富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

2025新年あけましておめでとうございます

2025-01-01 00:00:07 | 震災日記

令和7年、2025年が始まりました。

あけましておめでとうございます。

昨年いろいろありましたが、今年こそは良い1年となりたいものです。

故郷の太平洋からの初日の出を、裂織で織ったタペストリーを

初めて飾ってみました。太陽の光が海岸にまで続く道のようです。

希望の道しるべのような気がします。

家族とっても、皆様にとっても、どうか良い年になりますように…


大好きな柚

2024-12-30 11:33:47 | 震災日記

12月になり、お正月が近づいてくると、楽しみな事があります。

同居する義母さんも、私も、本当に大好きで毎年手作りします。

「柚の砂糖漬け」です!!

あるときは、蜂蜜で。あるときは、グラニュー糖で。

今年は、長女が京都に行った時のお土産の金平糖を利用しました。

なかなか金平糖だけを食べる事がありませんでしたので、

もったいないから、初めてチャレンジ。

スーパーの地元野菜コーナーに売られている、種なしの柚を10個準備。

輪切りにしてタッパに入れ、色とりどりの金平糖を散らしました。

ゆっくりと柚の水分で溶かされ、美味しい柚の砂糖漬けが出来ました。

食後の口直しに最高です。まさに、我が家の冬の味覚。

 


2024 今年のクリスマスは…

2024-11-19 20:14:17 | 震災日記

今年は、裏庭の南天を剪定した枝と麻縄でツリーを作りました。

南天は「難を転じる」とも言われるそうで

引っ越してから初めて植えたのが南天でした。

広い集めた松ぼっくりや椿の実などを、オーナメントにして

自然素材をメインにクリスマスブースを作ってみました。

そして今年は、裂織布でボタンをくるみ、手作りのオーナメントをプラス。

さらに、紙コップに壁紙をクルクルを巻き付け、小さなツリーにして

100円ショップの乾電池イルミネーションをデコレーション。

自己満足ではありますが、素敵なクリスマスワールドが

リビングに出来上がりました。


夏の風物詩

2024-07-20 15:52:29 | 震災日記

本日、アパレル会社に勤めていた頃の後輩が

夏の風物詩、涼しげな「風鈴」を届けてくれました。

ガラス製で、福島の民芸品として有名な

「赤べこ」と「起き上がり小法師」が描かれていました。

福島出身で東日本大震災の際の原子力事故により、避難中の私を思っての事。

彼女の心使いにはいつも感謝です。

 

我が家には、赤べこ(風とロックバージョン)と、黄色の虎べこ(私の干支が虎)。

そして起き上がり小法師達がいますが、新しい仲間が増えて賑やかになりました。

風鈴は、台所の一番目立つ場所に設置。

風鈴の音は、魔除けの意味もあるとか…

今年の夏は、彼女の贈り物でなんとか乗り切れそうです。

 


二重虹

2024-06-18 20:40:31 | 震災日記

だいぶ日が長くなってきましたね。

まだ梅雨にも入ってませんが、今日は朝から雨で、

午後は少し強い雨が降っていました。

 

夕方6時50分頃、偶然ですが二重虹を見つけました。

車のフロントに雨が少しかかってしまいましたが、

内側の虹は綺麗に撮影できました。

何か良いことあるかな?


我が家の雛飾りコーナー

2024-02-12 20:18:24 | 震災日記
2024年(令和6年)は、例年より少し早く
お雛様を飾りました。
お正月にインフルエンザに罹患し、
守谷の家に来られなかった、長女親子。
2月4日の立春に、やっと会うことが出来るというので、
1月23日で4歳になった長女の子供(女の子)に
お雛様を見せてあげたくて…少し早く飾ったのです。

今年は、南天を題材にした裂織の額と、
実家の母が手作りしてくれた、つるし雛、そして
パンフラワーの桜のリースを背景にして、
33年前に生まれた長女の初節句の際にお祝いとして買った
お雛様とお内裏様と三人官女…
うれしそうに見ていた孫の笑顔に癒やされました。


2024謹賀新年

2024-01-01 00:00:01 | 震災日記
新年明けましておめでとうございます。

2020年の1月あたりから、新型コロナが流行しはじめ、
あれから4年…
その間に、自身の病気が判明し、手術そして治療が続き、
義母さんの介護も始まりました。
子供や孫、そして、実家の両親の健康面も心配事がいろいろありましたが、
少しずつ会えるようになり、お祝い事も一緒に祝えるようになりました。

2024年(令和6年)、
新しい年を迎えることができたことに感謝いたします。
今年もよりいっそう、良い1年でありますように…

(梅の絵葉書を、フランス額装してみました。
 赤べこ・虎べこ・小さな達磨たちと一緒に…)

守谷のお父さん…ありがとう…

2023-07-27 19:39:02 | 震災日記
東日本大震災から12年ケケ月が経過…
震災当時、とてもお世話になった方がいる。
私は「守谷のお父さん」と心の中で呼ばせて頂いていた。

その方がこの冬に闘病のうえ亡くなられていた事を、昨日知った。
事業所へ電話をかけても繋がらず、個人携帯電話も繋がらず…
大病されてたのは知っていたので、もしかしたらとは思っていましたが、
共通の知人を訪ね、詳細を聞くと、この冬に亡くなられたと言う。
でも、亡くなる2週間前まで精力的に仕事をこなしていたとの事。
「最後まで、その方らしく、元気に人生を生ききってたよ」と。
涙がこぼれて止まらなかった…

「守谷のお父さん」は、小さな不動産屋の社長さんで、
震災後の4月1日、夫の仕事が決まり、避難していた妹宅から自立し、
アパートを借りに訪ねた不動産屋で出会った。
事情をひと通り話し、手頃なアパートを紹介され、契約の段になったら、
突然、「俺が保証人になるから」と言って、契約書の保証人の所に
自分の名前と印鑑を押してくれた。
「いいんですか?今日さっき会ったばかりの人の保証人だなんて…」
と言うと、
「これが俺に出来る震災支援だよ!と。
「避難先の妹さん達に、頭下げて住民票や印鑑証明、準備して貰わなくていいさ」と。
「守谷のお父さん」の心意気に感激しました。

その日のうちにアパートを借りる事が出来、
住所が決まったので娘の中学校の学区も決定し、教育委員会と中学校へ、
転校の相談にもすぐに行けました。

震災の年のクリスマスには、私が元気になれるようにと
額をサプライズでプレゼントしてくれました。
私の宝物です。形見になってしまいましたが…

その後も、自分で作ったお米を、年一回30㎏届けてくれて…
2年に一回の賃貸契約更新の時にお顔を見に行くのを楽しみにしてたけど
これからはお会い出来なくなってしまい残念です。
でも、「守谷のお父さん」が最初に助けて下さったから
震災後の避難生活がなんとか過ごせていましたよ。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます…

立春

2023-02-04 19:26:49 | 震災日記
2023年の新年を迎えたと思っていたら、
あっという間に「立春」です。
昨日、2月3日節分は、
我が家の長男の誕生日でもありました。
長男が生まれた朝6時40分は日の出の時間で、
うっすらと雪が窓の外の病院の屋根に積もってました。
後ほどで聞いたのですが、自然分娩ではありましたが、
首にへその緒が3回も巻き付いていたそうで、
助産師さんが、生まれた瞬間に
「運の良いお子さんですね。」って。
もう29歳になりました…

庭の水仙が咲き、少しずつ春が近づいている感じがします。
リビングにもお雛様を飾り、いっそう春めいてきました。


お雛様は32年前に実家の両親と嫁ぎ先の義母さんが
長女の為に買ってくれた品。
大事な大事な我が家の宝です…

初めて全員集合!

2023-01-18 20:10:31 | 震災日記
新型コロナが確認されてから3年…
1月23日生まれの長女の子どもがもうすぐ3歳。
一昨年11月に生まれた、次女の次男が満1歳。
そして5歳半の一番お兄ちゃん孫。
孫3人と、子ども達家族全員が、
初めて1月2日のお正月に集合しました。
昨年10月末に郡山市より引っ越してきた
義母さんも加えて、総勢11人!!
1月23日生まれの女孫(曾孫)と義母さんは
初めて顔を見て、抱っこが実現!

切っただけの簡単おせち、お雑煮、炊き込みご飯
福島の味「イカ人参」、孫用にカボチャの煮物、
次女が差し入れてくれた「お寿司いろいろ」…
久しぶりに顔会わせ出来た喜びと
昨年、いろいろあってもなんとか乗り越えられた幸せと
今年一年が、家族にとってより良い一年になることを願い
かんぱーい!
とっても嬉しい一日でした。

2023謹賀新年

2023-01-01 00:00:01 | 震災日記
新年明けましておめでとうございます
2023年、令和5年になりました。
昨年は寅年、私、年女でありましたが、本当に…
いろいろな事がありました。

思いもよらない大病が判明、手術、治療…
長女の病気発覚、手術…
夫や義母、長女親子、次女一家の新型コロナ感染…
認知症の義母との同居開始…
実家の母の体調不良、入院、人工透析開始などなど。
それでも、早く見つかって治療も出来て経過も良好…
となれば、とにかく大変な一年でしたが
一方で運が良かったと思うしかありません。

写真の南天は裏庭に5年前に植えた南天です。
毎年お正月に飾ろうとしても、鳥たちの餌になって
なかなか飾ることが出来ませんでした。
南天は「難を転じる」とも言われています。
今年も良い一年でありますように…


やっと…

2022-06-12 21:42:21 | 震災日記
2022年(令和4年)も6月になりました。
本日、12日(日)お昼頃に3人の子供達が
孫を連れて我が家にやってきました。
長男はお正月以来…長女は昨年の11月以来…
家族みんなで集合出来たのは本当に久しぶり、
実に、2年振りです。

コロナ感染者数が増え、1月に予定していた
私たち夫婦の還暦祝いも延期、
実家の母が4ヶ月の入退院、その他にも色々な事があって
ささやかですが、みんなでお食事会が出来ました。
子供達3人で相談しお祝いのお花とメッセージカード…
似顔絵額、お昼の手配など考えてくれました。
なかなか会えずに、お誕生会などもひかえてましたので…
その気持ちがとても嬉しくて
楽しい時間を過ごす事が出来ました。
ありがとう!

長女・長男・次女は、8日(水)に退院してきた
祖母と祖父の家にも、曾孫3人を連れて
顔を見に寄ってから帰ったようです。
さぞかし84歳になる父母は嬉しかったでしょう。
また会える日を楽しみにしています。

戦争はいらない…

2022-03-02 20:05:12 | 震災日記
連日のテレビのニュースから流れる、ウクライナ国内から
隣国へ避難する車の大渋滞の映像を見るたびに、
11年前の東日本大震災の原発事故による避難指示で、
西側へ西側へと長く続く車列の様子が
フラッシュバックし、切なく悲しい気持ちになります。
自分の意思ではないところで、故郷を離れなければならない現実…
避難する原因も状況もまったく比べものにならないくらい、
その状況・次元が違うと思いますが、
水・食料・薬・日用品・眠る場所・家族との離散・医療などなど…
本当に困って悲しく辛い思いをするのは市民です。
それも弱者である、乳児や子ども・高齢者・障がいを持つ人々、
そして医療を必要とする患者さん達…

どんな理由があろうとも戦争なんて、
絶対にこの世の中に必要の無い物です…
早期の終息を願っています。
まずは自分で出来ることから始めようと思います…

還暦

2022-02-17 14:43:30 | 震災日記
昨年の2月は旦那さんがレジオネラ肺炎で3週間入院。
発熱して以後、具合が悪くなる一方だったので、
てっきり新型コロナに感染したと思ってました。
退院後は飲酒もやめたようで、おつきあいで仕方なく飲むことが
たまにありますが、家では飲まずにすごしています。
おかげで私のストレスもかなり減りました。
もう一年も経つのですね。
去年は旦那さんが還暦の年で入院したので
今年還暦の私は健康に注意したいですね。

2月が誕生日なのですが、次女と孫2人が誕生日ランチを
一緒にしてくれました。
4才8ヶ月になる男の子の孫とはトランプ遊び対決。
ばば抜き、七並べ、神経衰弱。本気でやらないと負けてしまいます。
たくさん札を私が取ると、
「ばぁ、あんまり考えてやらないで…考えちゃダメ!」と、
牽制してきます。かわいい孫との対決は認知症予防にとてもいいです。
11月に生まれた次男孫も3ヶ月になり6㎏近くに体重も増え、
首も少しすわってきました。
幸せな時間を過ごせて、とても良い還暦のお誕生日になりました。
もちろん、新型コロナ感染が拡大中なので
二重マスク、手洗い消毒、うがい、黙食…してのランチでしたが…
感謝…感謝…感謝…幸せ…

謹賀新年2022

2022-01-01 00:00:01 | 震災日記
新年明けましておめでとうございます。
昨年もいろいろな事がありました。
新型コロナの流行、主人の入院、知人の訃報…
でも一方で、娘の妊娠及び出産…
実家の父は83才、母は84才を迎え、
郡山市のお義母さんも83才、
3人とも何とか健康で過ごす事が出来ました。
終わりよければ総て良し!
今年も良い一年となりますようにと
心から願う次第です。

今年は寅年、私は年女…
福島民報新聞に掲載された記事で見た
「赤べこ」ならぬ「虎べこ」に一目惚れ!
「虎べこ」さん…今年一年間宜しくお願いします。
どうか家族が幸せに暮らせますように…