かさね られる わかれの
ことばは
さよなら という いみ
だけじゃない
もうすぐ かわされる
であいの ことばの ために
わかれの ことばは あるんだ
こんにちは さよなら
こんにちは さよなら
こんにちは さよなら
あつまって くる
それは わたしが わたしたち
に なること
はなれて ゆく
それは わたしたちが わたし
に いちど もどること
その くりかえしは
まだ ここには ない なにか
に であう ために ある
その なにかが わたしを
すこしだけ あたらしい
わたしに して
もっともっと あたらしい
わたしたちが はじまる
まだ、ここにない、出会い。
※
文章とうより、文節へ。文節
をさらにバラして助詞をさら
にバラして助詞や単語へ分解
してゆく。句読点もなく、そ
うすることのほうが、どこか
リアルだった。
共有可能な独り言へと勝手に
変質するような気がしたんです。