火曜サスペンスごっこという死んだふりの写真を撮るというライフワークを始めてから数年。写真を撮り続けてよかったなと思うことが多いです。
今は三脚が彼氏ですわ…無口だけどいつも一緒にいてくれる優しい人です。
あのときどこへ行ったとか、どんな服を着ていたとか、何を食べたとか、そんな些細なことって忘れがちですが写真を見て思い返すと「あ~懐かしい!」「あのときこんなことがあったよな」と色んな感情が沸き上がります。
すっかり日常に写真、ポートレイトが組み込まれて欠かせないものになりました。火曜サスペンスごっこも旅の記録として大活躍(?)しております。
もともとは妹に写真を撮ってもらうばかりでしたが、自撮りに力を入れるようになったのはここ1~2年のことです。なぜ自撮りに力を入れるようになったか、それは女神(ミューズ)との出会いがあったからでした。
そのミューズとの出会いはInstagramでした。
顔ハメパネルに顔をハメる姿を裏から撮るOLさんで、「なんて無茶なことをしよる…(好き♥️)」と即フォローさせていただいた次第です。通称裏パネOLらんちゃん。
全国の顔ハメパネルをハメるお美しいOLさんの後ろ姿。かわいい。とにかく必死でハメてる姿がかわいいのです。
子ども向けであろう低い位置の顔ハメも、ド田舎で回りになにもない場所の顔ハメも、ちょっとそこは人通り多くて撮るの大変じゃない?という観光地の顔ハメも全部モノにする強さ。これはもうミューズと言っていいでしょう。
マニアフェスタ(たしかvol.2?)に出展するということで「どんな人なんだろう」とワクワクして会いに行きました。
ちょうどトークショーをされるということで聞きに行ったのですが、
・三脚をたてて自撮りをする
・ハメ手(顔ハメパネルに顔をハメる人)のことを考えていないパネルも顔ハメする
・自身の中でより作品にのめり込むきっかけとなった作品がある
等々、聞いてて爆笑してしまうほど作品に対する想いが素晴らしかったのを覚えています。(数年前の記憶なので「そんなこと言ってない」というものがあったら、らんちゃんさんごめんなさい💦)
試行錯誤、挑戦、作品の昇華、こんなのもう戦うヒーローものじゃん、というくらいのパワー。
そして何よりInstagramにあげている写真、自撮りだったの~!という衝撃。
自撮りってハードル高いですよね。アイドルやモデルさんの自撮りならSNSにアップされても見られるものですけど一般人の自撮りって引くとという人もいるのではないでしょうか。私は自撮り推進派ですけど、世間は厳しい。どんな人にもつくクソリプ。自撮り棒もTwitterでは幾度となくけなされてきました。
そんな時代に現れた三脚を立てて顔ハメパネルを裏から撮るOL!自撮り!強い!!!(もう…好き…♥️)
コンセプトがある自撮りがこんなにも強く美しいとは。そして三脚を立てて己の姿をカメラに刻み込む、あぁ、ここまでやっていいんだ、やるべきなんだ!と自分を奮い立たせられた思いでした。
それからは積極的に三脚を立てて写真を撮るようになりました。完全に勇気をもらったのです。
トークショーのあとブースへ行き直接お話させていただいたのですが、ぼそりと「写真撮ってくれる彼氏がいたら自分で写真は撮ってない」という旨の心の声を頂き、「それめちゃくちゃわかります」と共感しました。帰りの電車の中で私はそっと目を閉じ「写真を撮ってくれる彼氏がいたらきっと火サスごっこの写真は撮り始めることなんてなかった」と涙を流したといいます。(流してない)
らんちゃんさんの格言めちゃくちゃ身に沁みた…。私の火サス人生の中で革命が起きたとしたら間違いなくこの瞬間でした。
だいたいこんな感じでカメラを構えて写真を撮っています。
セルフタイマー12秒のうちがポーズを決める勝負時間ですが、
これは布団の置き所に悩んで直しているうちにシャッターがきれてしまって完全に素の後ろ姿です。こういうのも撮れるのが自撮りのおもしろさかもしれません。
これは布団の置き所に悩んで直しているうちにシャッターがきれてしまって完全に素の後ろ姿です。こういうのも撮れるのが自撮りのおもしろさかもしれません。
今は三脚が彼氏ですわ…無口だけどいつも一緒にいてくれる優しい人です。
火曜サスペンスごっこは基本的にはひとりでの活動になりますが、このように刺激をくれる人の存在もあり成り立っているのです。マニアフェスタってそういう出会いもあるので興味のあるかたはぜひマニアフェスタブログものぞいてみてください。
ちなみに9月26、27日にはオンラインマニアフェスタが開催されるとのことです。マニア活動しているという方、出展されてみてはいかがでしょうか?
世界が変わるかも、マニアフェスタで。