富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

退院しました…

2024-09-18 19:42:23 | 家族の健康ダイアリー

今から約2ヶ月前、7月23日の夜、実家の父が発熱。

歩行も困難になり、救急車で病院へ。

検査の結果、新型コロナ陽性。肺炎はないようですが、

もともと嚥下に問題があり、誤嚥性肺炎を起こしやすく

薬も食事も難しかったので、新型コロナが陰性になるまで、

点滴治療となりました。

少し新型コロナの肺炎も起こしましたが、なんとか回復。

呼吸も弱く、しばらくの間は酸素も補給していました。

 

容態が安定してからは、歩行のリハビリも始まり、

車いすからベッドへの移動や、階段の上り下りなど、

少しずつ体調は良くなってきても、食べ物だけは口から取ることが出来ず、

鼻からチューブを入れて栄養補給してました。

そして、自宅に帰る為…生きる為に選択をしなければなりませんでした。

胃瘻の処置です。

 

昨日、仲秋の名月だった9月17日、無事に退院してきました。

「お帰り~!」と、声をかけると、病院では無表情だった父の目が、

少し嬉しそうに笑っているように見えました。

とりあえず、良かったです。

ただ、介護をしている、両親と同居の妹の負担は、大変になりました。

胃瘻の処置、痰の除去、おむつ交換、着替え、口腔ケアなど…

思っていたより、かなりの負担みたいです。

彼女の負担が少しでも軽くなるよう、何かしたいです。

 

 


久しぶり

2024-09-13 09:24:41 | 家族の健康ダイアリー

やられました…

いや、私の不注意…確認不足…不徳の致すところです。

今朝、洗濯物を干そうとしたら、アラララ~

なにやら白い物が洗濯物に絡まっていて、

透明のポケットティッシュの袋も出てきて…

久しぶりにやってしまいました。

義母は洗濯物は必ずといっていいほど、洗濯ネットに入れます。

ところが、ティッシュが大好きで、朝起きては口の周りをふき、

鼻をかみ、日中もそれを繰り返してます。

時々、使用したティッシュをゴミ箱に入れるのが面倒で、

着ている洋服のポケットにしまってしまいます。

今朝は、脱いだパジャマをそのまま洗濯機に入れてしまったので、

パジャマのポケットにティッシュが入っているのを見逃してしまいました。

2回目の洗濯を今終えて干したところです。ハア~

 

でも、これからも、こうした事が増えていくのでしょうね。

介護は、毎日、失敗体験と成功経験の積み重ね、日々勉強です。

今日は、反省…


秋の味覚は大変…

2024-09-10 20:29:58 | 家族の健康ダイアリー

9月になり、暑い日が続くも各地から秋の味覚のニュースが

聞こえるようになりました。

昨日、スーパーの地産売り場コーナーで栗を見つけました。

残り1袋、早速購入し、鬼皮を包丁でむきました。

(鬼皮は翌日煮出して染液を作り、絹の古布を染めました)

渋皮をむきやすくするために、水に浸し、夕飯後に皮をむきました。

むいた栗はジップロックに入れて冷凍庫に。

子供や孫達が集まった際に、栗おこわにしようと保存。

 

ところが、翌日の今日、お昼頃から体の調子がイマイチ…

なんだか、左肩や左首、肩甲骨などのまわりの筋肉が痛くて

左腕がうまく使えません。

最近、パソコンを使う事が多く、少し右腕に違和感もありましたが、

症状が強く出ているのは左側…???

痛み止めを1錠飲んで、いつもはしない昼寝をしてしまいました。

 

左肩の痛みは和らぐことはないまま、夕飯の支度に突入。

包丁を手にしたとたん、アレレ~?左肩が痛~い!

やっと分かりました。痛みの原因が。

昨夜の「栗むき」でした。(…多分…)

 

福島での暮らしは、「栗」は拾って食べるもの。

実家の父母が休耕田に丹波栗を植えていたので、

子供を連れて毎年、栗拾いに行ってました。

避難後は、「栗」は買って食べるものに変わりました。

幸いにして茨城県は栗の産地。故郷の味覚を楽しむ事ができます。

ですが、昨年は大丈夫だった栗むきが、

今年は筋肉痛???に。1年ごとに体の老化を感じてしまいます。

美味しい秋の味覚を堪能するのも、本当に大変になってきました。

まさか?の出来事。笑い話です!アハハ…

 

 


緑のトンネル

2024-09-07 19:28:26 | 富岡町の桜とつつじ

8月末、所要があって、故郷の富岡町に行ってきました。

常磐富岡インターチェンジを降りると、夜ノ森方面へ。

常磐線沿いにあるお墓にお参り…そっと手を合わせてきました。

それから、更地となっている自宅の敷地と

実家の敷地の様子を見に行ってきました。

年2回ですが、知り合いの業者さんに委託して草刈りを

してもらっていますが、夏草の生え具合を確認。

周囲の住宅地よりは草丈は短かったものの、やはり手入れは必要みたい。

写真は、葉が青々と茂る、桜並木の緑のトンネルです。

春には観光客で賑わう桜並木も、この季節は人ひとりいません。

どういうわけか、現在避難中の自宅周りの桜は、

秋に向けて少しずつ葉が落ちて行き、このような桜の青葉の並木は

あまりお目にかかった事がありません。(気にして見ていないのかな?)

桜色のトンネルも素敵ですが、緑のトンネルも綺麗でしょう。

これから、秋の装いに変わっていくのでしょうね。

季節が変わっても、夜ノ森の桜並木は、桜なのです!