長引くコロナ禍と猛暑が続いて、着物に袖を通すことがめっきり減ってしまっているのは残念なことです。
毎日食べることばかり?考えていて、我ながら食い気ばっかりだなあ〜 ^^;
食いしん坊顔になるだけでなく、体全体から食い意地だけが滲み出そう..(。◝‿◜。)ノ
まあそれは事実なのですが (#^.^#)
これではいけない !と思い日曜日はちょっと着物で出かけました♪
洋服のように「するっと下から履いて、すぽっと頭から被れば準備完了(^.^)/」というわけにはいきませんが、身構えるほどのことではありません。
私の場合、髪の毛はそのままですし15分位で支度できます。
単衣の結城にインドの古いシルクサリーから仕立てた古渡更紗の名古屋帯を合わせました。
更紗文様に描かれる花には、抽象化された唐花や芥子・鶏頭などがあります。
この帯は芥子(ケシ)文。
日本にインド更紗がもたらされたのは、江戸時代初期、もしくはそれ以前かもしれません。シルクロードや南蛮船や紅毛船による交易が更紗を広め、世界中を魅了していったと思われます。
インド更紗は、それぞれの国でヨーロッパ更紗・和更紗として模倣されながら洗練を加えられていったのです。
歴史的には、イギリスの支配下にあったインドの苦悩にも思いを馳せてしまいます。
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頻繁に着物を着ていると帯締め・帯揚げ・帯留めを選ぶのも直感的に瞬時で選ぶのですが、しばらく離れてしまうと選ぶのに迷いが。
一回で「画竜点睛」と思えた時は、一日すっきり。
今回は帯留めをなかなか決められませんでした。これは↓彫金。
迷ったあげく、先週の9日が重陽の節句だったこともあり「菊」にしました。
薩摩焼・沈壽官窯の古い帯留です。
今回これが、ぴたり!とは思わなかったのですが ...
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帰宅後、着物を片付けながら、夫にちょっとだけヨガを教えました。(^^)
というか、簡単なストレッチと呼吸。🧘
体のどこかが凝り固まって痛い時には、ストレッチが一番。
足が痛い時には、椅子に座って上半身だけでも伸ばすのがいいと思います。
体の筋膜は繋がっているので、痛いところの周辺からほぐしていくのがいいかと。
血流(リンパの流れ?)が良くなってすっきりします。
ヨガと着物の共通点は「姿勢」。
腰紐を締めるのは腰骨の少し上。ここはウエストではなくお臍の少し下辺りで「丹田」と云われる位置。
ここを常に意識して暮らすといつもきれいな姿勢に。
同時に、胸は広げるのですが肩は下げます。
これもヨガと着物は同じ。
インドの女性がサリーでゆったりと体を包みながら姿勢がいいのは、ヨガが日常にあるからかもしれません。
昨日夫に、両手&片手ずつを天井に伸ばす動作を教えながら「ああ、これは着物ではしないなあ〜」と思いました。
肋間筋が伸びてとても気持ちのいい動作なのですが、着物を着ている時の所作では、手を肩より上には振り上げないように気をつけます。^^;
着物を着ている時だけちょっとお淑やかになります♪
教室の額に入れている手ぬぐいを彼岸花に替えました!
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