん尾形主任に届く美貌ではありませんが、黒髪でずっしりとした遊びのないショートカット、なぜか滲み出る肝っ玉おばちゃん感。たまにおせっかいがめんどくさいけど面倒見のいいおばちゃん、そんな雰囲気を「あ~さ~く~ら~」の一言で表現できました。ナースのお仕事は偉大です。

セーラーウラヌスは幻となりました。あれは色気のある人がやるから色っぽいんです。やってみないとわからないことってたくさんありますけどこれもう修正不可能だからね!!!ウワー絶望!絶望以外のなんでもなかったです。

仕方ないので伸びるまではイメージとかけはなれたスタイルに我慢の日々でした。やっとボブくらいになったのは半年後。本当に長かったです。
ショートカットは女子からは好評でした。さっぱりしてていい、髪の毛洗うのがらくちん、などメリットももちろんありました。

が、デメリットの方が多かった…。


寝癖がひどい。
これ2時間位寝たときの寝癖です。全方位無茶が生じています。あまりにもひどいので笑いました。そしてもう2度とショートカットにしないという覚悟をしました。戒めとしてこの画像は年に数回見返しています。


スタイリング剤をめちゃくちゃ使う。
猫っ毛なのでスタイルをキープするのが大変でした。メンズのワックスを使ってオールバックにしていましたがシャンプーしても落ちない!ギチギチ七三ヘアーのサラリーマン、シャンプー何使ってんの?と毎日思っていましたが、気軽に聞けるギチギチ七三ヘアーのサラリーマンの知り合いがいないため聞けませんでした。仕方ないのでシャンプーをたくさん使いなんとかしました。


火サスに合わない
これが最大のデメリットです。

これはマニアフェスタに出展したときに撮った火サス。赤いドレスには長い髪の方が合いますね。髪の毛が短くてはつらつとしちゃっているのが困りものです。火サスの威厳がない!

櫛を持って倒れるならやはり髪の毛はバサーっといきたいです。ちょっと惜しいかな。火サスの不気味さは髪の毛からきていたのかも!

なのでこの時期はこういう背景に重きを置いてそこに女っぽい形のなにかがいる、くらいの構図の写真が多かったです。
髪は女の命、なんて言いますが火サスの命でもあります。

今はやっと肩につくくらいの長さをキープしているのでまたロングに向けて頑張っていきたいです。アポカリプティックサウンドは聞こえなくなったので終末まではもう少し火サスを楽しもうと思います。