2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2007ページ
ナイス数:104ナイス
娘の家出 3 (ヤングジャンプコミックス)の感想
オムニバスストーリーですが、段々と登場人物が多くなって
誰が誰と関係があるのか良く分からなくなってきました…^^;
あとがきでも書かれてますが、本当に相関図が欲しい!
ニーナちゃんの話とアイドル好きの担任の先生が良かったです。
外(学校内)では平静を装い、
トイレの中で心の言葉を吐き出して百面相…っての、分かるなあ。
生徒には伝わりにくいだろうけど、
生徒の個々の事情まで懸命に考えてくれる良い先生だと思う。
各話サブタイトルの歌謡曲もぴったりで、密かに楽しみにしています。
読了日:8月21日 著者:志村貴子
親なるもの断崖 第2部 (宙コミック文庫)の感想
お梅の娘・道生を主人公に戦中~戦後が描かれる第2部。
“元遊女”であることへの差別、侮蔑を苦に失踪する母。
なぜ差別があるのか?なぜ悲しいことを悲しんではいけない世の中なのか?
道生の慟哭が苦しく、切ない。
ただ、母・お梅とは違い、
道生の周囲には確かな愛情が幾つも存在していることに救われます。
ばっちゃんのとても分かりにくい優しさが特に…。
ラストも、お梅そっくりの顔で幸せそうに笑っている道生の姿が印象的。
出来ることなら、お梅の人生にも
もう少し救いようが欲しかったところですが。。
読了日:8月16日 著者:曾根富美子
親なるもの断崖 第1部 (宙コミック文庫)の感想
例に漏れずバナー広告で気になり、電子書籍で購入。
昭和初期に北海道室蘭に実在した遊郭を舞台に、4人の少女を描く第1部。
貧困から親に売りに出され、
辿り着いた場所はもがいても抜け出せない生き地獄。
“遊女”という存在とその現実、実態の暗部をこれでもかと見せられ、
読むのが本当に苦しく、考えさせられる話でした。
また戦争に突入していく世の中で、精神・思考まで弾圧されていく人が居たということ。
遊郭というと江戸時代を想像しがちですが、
ほんの数十年前まで公的に存在していたんですね。
この話の向こうに数え切れないほどの松恵、武子、お梅、道子が見え隠れします。
辛いですが、多くの人に読んで貰いたい作品。
読了日:8月16日 著者:曾根富美子
ハッピー!ハッピー♪(1) (BE LOVE KC)の感想
電子書籍で読了。
『ハッピー!』の続編ですが、1巻は桜子ちゃんとアポロの出会いが中心。
盲導犬と歩くまでにはこんなに厳しい訓練が必要なのか、と思いました。
貸与されてすぐにスタスタ歩けるわけではない、
危険なく歩けるのは主人と盲導犬の信頼があってこそであり、
そこに至るまでの訓練期間が必要なのだと。。
一方、香織はハッピーのリタイアを経て新しい盲導犬の申請を決心します。
1匹の盲導犬と共に歩けるのは長くても10年ほど。
一生を共にできない悲しさもありますが、
“新しい出会い”と一緒に再び光がやって来ることを願って…
読了日:8月15日 著者:波間信子
こいいじ(2) (KC KISS)の感想
聡ちゃんへの長すぎる片思いを吹っ切ろうと、
まめちゃんは心機一転のお引越し。
そこで再会した不動産屋の河田さんと良い雰囲気に。。
個人的にはこのまま河田さんとくっついちゃった方が
幸せになれそうな気がするのだけど、どうなってしまうのかなあ。
それとも河田さんにも色々と過去やらがあるのかしら?
(それこそ志村作品!って感じですが。。)
続きが気になります!
志村さんの作品は脇キャラでも色んなエピソードを
作中やオマケ漫画に挟み込んでくれるので、その辺りも大好きですね。
駿ちゃんの馴れ初めや恭ちゃんのオマケ漫画も良かったです♪
読了日:8月13日 著者:志村貴子
高口里純自選名作集 (10) (双葉文庫―名作シリーズ)の感想
実家の本棚から再読。
高口さんの作品の中で1番、甘くて可愛らしくてハッピーな作品だと思います。
恋もバンド活動もトントン拍子でラストまで進み、
世の中こんなに上手くはいかないのでは…と思いつつも、
こんな2人が居ても良いか~と思わせてしまう不思議な雰囲気があります。
何より主人公・セイコちゃんが健気でとっても可愛い!
ヘアスタイルや服はものすごく個性的ですが(初出は30年前だそうで。。)、
それを自然な感じで“少女漫画”として描ききってしまう高口さんは凄い。。
読了日:8月11日 著者:高口里純
だるまさんがの感想
読み聞かせ用に購入。
4ヶ月の頃、図書館で借りた時も にっこり笑って見てましたが、
10ヶ月現在はきゃっきゃと笑ってすごい反応。
“ぷしゅー”と“ぷっ”がお気に入りのようでした。
こんなにも子供を虜にするだるまさん、恐るべし。。
読了日:8月11日 著者:かがくいひろし
海月と私(4)<完> (アフタヌーンKC)の感想
待ってましたの完結巻。
梢さんの正体がようやく(の割に結構あっさりと)明かされます。
鑑定書をビリビリに破る梢さんの潔さ!好きだなあ。
そして最後まで梢さんに転がされっぱなしの旦那さんも良い(笑)
大団円を迎えて尚、転がして転がされて
この2人の日常はこれからも続いていきますよ~というオマケ漫画も素敵でした。
最後のすがやんの「逃げろ…!」に笑った(笑)
読了日:8月8日 著者:麻生みこと
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)の感想
8月6日に再読。
『夕凪の街』は主人公・皆実のモノローグがとても重い。
“あの日”を見たからこそ、そして生き残ってしまったからこそ、
のし掛かる“幸せ”の後ろめたさ。
発病後の「『やった!またひとり殺せた』とちゃんと思ってくれとる?」という独白には言葉も出ない。
『桜の国』は皆実の姪にあたる七波を中心に現代の広島が描かれる。
声高らかに反戦を叫んでるわけではありませんが、
読んだ人の心の中には必ず70年前にこの国で起こった悲惨な出来事が焼き付く作品だと思います。
絶えず読み返して、忘れないでおきたい。
読了日:8月6日 著者:こうの史代
ころころ にゃーん (0.1.2.えほん)の感想
図書館で借りて10ヶ月の子供へ読み聞かせ。
ショッキングピンク一色で描かれた絵本で、視覚へのインパクトも大です。
長さんの本はイメージの余白がたくさんあって、
読んでる大人の方が「これは…?」と戸惑うことが多いですが、
子供は割とすんなりと受け入れているようです。
この本も『にゃーん』のところでにっこり。
読了日:8月1日 著者:長新太
読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2007ページ
ナイス数:104ナイス
娘の家出 3 (ヤングジャンプコミックス)の感想
オムニバスストーリーですが、段々と登場人物が多くなって
誰が誰と関係があるのか良く分からなくなってきました…^^;
あとがきでも書かれてますが、本当に相関図が欲しい!
ニーナちゃんの話とアイドル好きの担任の先生が良かったです。
外(学校内)では平静を装い、
トイレの中で心の言葉を吐き出して百面相…っての、分かるなあ。
生徒には伝わりにくいだろうけど、
生徒の個々の事情まで懸命に考えてくれる良い先生だと思う。
各話サブタイトルの歌謡曲もぴったりで、密かに楽しみにしています。
読了日:8月21日 著者:志村貴子
親なるもの断崖 第2部 (宙コミック文庫)の感想
お梅の娘・道生を主人公に戦中~戦後が描かれる第2部。
“元遊女”であることへの差別、侮蔑を苦に失踪する母。
なぜ差別があるのか?なぜ悲しいことを悲しんではいけない世の中なのか?
道生の慟哭が苦しく、切ない。
ただ、母・お梅とは違い、
道生の周囲には確かな愛情が幾つも存在していることに救われます。
ばっちゃんのとても分かりにくい優しさが特に…。
ラストも、お梅そっくりの顔で幸せそうに笑っている道生の姿が印象的。
出来ることなら、お梅の人生にも
もう少し救いようが欲しかったところですが。。
読了日:8月16日 著者:曾根富美子
親なるもの断崖 第1部 (宙コミック文庫)の感想
例に漏れずバナー広告で気になり、電子書籍で購入。
昭和初期に北海道室蘭に実在した遊郭を舞台に、4人の少女を描く第1部。
貧困から親に売りに出され、
辿り着いた場所はもがいても抜け出せない生き地獄。
“遊女”という存在とその現実、実態の暗部をこれでもかと見せられ、
読むのが本当に苦しく、考えさせられる話でした。
また戦争に突入していく世の中で、精神・思考まで弾圧されていく人が居たということ。
遊郭というと江戸時代を想像しがちですが、
ほんの数十年前まで公的に存在していたんですね。
この話の向こうに数え切れないほどの松恵、武子、お梅、道子が見え隠れします。
辛いですが、多くの人に読んで貰いたい作品。
読了日:8月16日 著者:曾根富美子
ハッピー!ハッピー♪(1) (BE LOVE KC)の感想
電子書籍で読了。
『ハッピー!』の続編ですが、1巻は桜子ちゃんとアポロの出会いが中心。
盲導犬と歩くまでにはこんなに厳しい訓練が必要なのか、と思いました。
貸与されてすぐにスタスタ歩けるわけではない、
危険なく歩けるのは主人と盲導犬の信頼があってこそであり、
そこに至るまでの訓練期間が必要なのだと。。
一方、香織はハッピーのリタイアを経て新しい盲導犬の申請を決心します。
1匹の盲導犬と共に歩けるのは長くても10年ほど。
一生を共にできない悲しさもありますが、
“新しい出会い”と一緒に再び光がやって来ることを願って…
読了日:8月15日 著者:波間信子
こいいじ(2) (KC KISS)の感想
聡ちゃんへの長すぎる片思いを吹っ切ろうと、
まめちゃんは心機一転のお引越し。
そこで再会した不動産屋の河田さんと良い雰囲気に。。
個人的にはこのまま河田さんとくっついちゃった方が
幸せになれそうな気がするのだけど、どうなってしまうのかなあ。
それとも河田さんにも色々と過去やらがあるのかしら?
(それこそ志村作品!って感じですが。。)
続きが気になります!
志村さんの作品は脇キャラでも色んなエピソードを
作中やオマケ漫画に挟み込んでくれるので、その辺りも大好きですね。
駿ちゃんの馴れ初めや恭ちゃんのオマケ漫画も良かったです♪
読了日:8月13日 著者:志村貴子
高口里純自選名作集 (10) (双葉文庫―名作シリーズ)の感想
実家の本棚から再読。
高口さんの作品の中で1番、甘くて可愛らしくてハッピーな作品だと思います。
恋もバンド活動もトントン拍子でラストまで進み、
世の中こんなに上手くはいかないのでは…と思いつつも、
こんな2人が居ても良いか~と思わせてしまう不思議な雰囲気があります。
何より主人公・セイコちゃんが健気でとっても可愛い!
ヘアスタイルや服はものすごく個性的ですが(初出は30年前だそうで。。)、
それを自然な感じで“少女漫画”として描ききってしまう高口さんは凄い。。
読了日:8月11日 著者:高口里純
だるまさんがの感想
読み聞かせ用に購入。
4ヶ月の頃、図書館で借りた時も にっこり笑って見てましたが、
10ヶ月現在はきゃっきゃと笑ってすごい反応。
“ぷしゅー”と“ぷっ”がお気に入りのようでした。
こんなにも子供を虜にするだるまさん、恐るべし。。
読了日:8月11日 著者:かがくいひろし
海月と私(4)<完> (アフタヌーンKC)の感想
待ってましたの完結巻。
梢さんの正体がようやく(の割に結構あっさりと)明かされます。
鑑定書をビリビリに破る梢さんの潔さ!好きだなあ。
そして最後まで梢さんに転がされっぱなしの旦那さんも良い(笑)
大団円を迎えて尚、転がして転がされて
この2人の日常はこれからも続いていきますよ~というオマケ漫画も素敵でした。
最後のすがやんの「逃げろ…!」に笑った(笑)
読了日:8月8日 著者:麻生みこと
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)の感想
8月6日に再読。
『夕凪の街』は主人公・皆実のモノローグがとても重い。
“あの日”を見たからこそ、そして生き残ってしまったからこそ、
のし掛かる“幸せ”の後ろめたさ。
発病後の「『やった!またひとり殺せた』とちゃんと思ってくれとる?」という独白には言葉も出ない。
『桜の国』は皆実の姪にあたる七波を中心に現代の広島が描かれる。
声高らかに反戦を叫んでるわけではありませんが、
読んだ人の心の中には必ず70年前にこの国で起こった悲惨な出来事が焼き付く作品だと思います。
絶えず読み返して、忘れないでおきたい。
読了日:8月6日 著者:こうの史代
ころころ にゃーん (0.1.2.えほん)の感想
図書館で借りて10ヶ月の子供へ読み聞かせ。
ショッキングピンク一色で描かれた絵本で、視覚へのインパクトも大です。
長さんの本はイメージの余白がたくさんあって、
読んでる大人の方が「これは…?」と戸惑うことが多いですが、
子供は割とすんなりと受け入れているようです。
この本も『にゃーん』のところでにっこり。
読了日:8月1日 著者:長新太
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