テーブルに届けられたミルク
ティーを飲みながら、思い出
していた。
わたしの知っている裕子
は―――
恋と恋人に夢中だった。
少なくとも、わたしには
そう思えた。
裕子の打ち明け話を聞い
ている限り。
そんな人を、いくら一生
懸命好きになっても、ど
うしようもない。
誰の目から見ても、それ
は明らかなことなのに、
本人にだけは、そのこと
がわからない。
でもそれこそが恋、という
ものなのかもしれない、と
思っていた。
つらい恋に身を焦がしてい
た裕子。わたしは、ユイ
ナのようにはなりたくない、
という思いと、
それと同じくらい、わたし
も裕子のように、
自分を見失ってしまうほど
激しい恋をしてみたい、そ
んな思いがあった。
まだ、一度も、本気で人を
好きになったことがなかっ
た、あの頃のわたし。
YouTube
榮倉奈々出演、山下達郎「クリスマス・イブ」特別映画版PV
https://www.youtube.com/watch?v=x8CgehqveLI
ティーを飲みながら、思い出
していた。
わたしの知っている裕子
は―――
恋と恋人に夢中だった。
少なくとも、わたしには
そう思えた。
裕子の打ち明け話を聞い
ている限り。
そんな人を、いくら一生
懸命好きになっても、ど
うしようもない。
誰の目から見ても、それ
は明らかなことなのに、
本人にだけは、そのこと
がわからない。
でもそれこそが恋、という
ものなのかもしれない、と
思っていた。
つらい恋に身を焦がしてい
た裕子。わたしは、ユイ
ナのようにはなりたくない、
という思いと、
それと同じくらい、わたし
も裕子のように、
自分を見失ってしまうほど
激しい恋をしてみたい、そ
んな思いがあった。
まだ、一度も、本気で人を
好きになったことがなかっ
た、あの頃のわたし。
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