大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

別れ道

2006-11-27 15:06:16 | 徒然に
先日、大塚直伝のパン教室で「サラ」ってどんな意味があるのですか?という、

ご質問をいただきました。


ことの始まりは12年ほど前、パン屋さんを始めることになったときに、店名を何にしようかと

何日も何日も悩んでおりました。

私はその頃、競走馬が大好きで今度生まれ変わったら、絶対に北海道の牧場で働きたいと

思っていたので、せめて店名くらいは「馬」にあやかれたらいいなぁ・・・と考えていました。

そして、とうとう思い浮かんだのです。

サラ・・・それは新しいとか純粋とか混ざりけのない・・・と言う意味でもあります。

純粋で混ざりけのない・・・サラ・・・パン・・・ブレッド・・・のお店・・・ハウス

そして気高く美しいサラブレッドのように、ひたむきに走り続けたい・・・と言う

私の信念と想いを、この名前にこめました。



こうして『パン工房 サラ・ブレッドハウス』が、誕生したのです。


そして、白神こだま酵母に出会って新たに会社を設立するときにも、この「サラ」の信念を

守り抜く決意で社名の冠にしたのです。

初心をいつまでも忘れないように・・・。

残念ながら最近はすっかり本物の「サラブレッド」に会いに行くことができなくなりましたが、

いつかはこの「サラ」もダービーに出走できるような会社になれるように頑張っています。(笑



ですから、この「サラ」には格別な想いが込められいるのです。




サラ秋田白神とともに歩き始めて、5年半・・・・。

多くの皆様と出会い、別れてきました。

ともに走れない・・・走る目的が違う・・・距離に問題があった・・・それは、本当に

さまざまな理由からでした。

サラブレッドにも短距離が得意な血統、長距離が得意な血統・・・ダート、芝、右回り

左回り・・・(笑)・・・と、それぞれ得意不得意とするサラブレッドもいるように

それぞれが信じるコースで、力の限り走って行くことが一番いいことなのだと思います。

そして・・・いつか・・・また同じコースで走ることができる日が来るのかも知れません。

信じる道を歩くと言うことは、大変なことなのかも知れませんが、それでもやっぱり

信念を持った生き方がしたいのです。

本当に苦しいときにこそ、本物の出会いがあることをたくさん学んできました。

きっと・・・これからもたくさんの出会いと別れを繰り返すのでしょうね。




私にとって「サラ」とは、心の原点なのです。







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