Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

村上春樹「ラオスにいったい何があるのですか?」を読み解く <連続シリーズ>(4)

2019年07月29日 | 社会学/社会批評
検証:モーニングマーケット(朝市)(4)



モーニングマーケットの雰囲気





「でも朝になって、河沿いにある大きな朝市(京都でいえば錦小路、地元の人々で賑わっている)
をぶらぶら歩いて・・・」(文藝春秋刊、単行本 P160)
 
メコン川沿いに朝市は存在しない、メコン川沿いのスリニャウオンサー通リ(Souliyavongsa.Rd.)を内側に曲がり約20m、
私の歩数で80歩、モーニングマーケット通り(Morninng market.Rd)で朝市は開催されている。
 村上春樹は京都の錦小路と例えているが、共通点が見いだせない、むしろ雰囲気的には飛騨高山の朝市の方が類似点があると思うが、
庶民の台所と言うべき所で、観光客と地元の人々で賑わっている。
村上春樹さん~ルアンパバーンの朝市と錦小路に、どんな共通点があるのか教えてください。
 ルアンパバーンの「朝市」の大きい、小さいはともかく、地理的条件はきっちり調査された上で記述すべきであろう。
「よく見ていないものは書けない」の文章作法の通り、見ていないが故に、正確な記述がなされていない。
たった、このワンセンテンスで村上春樹の観察力が疑われる。

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