映画「白神の夢」を見ました。

一昨年八森町で映画「白神の夢」の試写会を見て以来、久しぶりに見ることが
出来ました。

映画「白神の夢」がDVDになったのです。

白神山地の豊かな自然が、それは美しい映像になって、その地に生きる心豊かな
人々が素直に映し出されていました。
やっぱり感動します。

伝えることの大切さや、伝えなければならない責任について改めて考えさせら
れました。

自然のなかで、自然を守りながらその地で生きていくこと・・・。
私たちが時折行って、癒された・・などというような、簡単なものではなく
その地で「未来を感じる」事が出来るかどうかと言うことは、大変な問題に
なります。

出も、この映画に出演した八森小学校（当時６年生）の生徒達に会って、「あぁ・・
まだ日本もまんざら捨てたものではないな・・。」と、つくづく思ったものでした。
自分たちの故郷を、心から愛する姿がそこにあったからです。

ある時、八森の英美先生のお宅にお邪魔して夕食をご馳走になりました。
その食卓の豊かなこと・・。
自分の畑でとれた、なすやキュウリ、インゲン・地元の魚、手作り味噌のみそ汁
そして自分の田圃でとれたお米・・。

そのどれもがおいしく、まさに命を頂いたような気がいたしました。

夜はネオンもなにもないので、「夜は夜に」なります。

そこに住む方々は口を揃えて「八森は何もない町です」とおっしゃいます。
そんなとき、私はいつもこう答えます。
「八森には生きていくために必要なものが、すべてそろっています。」・・と。

豊かな自然のなかで育まれた優しさが、優しいままで生きていけるように、この
町が守られるといいなぁ・・・と、つくづく思います。

機会がありましたら、是非映画「白神の夢」をご覧になってください。
白神こだま酵母の故郷です。