『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

支払いの手際の良さで感じるリーダーの素質

2009年04月08日 | 素晴らしき人たち

 今日、シンガポールの若手経営者の中でも著名なD社長にお会いして来ました。約1時間ちょっとのミーティングでしたが、今から考えると、良く私のようなどこの馬の骨か分からないような者の誘い(?)に乗って来たなと思います(笑)。ぶら下げた情報がよほど相手にとって価値のあるものだったのだ思います。

 今回アポを取るのに、先方の秘書さんを通したらほぼ間違いなく繋いでもらえないなと思ったので、いろいろ考えたあげくある方法を使ったのですが、それが今思えば良かったです(笑)。でも向こうも流石。いきなり本人が出てくることはなく、スケジュールの調整は部下の方とやりました。で、今日も一人で来ず、その部下の方と一緒に待ち合わせ場所に現れました。時間をずらしたりして、結構用心深かったです。流石は華人系です(笑)。

 今日のミーティング、私としては先方に対して良い話、そしてプレゼンが出来たと思っていて、先方も「これからも引き続きコンタクトを取り合いましょう」と仰ってくれたので、まずは何とかスタートラインに立てたかなと言った感じです。今日の事をこれからどう商売に結びつけることが出来るかは、今後の努力次第です。

 それにしても、と、話は思いっきり飛びますが(笑)、今日のD社長もシンガポールの典型的な、絵で描いたような若手経営者と言った感じでしたねえ(笑)。良い意味で、高校生が友達と始めたビジネスが成功して大きくなった、とい感じがします。卒業後、たぶん他の会社で働いた事などないのではと思います。人によっては、彼らの何気ない言葉やそぶりは、“ぶっきらぼう”に感じるかも知れません。でも良い意味で彼らは“素直”ですねえ(笑)。好きなこと、嫌いなことがはっきりしています。

 そんなD社長でしたが、最後に私をして「流石だ」と思わせたことがありました。それは、「ミーティングの切り上げ方と支払い」です。今回は私がお呼びして来てもらったので、本来であれば飲み物などの支払いは私がすべきで、自分もその用意をしていたのですが、彼のウェイターを呼び止めるタイミングとカードを差し出すタイミングは見事でした。通常は「払おう」としている人の気持ちは「気配」となってこちらに伝わって来るのですが、D社長の気配は感じられず、私は完璧に出遅れましたよ(笑)。ミーティングの切り上げ方も上手、きっぱりと、時間が音を立てて、その場で切断されるような感じがしました(笑)。

 私も支払いは鮮やかに、そして潔くありたいものです(笑)。

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AsiaGATEマガジン-日本とアジアをつなぐ情報誌-

2009年04月02日 | 素晴らしき人たち

 このブログにリンクを貼らせて頂いて、また最近仲良くさせて頂いている「中国オフショア開発最前線」の末富さんから新しく「メルマガ」を発刊されるというご連絡を頂きました。

 以下末富さんから頂いたメルマガの「紹介文」を掲載させて頂きます。創刊予定日は来週の月曜日、4月6日とのことです。ご興味のある方は是非ご登録下さい!

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AsiaGATEマガジン-日本とアジアをつなぐ情報誌-(4月6日創刊予定) 
 
 21世紀はアジアの時代。世界中から「人」「物」「金」「情報」が
集まるビジネスチャンスの宝庫。

 IT関連の製品販売、サービス、アウトソーシングとこれらに
付随するサービス等のBtoBサイト(近々リリース予定)と
連動した新規案件情報・PR情報、アジア各国の現地事情、
ニュース、展示会情報、各種コラム等、アジアビジネスに
関する各種情報をお届けします。

 その他、「地球の歩き方」の執筆者による”ガイドブックには
書けない裏話”もコラムで登場します!

 もし宜しければ、お近くの方にもご紹介、宜しくお願いします。
 購読登録は下記より!
http://www.mag2.com/m/0000286084.html

c.f.
 本メルマガ発行スタンドでは、発行者である私どもから
 購読登録者の情報は一切見ることができないしくみに
 なっています。また、内容を見て、ニーズに合わない
 場合はいつでも購読解除できますので、ご安心ください。  
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 今日は朝から出っ放しで、ほぼ一日中外に居ました。西地区に居たのですが結構暑く、座っているだけで汗ばむ感じがしました。やはりオフィス街とは気温も湿度も異なるのですねぇ(笑)。

 今日はこれから「同窓会」に行ってきます。といっても学校の同窓会ではなく、以前勤めていた地元のソフトウェア会社時代の「同僚会」となります。7~8人の集まりになりますが、中には現在でも定期的に会っている人もいれば、7年振りに会う人も居ます。みんなどのように変わっているか楽しみです!では、行って来ます。

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人生の妙

2009年04月01日 | 素晴らしき人たち

 転職を考えている知人がいました。仕事とは無関係のところで知り合っていたこともあり、彼は私が紹介業をしているということは知らず、私も特に知らせず、「どこか良い所に決まればいいなあ」ぐらいに思っていました。

 先日とある場所でその知人にばったり会った際に、「どう?決まった?」と聞くと、「いえ、まだです。」との答え。ところが彼の話によると、なんと辞表は既に出してしまっていて、最終日も決まっていました。

 次が決まる前に辞表を出すなんて、と思いながらも一方では彼の「潔さ」に感心しながら、どんな会社のどんなポジションが希望なのかを聞いたら、ふとある会社のY社長の顔が思い浮かびました。Y社長とは約2年前に一度お会いしたきりです。私の事をまだ覚えていて下さっているかも分かりません(笑)。

 でも翌朝、思い切ってそのY社長へ電話してみました。

 「あのー、ちょうど2年前くらいに○○でお目にかかった佐藤ですが・・・」と切り出すと、「ああ!佐藤さんね。覚えていますよ。」と言って下さり、私はまずは一安心(笑)。その後いろいろな雑談をした後、知人のことを切り出してみると、「ちょうど良かった。今ちょうど人を探していたんだよ。私の携帯に直ぐに電話してくれるように伝えてもらえるかなあ。名前は?えっ?あー○○さんね。了解。じゃあ、佐藤さんからの紹介で、と言ってくれれば直ぐに判るから、それじゃ、宜しく。」

 この話のその後は恐ろしいくらいのスピードで展開します(笑)。

 Y社長への電話の後、返す刀で知人に連絡をし、知人も直ぐにY社長に電話し、その夜二人は会って、Y社長、採用を即決。そして知人も入社を即決。私はというと、翌日お二人から、意気投合して話がまとまった旨、感謝の電話を頂きました。私も「有り難うございます。」とY社長へ、そして知人へは「おめでとう!」と。

 物凄いスピードで紹介が一件決まりましたが、これ、仕事ではありません(笑)。Y社長も私の仕事をご存知ありませんし、私も伝えてありません。

 しかし、と、私は考えます。一所懸命求人案件を取りに行き、必死に候補者を探し、面談し、レジュメをまとめてご提案。で、面接を一次、二次とこなしても最終的に決まらない案件が「山ほど」あることを思い、一方で今回のように仕事と関係のないところでは「すんなり」決まるということを思う。人生って、本当に上手く出来ていると思わざるを得ません(笑)。まさに「人生の妙」です。

 売り上げというお金からの執着から離れ、「人様のためにお役に立ちたい」という一心で仕事をすれば今回のように物事がスムースに行くのかなあ、なーんて夢想したりしますが、現実問題としてその執着から離れるのは難しいことです(笑)。道まだ遠し、といった感じです。私の場合、人生は未だ「修行の場」といったところでしょうか(笑)。

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続・民宿やどかり

2009年03月31日 | 素晴らしき人たち

 昨日に引き続き「癒し系」への転職を決められた松本さんと、その松本さんが沖縄の瀬底で営まれている「民宿 やどかり」の話題です。

 松本さんから「ご案内」を頂いておりますので、今日はそのお知らせを(笑)。

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ゲストハウス「やどかり」ご案内

南の島へ「やすらぎ」を探しに来ませんか?
那覇から90km美ら海水族館の手前、800mの
橋を渡れば「Sesoko❤ランド」
コバルトブルーの珊瑚礁に感激してください



ざわわ ざわわ を実感してください
島んちゅ の心が少し見えて来るでしょう
静かな渚で南国の海を満喫するのも良し ヨット、ダイビングするのも良し
のんびり釣りをするのも良し 島影を見ながら昼寝するのも良しーーー



ジンベイサメの美ら海水族館、フェリーで一寸の
水納島、伊江島探索 
今帰仁城を訪ね、最北端「辺戸岬」で遠く与論島を
眺め、帰りに古宇利島の半日ドライブもお勧めです



橋を渡り1km「瀬底ビーチ」へ右折すると、「やどかり」
が見えます 外階段上がり、バストイレ付の4個室です 
裏庭には「露天風呂」も、ございます 夕日は絶品です!

本格開業に向け、庭いじりを始め、ガーデン喫茶、Shop等、
増改装致して居ります。   お待ちして居ります。
 
沖縄県本部町瀬底4846 TEL090-2750-4195   Mail:beachuncle@yahoo.co.jp                            
http://blogs.yahoo.co.jp/beachuncle
1泊(食事無し)一人=¥3000(二人=¥5000) 
レンタカーでお越し下さい 橋を渡ればスーパー有ります。
その他、お気軽に問い合わせ下さい。

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 「沖縄」という言葉の語感には、なにかこう独特のものがありますね。シンガポールのようなところに居ても、沖縄にはなぜか行きたくなります。思い起こせばウン十年前、社会人となって初めての社内旅行が沖縄でした(笑)。

 民宿ご予約の際は、「『勤務地シンガポール』で見た!」と一言いって頂ければ、何か有るかも知れませんが、何も無いかも知れません(笑)。

 さて、今日のシンガポール、今の時間帯は夕日が強烈です。こちらの夕日も結構綺麗ですよ(笑)。

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癒し系への転職

2009年03月30日 | 素晴らしき人たち

 先日名刺ホルダーをパラパラとめくっておりましたら、ある方の名刺で目が止まりました。

 「あっ、松本さんだ。今どうされているかなあ~。」

 名刺を取り出してお会いした日付を確認すると2004年の某月某日、そして某時間、某場所、Kさんの紹介でと私の筆跡で書かれていました。

 その松本さんへ早速電話を入れて見ると、しばらくして耳覚えの無いお声が受話器の向こうから聞こえて着ました。

 「松本は○○年に帰国して、その後弊社を退職しました。」

 ぬ、ぬなっ!松本さんが、た、たいしょくぅー!?まだそんなお年ではないだろうに。。。でも驚きはそれだけでなかったです。

 「今は沖縄で民宿を経営されているようです。」と!

 宿の名前を聞いて早速検索してみると、ありました、ありました!それが上の写真で松本さんが営まれている「民宿 やどかり」!

 検索でヒットした「沖縄の民宿」というページから引用すると、

 「那覇空港より車で90分(許田ICより瀬底島へ)・料金1室1人利用(お1人様)3000円、1室2人利用(お1人様)2500円・全個室(各室 トイレ、シャワー、冷蔵庫、冷房完備)・露天風呂 抜群の透明度を誇る瀬底ビーチまで徒歩5分 お部屋からは伊江島 水納島を望み雄大な東シナ海に沈む夕日は絶景です。庭ではバーベキューを楽しみ満天の星空を眺めながら露天風呂で旅の疲れをいやしてください。人気の美ら海水族館 海洋博公園 パイン園 世界遺産の今帰仁城跡 桜で有名な八重岳など車で20分圏内でアクセスに好立地です、是非ご利用くださいお待ちしております。」

 いまどき、「お一人3千円」ってかなり安くないか?と率直に思ってしまいました(笑)。

 その後、松本さんから宿の紹介や写真を頂いたのですが、それらはまた別の記事にまとめたいと思います。今日の記事は大企業を、ある意味「繰り上げ卒業」されて、その後は沖縄で民宿の経営という「癒し系への転職」を決められた松本さんへのエールとしたいと思います。松本さん、私も泊まりにいきます!


民宿基本情報
民宿名: 民宿 やどかり
住所: 〒905-0227 沖縄県本部町瀬底4846
問合担当者: 松本 直也
TEL: 090-2750-4195
E-mail: beachuncle@yahoo.co.jp

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ミドル・マネジメントの転職理由

2009年02月19日 | 素晴らしき人たち

 今日うちへ面接に来てくれた方は50代前半の華人系シンガポール人のHさんです。押し出しも強く、そして握手のグリップも強いまだまだ最前線で活躍できそうな営業系ミドル・マネジメントです。

 Hさんのレジュメは一見、転職回数が多いように思えましたが、良く見て見ると実は「一貫」していました。その辺をHさんに確認してみると、

 「その通りなんですよ。勤めていた会社が買収され、新しい会社に移籍するも、政変でマネジメントが変わった際に社外に出され、その後また政変がおこり元の会社に呼び戻され、そしてその会社がまた別の会社から買収されて、最終的に今回解雇なんです。ですので、一見転職しているように見えるのですが、またそれも間違いではないのですが、実はずっと同じ業界同じ会社なのです(苦笑)。」とのこと。

 そんなHさんを今うちのお客さんに提案したいと思っています。本人のレジュメをまとめ、そしてそれに添付する提案書を、かなり時間を掛けて書き上げ今しがた先方へ送りました。その後、このブログの更新をしております。一人の方に時間を掛け過ぎるので仕事が遅いのではとよく言われることがあり、実際私もそうかも知れないなあと思っているのですが、やはり「人」を扱わせて頂いている以上仕事は丁寧にやって行きたいと思っています。

 と、まあ、メールを頂戴して、まだ返事できていない皆さんに対する言い訳をつらつら書いてしまいました(笑)。メールやレジュメを送って下さった皆さん、本当に有り難うございます!必ずお返事致しますので、もう少しお待ち下さい。


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激戦

2009年02月12日 | 素晴らしき人たち

 今日面接に来てくれたSさんは20代の華人系男性です。流暢ではないものの、しっかりとした日本語を話す好青年です。

 ただ、早速面接をアレンジさせてもらおうとしたところ、なんと「来週から2週間予備役の任務につかなければならないので」、直ぐに面接のお引き合いがあった場合対応できないと仰るではありませんか。

 シンガポール人の男性には皆兵役があります。皆さん大学や専門学校に入学する前に軍に入隊するようです。期間は約2年間。その後は予備役に組み込まれ、社会人になった以降は、だいたい一年に一回程、訓練にある一定の期間参加することが義務付けられています。その予備役訓練の期間中の「お給料」は国が企業へ補填する仕組みになっていて、そのためか、若くして給料が高い人たちは、あまり予備役訓練にお呼びがかからないという話も聞かれます(笑)。

 訓練って、どういうことをするのですか?と、こちらが興味本位で聞くと、真面目なSさんは丁寧に教えてくれます(笑)。「自分はコンバット部隊の所属ですから、ジャングルの中を行進したり、そこで数日間過ごしたり、はたまたライフルを使って打ち合いをやったりします。」えっ、ライフルで打ち合いをするの!?「はい、でも弾は入っていません(笑)。的を打つ訓練の時は実弾を使用しますが。」

 一見大人しそうなこのSさんも以前このブログにご登場頂いたPさんのように武器に精通しているのでしょか。(以前の記事「武器に精通している候補者」)シンガポールは奥が深いです(笑)。

 さてSさんは来週からジャングルで激戦の訓練だそうですが、私の方も最近仕事が「激戦」気味です(笑)。求人案件が激減している中、同業他社さんとは、これまであまりバッティングしてこなかったと思うのですが、最近はどの案件をやっても必ずあたります。形容すると、弾こそは撃ちませんが、さながら、レジュメの打ち合いのようです。私は万事のんびりしているせいか、どうも皆さんから先んじられているようですが、負けずに、なんとかこの激戦を乗り越えたいと思っています(笑)。

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愚直

2009年02月05日 | 素晴らしき人たち

 今日はこれから友人のPとの会食です。

 華人系シンガポール人のPとは、私がシンガポールに来て最初に御世話になった会社で、同僚として出会いました。当時私はコンピューター・システム(←この言葉の響き、「時代」を感じますね)の営業をしていて、Pはエンジニアでした。Pとはコンビで良くお客さん回りをしたものです。

 それからの付き合いですから、もうかれこれ13年になります。ホント早いものです。驚くべきことは、なんと私はこれまでPが他人の批判や悪口、そして仕事に対する愚痴を言うのを聞いたことがないと言うことです(笑)。当時彼とはお客さん先へ向かう車の中やプライベートも含めて多くの時間を共有しましたが、彼の口からそのような言葉を聞いたことが無いのです。これは本当に素晴らしいです。

 エンジニアとしては、よく上司から怒られていましたから(笑)、もしかしたら俗に言う「優秀な」エンジニアではなかったのかも知れませんが、また国立大学を卒業している訳でもありませんし、見た目も「ほんわか」とはしていますが、「切れ者」、「スマート」という言葉からは程遠いです(笑)。

 でも、と考えさせられます。今、世の中の価値観が物凄いスピードで変化していますが、これからの世の中、もしかしたらPのような人間が日の目を見る世の中になるような気がします。愚痴や批判を口にせず物事を淡々とこなしていく。私は、直ぐには出来ないかも知れませんが、少しずつその理想に近づいて行きたいと思っています(笑)。

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今、この時期はチャンス

2009年01月31日 | 素晴らしき人たち

 今日うちに面接に来てくれたSさんは昨年イギリスの大学を卒業したばかりの華人系の女性です。いわゆる新卒の方です。

 「なかなか決まらず、今は家の手伝いをしています。」というところから、この時期に大変だろうなあと当方も同情と心配が入り混じった気持ちになります。

 ところがSさん、表情や話し方はとても明るいのです。「自分の機嫌は自分でとる」を地で行っている方だな、若いのに大したものだなと感心して話を聞いていると、どうやら「家の手伝い」といっても「家事」ではなく、お母さんがビジネスをされていて、それを「手伝っている」、のだそうです。

 なるほど、それでそんなに心配していない訳か、と、一人納得していたのですが、話をしていくうちに、Sさんが明るいのは天性のものなのだと思うようになってきました。趣味はなんと株式投資。で、将来の夢は投資家。「今はチャンス、買い時です!」とSさん。で、こう言い切りました。「今の景気後退は一年後に反転します!」と。凄いです(笑)。

 入社したら仕事中は株はダメだよ、というと、「もちろん、分かっています!」と笑顔が返って来ました(笑)。なんとか将来の夢に繋がる仕事を見つけてもらいたいと願っています。

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保険を実感する年頃

2008年12月17日 | 素晴らしき人たち

 今日のシンガポールは久し振りの快晴で空は晴れ渡りました。それでいて暑くなく、こんな日は思わず外を歩きたくなります。昼時誘われるように外にでてエアコンで冷え切った体をほぐしながら歩くと、少しずつポカポカして来ましてとても心地良かったです。

 夕方3年くらいの付き合いになるMさんがオフィスに来てくれました。Mさんは最近独立して医療保険や生命保険のアドバイザーをしています。まだ30代前半でしょうか。誠実な人柄が話す言葉の一つ一つに滲み出ています。

 来訪の目的は私の現在所有している保険パッケージの見直しです。新たな商品の購入を検討しているとこちらが言っているのではないのに、懇切丁寧に説明してくれます。その途中、ところどころ彼が何気なく使う単語、以前は全く気にも留めずに聞き流していたそれらの単語ですが、今日は「嗚呼俺ももうそのときのことを考えておくべき年頃になったか。」と思わずには居られませんでした(笑)。

 それらの単語とは、「重大疾患」「死」それに「遺書」です。

 はじめは「イショって、そんなの今書くんかいMさん?(笑)」と冗談ぽく笑って聞いてみたのですが、真面目な彼から真面目な顔で、「うん、今うちの会社のパネラーになってもらっている良い弁護士がいるから、その人にお願いしたらいいよ。」とさらりと言われると、「はぁー、」という感じになります(笑)。

 その後かなり時間をかけて細かくヒアリングしてMさんは帰りました。年明けくらいに私にぴったりのパッケージを提案してくれるそうです。さて、どんなものになるでしょうか。今から楽しみです。と言うのも、今まで全く無頓着だったこれら保険関連でしたが、今年四月末の出来事もありましたので、最近は少し健康管理と共にその「バックアップ」も気になり始めています。一般の方々から見れば物凄く気づくのが「遅い」と思いますが(笑)。

 私の周りには真面目な方が多いのですが、その中でも一段と真面目なこのM青年と最初に出会ったのは、3年前のある金曜日の午後でした。バスを降りたら雨が降っていて、これはまずいと少し足早に前を歩いていた人を追い越したのですが、その歩いていた人がMさんでした。Mさんは自分もその方向に行くので一緒に傘に入れと自分の傘の中に当時はもっと太って大きかった私を入れてくれました。その後、偶然道で出会うということが2、3度重なり、今は連絡を取り合う仲となった次第です(笑)。人の出会いは本当に不思議で面白いものです。

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勤続20年

2008年11月24日 | 素晴らしき人たち

 今日うちに来てくれたSさんは40代前半のテキパキとした話し方が印象的な女性です。「何でも経験している知っている“マルチ・タスク”な方を御願いします!」というお客さんの難題に対して、やっと見つけた候補者さんです(笑)。

 経験値も素晴らしいですが、彼女の経歴でひときわ光を放っていたのは、一社に勤続「20年」ということです。日本では当たり前のこの勤続20年も、ここシンガポールとなりますとなかなかおりません(笑)。

 そんな20年の愛着がある会社をSさんは何故辞めたのでしょう。エージェントとしては真っ先にお聞きしたいポイントです(笑)。

 「それは出産のためです。」とSさん。ところがしばらくして、「実はもうひとつ別の理由があるのです。」と、話してくれたのが、「上司(経営者)が会社を売ろうとしているのを知ってしまいました。」ということでした。どうもこちらの方が本当の理由のようでした。

 経営陣が変わって、新しい経営陣の方針について行けないので辞めたいというのは、ここシンガポールではよく耳にする転職理由です。Sさんの場合は、ポジション柄コンフィデンシャルな情報に接していて、それが元で転職を考え始め、出産を転機して会社を辞めました。そして無事お子さんが生まれて3ヶ月経った今、職場復帰を目指して就職活動をしています。Sさんがんばりましょう!(笑)。

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武器に精通している候補者

2008年11月21日 | 素晴らしき人たち

 今日うちに面接に来てくれたPさんは、明るく物腰も柔らかい華人系のシンガポール人です。専門学校を卒業後も働きながら大学に通い、ついには二つの学位を同時に取得するなど、向学心も旺盛な好青年でした。そんなPさんとの面接が始まって直ぐに私は、「これはお客さんは気に入るぞー」と内心気合が入りました(笑)。

 話し方も良いです。また小学校から大学までの卒業証書やあるコースを受講した時の修了書など、すべての書類を一冊のファイルに丁寧にそしてピシッと収めていて、拝見しているこちらが気持ちよくなる程でした(笑)。

 そんなPさんの履歴の中で、おや?と私の目に留まったのは、彼の「軍役」です。シンガポール人の男性は約2年から2年半の「兵役」に就くことが義務付けられているので、それ自体は珍しくないのですが、私の興味を引いたのはその職務内容でした。上官からの評価は「Outstanding」!アウトスタンディングといえば、「傑出している」とか「飛びぬけている」という意味になります(笑)。

 へえー凄いねーPさん、で何をやっていたの?とお聞きすると、あらゆる小火器に精通すること、そしてそのメンテナンスとのこと。な、なんとPさんはピストルから始まり、機関銃やバズーカー砲そしてもう少し大きめの砲までその機能や機構に精通している人だったのです(笑)。

 「M16なんかを分解して、そしてまた組み立てるのですが、それを30秒以内でやらなければならないんです。」とサラッと言われますと、「へぇー」という言葉しか出てきませんでした(笑)。「で、実際撃って見たりするの?」と聞くと「もちろんです。」とのこと(笑)。
 
 いやーいろんな意味で流石シンガポール(笑)。ひょっとしたら、このような人は割とあなたの身近なところにいるかも知れませんよ(笑)。

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日本語を学ぶ動機

2008年10月08日 | 素晴らしき人たち

 日本語が話せる人材、いわゆる外国人で「日本語スピーカー」の面接を結構やらせて頂いています。

 今日うちに来てくれた華人系のZさんもそのうちの一人です。中にはメールでのやり取りであっても面談であっても、日本人と変わらない、もしくは日本人以上に日本語の語彙に精通している方々もいらっしゃいますが、今日のZさんは、これからもっともっと日本語を勉強していこうとう熱意を持った方でした。

 「日本語を学びたいと思ったきっかけは何ですか?」とよく質問しますが、それに対する答えとして結構多いのは何だと思いますか?(笑)。

 それは、「日本のアニメが好きで、そのアニメを英語や中国語の吹き替えではなくて“オリジナルの日本語”で理解できるように成りたいと思ったからです。」という答えです(笑)。

 今日来てくれたZさんもそうでした。Zさんはまだ日本に行ったことがないと言います。お金を貯めて、いつかは日本に行きたいと言います。「日本のどこに行きたいのか?」と聞くと、間髪入れずに「秋葉原」と返ってきました(笑)。

 日本のアニメ。アニメ自体私はあまりよく観ないので分からないのですが、その日本のアニメを観た外国の人たちが、それを通して日本に好印象を持つとしたら、それの対外的な効果や日本に対する貢献度って結構凄いと思います。

 歴史的に政府が保護したり、補助金を出したりした業界はいくつかありますが、このように対外的貢献度の高い日本のアニメ(ゲームもそうだと思いますが)に対して、政府や政治家が何か支援していると言う話を聞かない、聞いたことがない、と言うことを思うと、その「自立性」たるや素晴らしいものがあると思わざるを得ません(笑)。私も見習いたいです(笑)。

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ご縁-お引き合わせ

2008年09月05日 | 素晴らしき人たち

 今しがた面接を終えて帰る前にこのブログを書いています。

 今日の夕方うちに来てくれたのはミャンマー人のAさんです。登録はかなり以前して頂いていたのですが、どうしても条件に見合う案件がなくお会いする機会ものびのびになっていたのですが、たまたま最近ある企業さんからお引き合いのあった案件であればAさんも応募できるのではと考え、今日の面談をセットさせて頂きました。メールや電話で少なからずやり取りをしていて、その時の印象がとても良かったものですから私としても今日のAさんとの面談を楽しみにしていました。

 予定の時間より少し前に現れたAさん、想像通り明るく朗らかで、親しみのある笑顔が素敵な女性でした。

 着席して早々Aが、「私、シェントンウェイ(うちのオフィスがある)界隈に来るのはホント久しぶりなんです。でも去年の2月までは、この近くで働いていたんです。わずかな期間でしたが。確かセシルロードにあるビルで、日本人の社長さんがとっても良い方で本当にお世話になりました。今日この面談が終わったらお訪ねしてみようと思っているんですよその社長さんを。」とAさんの口調はとても明るいです(笑)。そして「確かビルの名前は。。。」とAさんが言いかけたとき、私は大変お世話になったO社長のことを瞬間的に思い出しました。何か言いかけようとしたAさんをさえぎって私が訊ねました。

 「Aさん、それってTビルじゃないですか?で、社長さんってO社長ではないですか?」と。

 O社長は仕事とは関係なしにミャンマーに関わってこられて、そして困っているミャンマーの人たちがいると何の見返りも期待せずに、また自分のこともほったからしにしても援助の手を惜しみなく差し伸べていました。そんなこともあって、ミャンマーの人、セシルストリートにあるビルの、ある会社の日本人社長と聞いただけでO社長のことを思い出した訳です。

 そのO社長の名前を挙げるとAさんはとても驚いて、「佐藤さんもO社長をご存知なんですか!?」と声のトーンがかなり上がりました。「知っているも何も以前とてもお世話になったんですよ。オフィスには何度もお邪魔したので、もしかしたらAさんとも前にO社長のオフィスでお会いしているかも知れませんね。」と私。

 その、とても人の良いO社長は実は今年の5月に亡くなられています。Aさんはこのことをご存知ありませんでした。そのことを告げたとたんAさんの目には涙があふれてきました。「どうりでおかしいと思いました。連絡をとろうとしても返事がありませんでしたから。。。」

 今オフィスで、先ほど帰って行ったAさんとO社長のことを思い出してひとり考えています。そしてこういう思いがわきあがって来ました。O社長はAさんのことを心配して私のところに連れて来てくれた。だから私はこのAさんのために一所懸命仕事を探してあげなければ、と。いかにも人助けが好きなO社長らしいです(笑)。人と人の出会いは不思議で一杯です。何気なく会っている人たちでさえ、実は物凄い確率で出会っています。中には腹が立つこともありますが、ひとつひとつの出会いをもっと大切にして行きたいと思います。

 それでは皆さん、良い週末をお迎え下さい!

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にらむ人

2008年09月01日 | 素晴らしき人たち

 その人、最近来てくれたTさんは、面接のはじめからにらんでいました。こちらをじっと見つめる目が、私が思わず身震いするくらい据わっていています。

 さて、どうしたものか。と思いながら面接はスタートしたものの、なかなか話がかみ合いません。会話と同様にかみ合わないものがもうひとつありました。それはTさんのレジュメです。前職をやめてから丁度一年経っていて、その間仕事はしていないようです。そのためか、今回の希望給料額は、前職退社時のそれと比べてかなり低くなっています。ところがスキルや経験はとてもすばらしいものを持っています。Tさんが希望しているお給料はマーケットからみるとほぼ半分くらいです。なぜ?

 「低い額を希望しているのには理由があります。1年のブランクがあるし、仕事内容が簡単であれば前のお給料額と同等額を希望するわけには行きません。そして、今はとにかく仕事が欲しいのです。それもできるだけ早く。若い人たちとの競争になると思いまして、あえて希望額を低くしてあります。」と、歯切れの良い話し方でそう言い切って、Tさんは再び私の方を見据えるのです(笑)。それにつられて私もじっとTさんのことを見据えて、しばらく時間が過ぎました(苦笑)。

 そんな膠着した状態が破られたのは、話が家族のことに及んだときです。なんとTさんの目にみるみる涙が浮かんできたではありませんか。Tさんが話すままに耳を傾けてみてまたびっくり。この一年、一言では言い表せない大変な思いをされてきたようです。そしてそれもようやく片付いたのはつかの間、昨日は身内に不幸があり一睡もしていないことが分かりました。道理で。私はてっきり「どうしてこの人はにらんでいるんだろう。」と思ってしまいましたが、本人としては昨夜からの不眠と疲労でこちらを見る目が自然と「にらんでいる」ようになってしまったようです(笑)。

 それから約1時間くらい、Tさんの身の上話をお聞きしました。夕方近くになって、「あら、こんなに長い間お邪魔して済みません。」とTさんがご自分の腕時計を見たときには、顔全体にかなり笑顔が戻ってきていました。私も一安心、ホッとしました(笑)。

 うちにはいろいろな方々が見えられます。ほとんどは華人系シンガポール人の方々ですが、彼らを通して見えてくるシンガポールはまた違ったものがあります。例えば、このTさんが始めて就職したときは、シンガポールはまだ東南アジアの新興国のひとつでした。初任給は日本円で約3万円。当時の為替相場はわかりませんが、勤勉さと安い労働力を求めて多くの日系製造業がシンガポールに進出したころの話です。それが今では大卒の初任給は、ポジションによっては日本のそれよりも高いというケースもたくさんあります。

 Tさん、就職活動応援しています。がんばりましょう!(笑)

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