大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

日本は何処へ向かっているのだろうか?

2011-02-24 13:54:52 | 徒然に
昨日、秋田出張から帰ってまいりました。

東京で感じる春の足音と、秋田で感じる春の足音はチョット違うように思いました。

なんと言いましょうか・・・秋田の春の足音は・・・・スキップなのです。

融けゆく雪と青空に、待ち遠しい春の訪れが誰の掌にも感じられ、

“ほっ”

とする瞬間に立ち会ったような気がしました。


そして、今日・・・久々に八王子の事務所にての仕事中、小麦粉の仕入先の担当者が

なんと、国産小麦粉の値上がりについての説明で来社。

外麦(外国産小麦粉)の値上がりにともない、秋には○○%程度の値上がりになるかも

知れないとのこと・・・。

さすがに私もがっかりです。

確か一昨年、外麦が高騰したときも国産小麦は40%近く値上がりしました。

しかし、その後外国産小麦粉が安くなったときには、国産小麦粉は値下がりしませんでした。

そして・・・23年度産の国産小麦粉は、外麦の高騰にあわせて値上がりすると言うことなのです。

これって・・・怒ったらおかしいですか?


私は、以前から

「いつか、必ず日本には外国産の小麦が入ってこなくなる・・・又は、ものすごく高騰

するから今のようには使えなくなる時代が来る」

と、お話をさせていただいていました。


その理由は、世界規模の異常気象・・・

昨年ロシアは小麦粉が平年の60%程度しか採れず、輸出禁止の処置がとられました。

ロシア国内の食の確保です。

中国も、小麦の収穫が不良だったようです。

勿論、日本国内の小麦も昨年は不作でした。


それから、穀物や糖類などが投機対象となってしまったこと。

つまり『食』がマネーゲームの対象になってしまったわけです。


さらに、中国やインドなどの高度成長国の『食』が豊かになってきたこと。

直接小麦粉を食べなくても、肉食が増えれば「家畜」が米や小麦を食べるわけです。

諸々、ほんの一部の情報ではありますが・・・



さぁ・・・

私たち日本人は、自給率40%そこそこの国です。

私たちが守るべきものは、いったい何なのでしょうか?

未来の子供たちに、何を残してあげられるのでしょうか?

そして・・・陣とりゲームに忙しい政治家のみなさんは、50年後・・100年後の

日本をどう思い描いているのでしょうか、いないのでしょうか?


『安全・安心・高い』

これでは、意味がないと・・・私は思うのですが、いかがなものなのでしょうか?


豊かな生活とは・・・・いったい、何なのか。

国産小麦粉の外国産小麦に追従する値上げに、今日は愕然としています。


そんな中・・・田圃は毎年小さくなっているのは・・・何故なんでしょうか?


いったい、日本は何処に向かって歩いているのでしょうか?

(そんなことより、自分の心配をしたら?)

という・・・声も聞こえてきそうですが・・・・


やっと春の足音が聞こえ始めた矢先・・・・

このジレンマは、結構ストレスになりますよね~









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