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北軍部、来月から陸路通過を制限・遮断通知

2008年11月12日 | 南北関係関連消息


来月からMDL通過を制限・遮断、北朝鮮軍部が通知


【ソウル12日聯合】北朝鮮の朝鮮人民軍が、12月1日から軍事境界線(MDL)を通じた陸路交通を厳格に制限・遮断すると明らかにした。
 南北将官級会談北朝鮮側代表団の金英徹(キム・ヨンチョル)団長は12日、韓国側軍当局に対し「委任により、12月1日から軍事境界線を通じたすべての陸路通行を厳格に制限・遮断するというわれわれ軍隊の実際的な重大措置が断行されることを正式に通告する」との通知文を送った。朝鮮中央通信が報じた。

 通知文は「われわれの度重なる警告にもかかわらず、軍部をはじめ南朝鮮(韓国)かいらい当局の反共和国対決騒動は危険水位を超えている」と述べ、韓国政府は現在、南北関係の全面遮断という重大な岐路に立たされていることを忘れてはならないと強調した。

 北朝鮮が陸路通行の「全面遮断」ではなく「厳格遮断」措置としていることから、韓国側関係者の開城工業団地などへの出入りがすぐに全面中断されることはなさそうだが、北朝鮮側は今後の韓国側の対応を見守りつつ措置のレベルを上げていく考えと思われる。

 また通知文は「歴史的な2つの宣言に対する南朝鮮かいらい当局の旧態依然とした立場と態度を最終的に確認した」と述べている。そうした立場と態度が宣言に伴うすべての南北合意を露骨に破棄する行為に結びついていると主張し、南北共同宣言と首脳宣言に対する韓国政府の立場を改めて問題視した。

 朝鮮中央通信はこの通知文の内容を伝えながら、韓国政府について「言葉では共同宣言とその実践綱領に当たる10.4首脳宣言に対する尊重と履行に向けた対話再開を騒いでいるが、実践行動としては反共和国の対決騒動に熱を上げている」と述べ、このため韓国軍当局に通知文を送ったと報じた。




上記、北軍部の通知に対する所感は省く。

1970年代、韓国の運動家P氏の著書に
韓半島の統一を阻んできた3っつの要因について指摘していた。
一つはまぎれもなく外勢、二つ目は南北の当局者、三つ目は無関心な民衆。
特に2の南北の権力者が自己の政権維持、野望を追求することに汲々とし、民族・民衆の願望や幸せには目を背けてきた…、という下りは目の覚めるような思いで受け止めた。70年代、南の維新体制、北の唯一指導体制の強化に…。時代は変わったが、やってることは、そんなに変わっていないように見える。

今朝KBSで、ケソンに進出した南の中小企業の困惑した姿が放映された。来年三千里が企画しようとしているケソン訪問にも、不安要素になった。
急転直下、どこかでこの危機的状況を収めることはできないものだろうか!

                               namsang