大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

小春日和・・・?

2006-03-15 10:02:51 | 徒然に
今朝、出勤する電車の中で穏やかな陽ざしを感じながら、思わず「小春日和」という言葉が思い浮かびました。

私は長い間、春まだ浅い穏やかに晴れた日を「小春日和」だと思っていましたが・・
実は「小春日和」って初冬の事を言うのですね。

『小春日和』

初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。《季 冬》~大辞泉より

思い違いって結構あるものなんですね。

でもなんだか「小春日和」って、とっても穏やかで優しい響きがありませんか?

小夏日和・・小秋日和・・小冬日和・・・どれもピントきませんね(笑

「小春」には

小春空・小春凪・小春日・・などがあります。

秋が深まりこれからやってくる厳しい冬を思い、初冬に入って穏やかな海や空や陽ざしの中に、

すでに春を待ちわびる気持ちが表されているのでしょうね。

と言うことは今朝の陽ざしは「小春」ではなく「春」がやってきたということですね。

こんな思い違いって結構あるような気がします・・って、私だけでしょうか(笑


「小春」といえば井上陽水の「小春おばさん」という歌を思い出します。


 風は北風、冬風
 誰を誘いに来たのか
 子供は風車、まわしまわされ、遠くの空へ消えてゆく

 小春おばさんの家は
 北風が通りすぎた小さな田舎町、
 僕の大好きな貸本屋のある田舎町

 小春おばさん、逢いに行くよ
 明日、必ず逢いに行くよ

何気ない詩ですが、何となく小春おばさんに逢いに行きたくなりますよね。(笑


最近知り合った友人に、バリに嫁いだ方がいます。

常夏の島「バリ島」はちょっとあこがれますが、四季がないということに慣れるまで

結構大変だったようです。

いろいろな話を聞いていると、四季があると言うことがある種「贅沢」であるのかも

知れないと思えてもきます。

常夏では春が来る喜びを感じられませんからね。


そんな事を感じつつ、穏やかな陽ざしの中で出勤した私でした。






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